スター☆トゥインクルプリキュアを見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年3月3日
プリキュア VS 国家権力ッッッ!!
数多の職業を背負ってきた『プリキュアの親』だが、まさかまさかのメン・イン・ブラック。抑圧的な父との関係を背負いつつ、お嬢様自立への鏑矢が今放たれる…。とりあえずはデコボコ四人組、フワをかすがいに全員集合ッ!
つーわけで、四人目のプリキュア大登場な五話目。ぱぱぱっと手際よく、メインアクターと座組をまず見せてからぐるぐる話を回しに行くスタイルは、目端が利いてて結構好きである。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年3月3日
『ダークカラーペン』つう、悪徳を引き出すギミックを来週まで置いといて、味方サイドを紹介するスペースを作るとかね
先週もチラ見せされていた学園の月、香久矢 まどかパイセンを彫り込む今回。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年3月3日
漫画金持ちのスーパーお嬢様という、非常にプリキュアらしいキャラに、絵に描いたような抑圧親父がひっついてくる。実は一番、パーソナルクエストが解りやすいキャラかもしれんね。
親父は残心中に声かけてくるくそオヤジなんだが、家族は大事に扱ってるし、公僕としてエリートとしての意識は高いし、官邸で記者会見する立場なのに作業服来て現場に出るしで、どーも嫌いにはなれない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年3月3日
全部否定するべきゴミカスとして書かれるより、頑なだけど悪い人じゃない感じの方が、僕は好き。
とはいうものの、親父さんが用意した檻が強すぎて、まどか先輩が窮屈さを感じているのは間違いなく。同時に、敬意と愛情を親と家に持ってんのも嘘ではない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年3月3日
今回プリキュアと”秘密”を獲得することで、まどか先輩の反抗期(あるいは親離れ、子離れ)が始まったわけだ。
MIBというパンチの効いた”家業”と、まどか先輩が(おそらく)初めて出逢ったヒロイックな衝動が対立しているのは、面白いジレンマだと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年3月3日
父は娘に、選良に相応しい気高さと強さを求める。それは”宇宙人”というレッテルではなく、魂の色合い、守られるべき弱さに反応することで輝く。
まどかがプリキュアになれたのは、そういう本質への直感が正しい(と、スタプリは肯定する)からだろう。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年3月3日
しかし幼子を庇い友と生きる道は、父の頑なな”正しさ”と衝突もする。嘘もついている。まどかが構えた正義の弓が、正射必中となるか、乱れを呼び込み的を外すか。
これがまどか個人が、一年間戦っていく物語なのだと思う。ベーシックで骨が太く、独特の味わいもちゃんとある。何しろMIBだからな…マジこの設定考えた人天才だよ…。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年3月3日
乗り越えるべき課題が明瞭だと、キャラが物語にいる意味も鮮明になる。現状、一番濃いのはまどかかなぁ、と思うね。
そんなまどかに強い印象を与えたのが、スーパー自由人(なんだけども、ちゃんと先輩呼びで敬語も使う)ひかるである。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年3月3日
やりたいと思ったことはやる。正しいと信じた道を進む。そのノーブレーキな生き様は、ここまで僕らが観てきたとおりである。”家”に縛られたまどかは、その輝きに惹かれる。
『女と女が出会っちまった、か…』と、思わずモニタの向こうで呟いてしまったが、学園のスーパースターと最底辺、出会ったばかりの二人がどういう友情を育んでいくか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年3月3日
なかなかに楽しみである。”太陽”との付き合い方も気になるけどね。うーむ、どうなるか。
まどかがひかるの衝動主義に惹かれたのは、”家”が押し付けてくる形式を受け入れつつも、それをより善く、より自分らしく改良したいからだとも思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年3月3日
言われたままを丸呑みするのではなく、是は是と、非は非として改めて行く。自分の心に嘘をつかず、守るべきを守り戦うべきを戦う。
守旧と革新のバランスを上手く取って、”家”の重さを強みに変えていけるのなら、コレは面白い物語となるだろう。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年3月3日
自由奔放に思えるひかるも、堅物じーさんとの家庭内ゲヴァルトが待ち構えていそうではあり、”家”はスタプリの焦点の一つになるんかね?
今回はフワが積極的に新キュアに働きかけていい仕事をしていたが、あの子が『バイバイ!』って元気に挨拶した結果、まどかに嘘がバレる展開が好きで。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年3月3日
子供が朗らかに挨拶できねー正義とか、マジ信頼おけねぇからな。フワちゃんはご挨拶できて良いねぇ…。
ちゃんとバイバイという。ご飯を差し出す。フワは外見通り幼くイノセントで、しかし人として大事なことをちゃんとやりきる(宇宙生命体だけども)
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年3月3日
その無垢さが、”家”に囚われたまどかから”自分”を引き出す構図は、なかなか綺麗で好きだ。年長キャラ独自の立ち回りだなぁ。
相変わらずプルンスがむっちゃ体張ってたり、『プリキュアでは後輩』なエレナ先輩が変身アイテム出すのに戸惑ってたり。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年3月3日
細かい所の描写精度が高く、『ああ、コイツラこういうキャラでスタプリこういう話なのね』というのを、効率よく消化できもした。作り込みがいい方向に行ってる印象。
三人同時変身での合唱は、期待していた以上の気持ち良さだった。セレーネも加えて四人になった時、どんな音が生まれるか楽しみだ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年3月3日
そして小松未可子は流石の歌唱力だった。お歌変身はキャラの個性、担当声優の個性が強く出て、良い演出だと思う。
バトルの方は初変身回ということもあり、お淑やかさを活かした強キャラムーブ。”月”繋がりで、少しキュアムーンライトっぽくもあったな。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年3月3日
程よい策士力で見せ場を準備してくれるテンジョウさんは、やっぱ良い敵キャラである。高地優位を生かしての打ち下ろしは、弓使いの晴れ舞台だねやっぱ。
キュアセレーネの初陣は、自分の中から湧き出る正義の輝きと、愛すべき人に嘘をついた陰りの入り交じるものとなった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年3月3日
プリキュア活動の中で己を見つけ、名前通りの”真円の月”となれるのか。その時、新たに出会った運命の仲間はどんな役割を果たすのか。来週以降のまどかとプリキュア、楽しみですね。