イマワノキワ

TRPGやアニメのことをガンガン書き連ねていくコバヤシのブログ

金剛番長2

鈴木央小学館。サンデーで一番勢いがある少年漫画の二巻目。ていうか、今オッサンが少年だった時代のジャンプ。なにしろ番長漫画だからね、この二十一世紀に。しかしながら漫画力が異常に高いので、ネタを超越した面白さで読ませるマンガであります。なによりかにより、鈴木先生自身が非常に楽しく描いている感じで。
全体的に異常なまでの展開の速さ、テンポのよさで押し込む漫画であり。この巻だけで念仏編、剛力編をコンプリート、卑怯編も〆を待つのみというところまで引っ張っています。はええ。そのくせ絵が巧くて、漫画にするのも巧いので、食い足りないどころかちょっと胸焼けするほどの濃さ。漫画力の高さでいうと、84.85ページの幼女×イケメン×プリン×キャッキャ×マッチョ×リアクション芸の複合技が異常な威力。
僕はこのマンガ全体的に好きなんですが、あんま話題にならないところでいうと、絵が好きです。キャラクタのデザインが非常にいい。剛力こと拳ちゃんが、どう見てもゴルフしそうだということまで含めて。あと、卑怯番長のデザインレベルが異常に高い。かっこよくて、腹筋と唇がセクシー。金剛番長もイケメンだし。
話のほうは懐かしい感じのワルを真っ向からぶっ飛ばす展開アリ、勘違いした正義を正す話アリ。レトロな中にも、勢いとパワーのある運びでありました。悪七矢といい貝裏鬼といい、ワキのメンツが非常に好漢ぞろいであり、メインの濃い味をいい具合に絞めていますね。拳ちゃんも月美ちゃんも可愛いし、と書くとヒロインの立場がないようですが、三巻収録の話できっちり株を上げてくるのえ、とっても楽しみです。