イマワノキワ

TRPGやアニメのことをガンガン書き連ねていくコバヤシのブログ

東方三月精 1

ZUN&比良坂真琴、角川書店。通称黒月精の一巻目。ようやっと単行本だよウェーイ。ZUNが直接タッチしている公式東方は、いい塩梅にトンチキで好きなんですがこの漫画もトンチキ。比良坂先生の可愛い絵柄で、シューゲ東方特有のお互いあさっての方向に言葉を投げるだけの会話が続くのは非常にグッドですね。やっぱ本家が監修に入ると違うなぁ。
まぁ絵柄とか作品とか全体的に可愛くて。サニー・スター・ルナチャのおバカ三匹が、「なんか」こいつらやられ役扱いだけど、冷静に考えたら強いんじゃねぇの」とシューゲで思っていた面々に毎回踏みつけられるお話が続きます。妖精ってホント幻想郷だと何というか、何というかな存在なのね。でもめげない馬鹿さの三妖精はとってもいいです。僕はルナチャが特に好きです。
んで、合間合い間に霊夢魔理沙の黒紅漫才がちまちまと。シューゲのときは興奮しているからか「よしわかった殺す」みたいな顔してる霊夢ですが、普段はなんつーかみみっちく暮らしている様子がしっかり描写されていてゴラッソグッド。基本フラットな生活に、自分から行事で波風起こす様子は「人生楽しんでいるなぁ」と思います。こんな人がシューゲでは鬼神のごとき問答無用ぶりを……。
まぁ僕はシューゲで提示された、殺伐としそうだが殺伐としない、余裕のある幻想郷という場所がとても好きで。それを丁寧に描写してくれているこの漫画はとっても好きですよ。みんな可愛いし。うどんちゃんのスカートは反重力装置かなんか内蔵してるんか。もろりと妄言が飛び出しましたが、さておき面白い漫画でした。