吉野弘幸＆佐藤健悦、秋田書店。紅い核実験場でも安定して面白いが故に歯止めが無い、エログロ宗教超能力バトル漫画の四巻目。ペラペラめくるとナオンちゃんの下着と裸が凄い勢いでラッシュしてくるので狂気を感じますね。主に吉野先生の狂気でサトケンはつき合わされているだけ、と思っていましたが、全体的な絵のクオリティから考えると嫌々出来る仕事でもねぇなぁ、と思い返したり。
さておき、VS水銀戦が決着、細かいエピソードを挟んでVSポエニクス戦入りかけ、というところ。VS水銀戦で「人知れず闘うダークヒーロー」の部分が崩れたので、終わる準備は見え隠れかな、とか感じたりした。相も変わらずおっぱいおっぱい下着寸止めフルコンとエロス方面に分厚く、その上に悪趣味な（褒め言葉）宗教ネタとグロ趣味を被せたつくり。業が深いねREDは。
おっぱい関係をいったんノイズとして除去すると、相も変わらずサーシャはダークヒーローとして揺るがずいいポジション。血液中の鉄分を装着した4ｔｈフォームとか厨房力満載でグッドナイスです。その孤高の戦士が身を寄せる日常、として見ればナオン部分はイナフなはずなんですが、吉野先生の過剰請求に過剰に応えるサトケンのおかげで大惨事に。
とりあえず、華さんはホントに酷いレズロリガチマゾだなと外国版では削除されるエピソードを読んで思いました。別にカーチャ以外でも美幼女に性的なアプローチを試みれるならドキドキするんかい。ほんとヨシノはしょうがねぇなぁ（褒め言葉）。まぁREDという蟲毒の壷では一見そこまでカルマが深くないように見えますが、エロスグロテクスバイオレンス変態性欲宗教問題厨房バトルと、全方位に業が深く、その上マンガとして面白いのでぐいぐいねじ込んでくるというか何と言うか。
まぁ一言でいうと面白いよね。サトケンはホント絵が巧くなったなぁ。師匠が負傷退場している現在、相変わらずあとがきのスペースを与えられない待遇にもめげず頑張っていただきたい。よーやく敵のボスが姿を見せたので、こっからどう持って行くかが気になるところでもあるしね。うむうむ。
