・ 決勝試合レビュー
とりあえず、ザックザックと自分の試合を振り返る。
※ かなヱVS戦志郎
攻めれる相手には攻め、攻めるタイミングでは攻める積極性を戦術に埋め込んでいたほうが、勝ちは拾える。
ただ組んでいるならともかく、姿勢をいじることの出来る関節まで行くと暴れ自体が不能になるので、組対策はやっぱり突き放しと振り解きだと思うネ。
※ カミロVSハーラ
演出面でがっちり噛みあい、美味しい展開になった。
達人の背面対策はやっぱりバックジャンプだと思うので、ターン移動力2はまともに勝ちたいなら必要。
戦術のステージは、移動戦術を使う段階から、移動戦術を逆手に取る時代に来ていると思う。
とは言うもの、どちらかと言うとバックジャンプで背面を取り返したことより、画面端を背負って背面を消し、カミロが移動に回したCPを空費させたのがデカイ試合。
※ かなヱVS琴音
クリティカル出る時は出るゲームなので、的確な火力を用意して積極性をあげるのは正解なんだと思う。
が、出ない時は出ないのも事実で、そうなった時のリカバリーがないと、攻めは即座にカウンターされる。
柔法相手は特にそうなので、割り切るにしても煮込みたい部分ではある。
※ ハーラVS王牙
ハーラは夢幻掌にしてもバックジャンプにしても、そこが最終目的地ではなく、「ターン差を押し付けている」という状態自体を目指して動く。
なので、「達人の時間に待機バリアを張って待つ」という他キャラなら正解の行動を潰すべく、移動も攻撃もせず有効打を出す意味でも夢幻掌を使っている。
ターン差はどうあがいても取り戻せないパラメーターの一つなので、押し付けれる状況を作れるのであれば非常に強い。
※ かなヱVSハーラ
かなヱが飛びキックではなく飛び膝蹴りなのは、キックにCP入れると距離3から誘われるから。
遠距離戦よりも誘い合いの方が多いだろう、という読みからのビルドだが、結果としては機動戦のほうがはるかに多かったな。
ハーラが今回勝ちを拾っているのは、相手にダイスを降らせないように立ちまわって事故率をさげていたのと、全力攻撃や背面攻撃を悪用して火力を上げ、決定力を上げて立ちまわっていたから。
Ver15以降、軽量級でも火力出せるようになったと思うよ。
※ ミカエルVSハーラ
バックジャンプに対する答えがこれで、天神橋システムには最初から搭載されていた選択肢。
つくづく、るーさんがどれだけ煮込んでいたかがよく判る。
寝っぱでの夢幻掌でも良かった気がするが、どっちにしろ継続戦闘能力にはかけるので、クリティカルされた時点でアカンかったかな。
・ 全体的な分析
全体的に「重い、硬い、巧い」という今までのトレンドが、各種対抗策で丁寧にすり潰された大会だったと思います。
今回出た新手筋をまとめてみると
・ サブターン移動力3達人
・ 遠距離戦
・ 夢幻掌
・ 矮人
・ クリティカル
あたりでしょうか。
クリティカルに関しては、出るゲームな上に出た場合はリターンがデカイので、計算に入れるのは全然ありだと思っています。
自分は博打好きではないので、そこまで狙いませんが。
重いキャラが弱くなったわけではなくて、移動戦術、並びにアンチ移動戦術に対応できない重いキャラが勝ててないというのが現状。
重量級は移動力にペナルティを受けるわけではないので、仕上げ方次第でまだまだ優位だとは思います。
むしろイニシアティブ(と戦型を押し付ける権限)に大きな不利があるので、相手に押し付けてくる
形をどれだけ食い物に出来るかを考えたほうが、重量級に未来ある感じ。
・ 次回
データ的には、そろそろ夢幻掌に手が入りそうな予感。
キャラ的には……決勝まで行った人たちは結構燃焼効率が良くて、お話することねぇなぁって感じ。
新キャラかなぁ……スペック的には二三、触ってないレイヤーもあるので。
とりあえず、拙攻が流行ると思うのでそれを狩れる空蝉使いは強いと思います。