イマワノキワ

TRPGやアニメのことをガンガン書き連ねていくコバヤシのブログ

おおきく振りかぶって 10

ひぐちアサ講談社。つーわけでおお振り十巻目。高校野球漫画の新しいランドマークになるのかね、という立ち位置のこのマンガ、進みは非常に鈍足ですがやはり面白い。ちなみに今回乗ってるのは第十八回一本です。もちろんアフタで連載してるときは、月跨いでるけどね。
桐青戦が超格上相手にギリギリ食らい付いていく展開だったわけですが、埼玉戦はコールド狙いの処理ゲーム。まぁ勝ち負けはとりあえず見えているわけで、見所になるのは点数以外のところ。「桐青とやったら百回中百回負ける」埼玉のほうの課題は、楽しく部活をやることと、試合で勝つことの落差、なのかなぁ。
試合で勝たなくていい埼玉は、ガッシュガッシュと青春真っ只中しておればいいわけですが。西浦ナインは主役校、野球チームとして色々しないといけません。というわけで槍玉に上がったのは四番で主将、我らが花井。情け容赦のない監督にゴリゴリとプレッシャーをかけられ、胃の痛い展開が続きます。大丈夫かー花井。
そんなこんなで、結局さらっと勝ち。リードしてくれないキャッチである大地と、試合を積極的に組み立てる阿部君の対比が面白い試合だったかなぁ。基本、高校野球漫画はキャッチの試合組み立てとかは「小ざかしい」と片付けられ、あまり描写されないのですが。このマンガでは主軸で重要なので、ゴリゴリと書いてくる。次回美丞戦は桐青戦でやったことを綺麗に逆さに打たれそうなので、また総力戦になりそうですね。楽しみ楽しみ。