イマワノキワ

TRPGやアニメのことをガンガン書き連ねていくコバヤシのブログ

レッツ青春!!

冒険企画局の新システム、エリュシオンTRPGをオンラインで遊んだよ。僕らはWTRPGの方はさっぱり知りません。
シナリオタイトル:久遠ヶ原ヘようこそ システム:エリュシオンTRPG GM:浅間忍さん
Braveoneさん:高階射手座:16才女性:ディヴァインナイト:仲間 いつもオドオドビクビク、ビビってばかりの小動物系女子。一般的な友情の作り方がわからず、お友達料を払うタイプの関係しか造れないCV:後藤さん(弱)。しかしながら盾捌きといざというときに体を張る度胸は本物で、撃退士候補として事件を解決する中で、真の友情を学んでいく。
シェンツさん:油小路円円:15才女性:阿修羅:凶気 いつも笑顔の上品な振る舞いと、肉感的なボディを持つ上流階級出身の少女。その実殺戮への歓喜と、他人を道具として使い潰す冷徹さを、微笑みの仮面の下に隠した凶女。愛用の武器は大鋏としても使える二刀。友情に飢えた射手座を、甘言を弄して一気に堕とす手練手管を見せる。
コバヤシ:アナスタシア・カラシニコヴァ:10才女性:ルインズブレイド:野心 寒い国からやってきた、兵器開発の天才少女。悪態ばっかついているが、結構寂しがり屋で真っ直ぐなこども先生。柔らかい石の継承者であり、己の開発した兵器で天魔との戦いを終わらせる野望を持っている。最年少にして飛び級で唯一大学生なので、溢れる政治力を活かしてチームの口座を管理したり、撃退士としての依頼手続きをしたり。
というわけで、僕らなりの青春力を振り絞って集まった新入生はこんな感じです。ぶっちゃけそろそろ関節がギシギシ言い始めるお年ごろとしては、ティーンズ大暴れな世界観に斜に構える部分があったわけですが。いざプレイが回転しはじめると、初顔合わせのぎこちなさとか、そこから積んでいく楽しさとか、すっげえ面白い。やさぐれた僕らのロールプレイも、気づけばコンドロイチングルコサミンを摂取したBSの健康番組のオバちゃんのような滑らかさに!!(個人差があります)
いや言い訳できないタイプの撃退士ボトムズ共が集合したんすけどね。看板から想定されるよりはるかに、けっこう青春力の高い出会いをしてました。円円(読みは「まどかまどか」)はヒドイもん(褒め言葉)でしたが、シェンツさんとしてはそこまでヒドくないという。射手座はキャラ要素である不安定感を一気に消化せず、かといって変化がないわけでもなく、キャラの取り回しが非常にうまかったと思います。俺は真っ直ぐこどもとして、あざとい萌えロールをたくさんして面白かったです。
冒企の新作として見ると、初心者が最初に触れるシステムということを強く意識してか、シンプルで処理しやすいデザイン。その上で食い足りないことも、楽勝ということもなく、ゲームとしての歯ごたえをしっかり感じました。アシストのルールが本当に良く出来ていて、判定の主になる人(≒見せ場が多い人)がアウラのやりくり上どうしても連続せず、必ず誰かがサポートに回る。その上で、サポートがなければ上手くいかないバランスなので、サポーターの満足度がとても高いのは非常にいいです。
三人プレイということでPL各位はかなり警戒し、各々が考える仕上がったキャラを持ち込んでいたわけですが、それが巧く行ったりより効率のよいビルドが見えたり、というのも新システムならではの楽しみでした。そういうデータ的な掘り下げを許容するだけしっかりしたシステムだし、そのくせ処理が軽いのでロールの掛け合いを楽しむ時間もちゃんとあった。オンセでPL3人3時間ちょっとだもんなぁ。
シナリオの方向では、時間のフレーミングが巧みで、シナリオを仕上げるハードルが凄く低いし、出来も相当安定しそうな予感。キャラデータのフレームとシナリオのフレームを合わせたデザインは、凄く完成度が高いと思います。最初にいつ終わるか決めて、イベントと手がかりを規定のフレームにはめていくだけで、かなりしっかりしたシナリオになるのは本当に凄い。画期的だ。何が画期的かというと、簡単なだけのシナリオメイキングツールはそれなりに今までもTRPGに内蔵されてたけど、それがシナリオのクオリティを上げるだろうことが画期的だ。
色々書きましたが、システム的にも、メンツ的にも、シナリオ的にもグッドナイスなセッションで、非常に満足し楽しみました。相当なポテンシャルを秘めてるっぽいので、シナリオを書きたいキモチ満載。いいですよ〜、エリュシオンTRPG