ぼくたちは勉強ができない を見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年5月25日
ピンク髪の新ヒロイン教師が猛追を見せる中、三人娘は今日もむっつり。電話で繋がる肌色空間で、それぞれの思いをお湯に反射させつつ、甘くて酸っぱい青春模様が展開。
そんな横一線から、アクシデントの力を借りてうるかが出る…出ない…出る…どっちやねん!!!
っていう塩梅の、お風呂&うるか二本立て。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年5月25日
『主人公が真面目で誠実すぎて、お風呂ハプニングが起こしにくい…なら携帯電話で繋げばイイじゃん! ナイス文明の利器!!』という発送が天才過ぎて震える。コイツ…かなりの天才(ラブコメNARUTO)
昔から『目病み女に風邪引き男』といいまして、適切な"隙"は愛嬌の足場であります。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年5月25日
わりとパーフェクトだった成幸に、ガジェット音痴を付けて可愛げをUP。コメディ部分がスルスル流れ、肌色サービスに飛び込むチャンスもガッポリだ。
まぁやり過ぎると、人工甘味料の味が濃いポンコツになるけどな…。
第1エピは露骨な肌色サービスと、色々あった変化の現状計測を同時にやってて。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年5月25日
色々甘酸っぱい青春を重ねた結果、三人娘はすっかり成幸LOVEである。自覚のあるなしは別として。
文乃が将来のキツいポジションを予告するように、自分の情欲を押し殺していたのは面白し、胸痛しって感じ。
人格幼稚園児ロボであり理珠は、初恋微熱に気づかないままどんどんぶっ壊れていて。こっちもそのうち正面衝突するのだろう。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年5月25日
うるかちゃんはBパートでメインターンが巡ってきたけど、このタイミングでこのイベント…そら『一時停止』だよなぁ…踏み込んだら勝っちゃうもん。
連載ペースその他諸々との兼ね合いで、ラブコメはGOとSTOPが極端になりがちである。九割の『止まれ』にジリジリしつつ感情をタメて、枷が外れた『進め』でガーッと突っ込む。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年5月25日
その時の勢いを出すためにも、『止まれ』を甘酸っぱく可愛らしく描けるかは大事だ。そういう意味では、うるかちゃん満点。
ラブコメはいつでも『進め』出来るように、恋を暖気しておく必要があって。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年5月25日
自分の気持に気づかない鈍感ロボと、プレーンな『いい人』の座組では温度が低くなりすぎなので、うるかちゃんは初手から温度全開、成幸LOVEを健気に回し続け、作品全体のテンションを保ってくれている。
しかしその立場は、温度低かった恋のエンジンが本格始動するまでの『つなぎ』とも言えて、気持ちの温度差(≒ラブコメのドラマツルギー)を抱えていないうるかちゃんは、かなり不利な勝負を最初から強制されている。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年5月25日
いわゆる『負けヒロイン』という立場が、最初から見えている。
ん、だけども。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年5月25日
うるかちゃん個人のニンの良さ、可愛げ、人格の強さが上手く描けた結果、機能を超えた共感というか『んもぉおおお、うるかちゃんが勝ちで良いでしょ! 凌辱がないでしょ!!』と叫ぶぼく勉泣き虫("クライベイビー")サクラが爆誕することになる。
実際うるかちゃんが『止まれ』で足踏みし続ける内面は上手く描けていて、踏み込みたいけど踏み込めない、変わりたいけど怖いアンビバレントが、健気に甘酸っぱく迫ってくる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年5月25日
いや、成幸の問いかけを留保した時『何故YESと言わん!』ってなったけども(ラブコメ藤巻十三)
玉砕した後の荒廃を思えば、決戦は怖い。そんな臆病さこそが本当で、受験に猛進する成幸の邪魔をしたくない気持ちは、あくまで皮相と静かに分析するうるかちゃん。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年5月25日
なんと健気な子なんだ…全然…全然ズルくないから! 超純真・仮面ライダークウガだから!!
なんか今日全体的に比喩とテンションがおかしいのを自覚したけども、まぁこのままエンジン緩めずに行こう。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年5月25日
とまれ、成幸くんも恋の予感に甘酸っぱくドキドキしつつも、踏み込みをスカされ、『止まれ』で足踏みである。
何しろ五人目のヒロインは出てないし、四人目とは関係構築中。
二人目は恋心以前になんか人格全体をポンコツロボから鍛え上げなきゃダメだし、一人目はすげー厄介な観測者袋小路に身を落としている。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年5月25日
一人トップに立ち、"ラブコメ"を牽引するタグボートは空回りするしかないのだ。そこで素直にYESと言えるなら、すれ違いラブコメは成立せんのんじゃ!!
そんな構造は理解しつつも、『お前が好きな人って俺?』『うん…(潤んだ瞳、鳴り響くHoneyWorksの異性愛ソング、迫る唇、うるかちゃん大勝利)』っていう展開を、一瞬夢想した。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年5月25日
解ってたさ…ただの夢ってことは。でも…いい夢だった。(ラブコメカオスヒーロー)
今後もうるかちゃんは熱量高くラブコメを引っ張りつつ、要所要所で足踏みして、その臆病と健気を印象づけてくるだろう。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年5月25日
成幸くんに一回踏み込ませて、うるかちゃんの決断でバクステ擦らせることで、主人公の株を下げないよう巧妙に立ち回っている所が、なお憎い。誰も悪くないんや…。
現在天下のジャンプで週間連載中の原作を思えば、アニメがどこまで展開するかは解らない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年5月25日
ヒロイン全員がスタートラインに着く所まで行かないかもしれないし、なんか重ためのドラマがうねるかもしれない。どっちにしても、うるかちゃんは作品のタグボートとして、孤独に泳ぐことになる。
その孤影がちゃんと可愛いのは…彼女がラブコメという巨大な機械のいち部品ではなく、一人格、一少女として心身ともに柔らかく描かれているのは、とてもいいことだと思う。少し残酷だとも思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年5月25日
好きになれない子だったら…『勝て!』って思うこともないのにね…。
まぁうるかちゃんの乙女心、物語内部の立ち位置、ラブコメのお約束…すべての要素が『YES』を閉じ込めるエピソードではある。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年5月25日
唯一絶対の交際ゲットという、ゴールは見えつつ足踏みする。イライラして、ジリジリして、モヤモヤする。そんな愛おしい『タメ』をどれだけ美味しく食わすかが業前なのだ。
そんなことを思う、主人公とヒロインの甘酸っぱいすれ違い回であった。ほんっっとうるかちゃんは偉い。可愛いし、よく仕事するし、温度も保ってる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年5月25日
高性能ラブコメサーモスタット以上の人間的描写も、しっかりやってくれる。贅沢を言ってはいけない…解っているが俺の中の"悪魔(デヴィル)"が…。
時折凄く切ない領域に加速しつつ、少年と少女のポルカは続く。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年5月25日
誰かを選ぶことなく、ずっと幸福な時間を共有して、甘酸っぱく温まったい。
お風呂みたいな青春の多幸感、友情の手触りを気持ちよく描けてるのも、このお話の強みだなぁと再確認もした。全体的に『止まれ』部分の書き方が良い。
しかし恋の歯車はジリジリ、確実に進んでいく。文乃は成幸のたくましい腕に抱かれた質感をむっつりと反芻し、理珠は理系ロボの頭脳を甘い感情で壊されていく。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年5月25日
先生のツンツン鎧も、もう錆だらけだ。マージで先生周りの"崩し"は巧い。タイミングとパーツが良い。
それが決定的な衝突を迎えるまで、一進一退のコメディは続いていく。来週も賑やかに、いろいろ起きそうである。楽しみだ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年5月25日
水泳部の友達を見れば判るように、基本善人がみっしり詰まってる世界なんよね。その優しさが、いつ青春と友情の仇になるか。アニメでそこまで踏み込めるか。そこも楽しみ。