イマワノキワ

TRPGやアニメのことをガンガン書き連ねていくコバヤシのブログ

うしおととら:第11話『一撃の鏡』感想

青少年の健全退魔録、今回はまさかの鏡エピ抜擢。
普段は3話から6話くらいを24分にまとめているうしとらですが、今回は1話を膨らませてアニメにする感じのお話でした。
いつもと違う感じで時間が流れていて、ちょっと新鮮だった。

その恩恵を一番受けていたのは、潮が旅に出たので出番が全然なかったメインヒロイン。
中学生らしい甘酸っぱい恋が大増量で、ヒロイン力荒稼ぎだった。
ただ健全なだけではなくて、ちょっとだけリビドーまじりな所が生々しくて好きだな、麻子の恋。
とらちゃんとキャイキャイしてた真由子も含めて、ヒロイン勢に切り込んでいく展開でした。

このお話は潮の日常と非日常が切り離されているのではなく、戦いはどんどん身近な人を巻き込んでいくし、地に伏しても立ち上がる力はなんてことない毎日から湧き上がってくる。
だから今回、中学生の不器用な性欲と繋がった純な恋がじっくり見れたのは、麻子と潮の距離感を確認する上で、大事な気がする。
女の子に(それと自覚されない形だけど)性欲があるって描写は、スケベ根性抜きにして好きだな。
キャラが活きてる感じする。


潮サイドで大事なのは雲外鏡のおんじを登場させておくことで、空間を超えた超常的連絡・移動手段を準備すること。
話を収束させるのに、非常に便利なキャラよね、おんじは。
獣の槍にビビる所とか、おちゃめで可愛いし。

おちゃめと言えば、今回もとらちゃんがモチベ拾いの達人っぷりを披露してました。
萌え萌えシーンではんばっがのことを話題に出しておいて、真由子に感情を取っている描写に繋げ現場に飛び込んでいく流れは見事の一言。
そら真由子も淫夢見るわ。

正直『ぶっちゃけ飛ばしてよくね?』と思ってましたが、アニメーションで見せられると今後に効いてくる部分の多いお話でした。
何よりも、久々に見る麻子はやはり可愛かった……。
何度も言ってますが、うしとら2015は女の子をしっかり現代風にリファインし、原作の地金の良さを違和感なく飲み込めるよう、努力を積み重ねてくれてることが有り難いですね。