イマワノキワ

TRPGやアニメのことをガンガン書き連ねていくコバヤシのブログ

暁のイージス 6

七月鏡一藤原芳秀小学館。イージスサーガ最終巻、でごわす。完結、ですな。途中で掲載誌がブッ潰れるというド級のアクシデントにもかかわらず、そして前の巻までの流れを見るに「どうみてもおわらねぇだろコレ」と思わざるを得ない展開だったにもかかわらず、終わりました。文句なしに、完璧に完結であります。
実際相当な圧縮がかかっているとは思うのですが、漫画圧が全体的に高く、ぐいぐいと読まされてしまったので文句を言っても後付だな、と。まさかゲイザーの話をたった二ページで決着させて、その上で暁では名前すら出てなかったゼロの再登場に繋ぐ力技。そーいう場面だけで構成されている漫画であり、ベテランがベテランである理由というか、テクニックみたいなものだけで一巻出来てます。
んじゃあ話しを纏める小手先の技術だけなのか、といわれれば断固ノ。闇時代から含めれば三十二巻、ダークヒーロー盾雁人の遍歴あってこその無茶であります。漫画は終わることが一番難しい、というのは僕の持論ですが、このくらいしっかり終わった漫画というのも久方で、イージスサーガが好きでよかったなぁ、と心から思います。まさに感無量。両先生方お疲れ様でした。