ゲキドル：第6話『人形の家』感想ツイートまとめ

ゲキドルを見る。
ドールが見せる緑色の夢に誘われ、あいりは舞台を降りる。
代役として指名されたせりあを、”本物”にするべく叩き込まれる指導。
エゴとエゴがぶつかり合い、秘めた獣が牙を剥く。
加熱する舞台が蘇らせるのは、痛みに満ちた真実。
ここは舞台。狂気が踊る、人形達の家。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年2月10日

そんな感じの機械人形にバブってオギャる！　トラウマ炸裂流れる涙！　まだまだ行くぞ何処までもッ！
まさに絶　好　調！！　ゲキドル第六話である。
『世界には二種類ある。激ドル最新話以前と、放送以降だ』という文言が、まことしとやかに半径五メートルで囁かれる昨今。
やっぱ想像を超えてきた。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年2月10日

人の夢を吸い上げるドールは機械の瞳に嫉妬を燃やし、優等生っ面の主人公は幼児退行したり獣をむき出しにしたり忙しく、昼行灯の劇場主は異様なインテリジェンスを剥き出しにし、悪党は甦る記憶に滂沱の涙を流す。
何が起こっているのかさっぱり判らんが、やっぱり面白い。ゲキドル…やはり”龍”…。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年2月10日

第1話で感じていた『こんだけ要素ゴタマゼにして、一体何がしたいんだ…』という疑問が、話が異常加速を始めたあたりから設定と噛み合い始め、サイコサスペンスとカタストロフSFに地下アイドルど根性物語とじっとりした百合が絡む、得も言われぬ怪物アニメとして駆動してきた。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年2月10日

なんとなーく乗りこなしている風味だった都市消失現象はやっぱり大惨事であり、少女一人（あと鳥海声の悪いオジサン）の過去と精神をぶっ壊すのに十分であった。
せりあの心が軋むたびに、背景でしか無かったはずの破滅のオーロラに、異様な説得力が宿っていく。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年2月10日

それに引きずられるようにあいりのエゴも加速し、過去の因縁、TMシステムを巡る謎も加熱していく。
未だ全容はさっぱり判らんが、とにかくなんか凄いのがウネッてる迫力はイヤというほど伝わる。
ゲキドル、いったい何処へ行くのか。
六話になっても判らない。素晴らしい

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年2月10日

というわけで、出だしからして時系列シャッフル、砕けた人形に涙雨、影を背負った悪党の顔である。
『（ご覧のアニメは地下アイドル劇団青春物語です！）』というテロップを出してもいいくらい、わけのわからないスタート。これがゲキドルだッ！！
©ゲキドル製作委員会 pic.twitter.com/B1Eo5xj4WF

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年2月10日

一体なぜ、ドールは砕け散ったのか。そこに流れる涙は、何を見据えてのものなのか。あからさまに抱え込んでる感情が重たい竹崎の表情に、隠されたものとは。
えー、全然分かりません。この話を最後まで見ても、『え、そういうこと？　どういうこと？』という感想になる。
だが、何かが確かに伝わる。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年2月10日

そういう異様な迫力みたいのはずっと作品に宿っていて、これは結構ロジカルに物語の骨組みを編んでるからだと思う。
言うべきこと、描くべきものはしっかり見据えた上で、出し方とタイミング、組み合わせが尋常ではない。
今は懐かしき”深夜アニメ”の真骨頂で、ジジイとしてはかなり興奮する。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年2月10日

『演劇アニメがアヴァンギャルドやらんで、誰がやるんだ！』と言わんばかりの”圧”が、出だしから荒れ狂う。
まぁもう半分折り返しだし、このノリこの組立についてこれてない人は視聴止めてんだろ正直…俺は毎週、欠かさず見るけどね！
中毒性と予測不可能性は、ぶっちゃけ今期一位だと思う。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年2月10日

ハイというわけで、時間軸巻き戻りましてノンビリ萌え地下劇場アニメの開始です。
あいりが足をパッキリやったので、まーた”アリスインデッドリースクール”は上演の危機。
かをちゃんが演じるド下らねぇ救済プランを真顔で蹴飛ばし、あいあい先輩は惚れ込んだ女一本気、戯れなし！
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— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年2月10日

一生ゲンドウポーズ取りながらバッキバキにせりあ追い込んでいくのも、無機物とマジモンの嫉妬バトルを繰り広げるのも、死ぬほど面白くてたまりませんあいりさん…。
ドールの瞳に宿った殺意が、被造物が背負っちゃいけない”色”しすぎてウケる。ゼッテーロクでもねぇ技術だ…。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年2月10日

あいりの前のめり過ぎる指導は、自分が体現する”創る芝居”と、ドールが体現する”真似る芝居”の綱引きでもあろう。無機物に惚れた女を取り込まれそうだから、焦ってるってわけじゃないのよッ！
しかし五年前で時間が止まったままのあいりは、誰かを真似ることでしか自分を表せない。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年2月10日

魂の在り方としてはドールに近く、だからこそ失われた”アリス”を重ね、緑色の夢の中時を巻き戻す。
無機物に一生オギャっていたい切実さを反射させて、苛烈な現実の文句言い続けてるのマジ凄いよな…こうしないと、生きられないくらい精神バッキバキなの気づかれてないのも。
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— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年2月10日

愛美の晃への抱擁が、ライトな感じの百合消費で終わるのか、はたまたタールのように濃厚なリビドーが込められているのか。
そこら辺も気になるところだ。
どんだけあんま嬉しくないサービスぶっ込んだところで、正気のアニメじゃないってのはバレてんだから、アクセルベタ踏みで全領域勝負して欲しい。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年2月10日

せりあの狂気を嗤うのは簡単だが、無機物のバブみにオギャるクレイジーは、世界に刻まれた傷の深さを教える。
狂わなきゃ（そして狂ってる内面を完璧に取り繕わなければ）生きていけないほどの傷が、この世界にはある。洒落にならなさそうなデカいカタストロフは、やっぱ洒落になってなかったのだ。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年2月10日

せりあという個人を掘ることで、作品世界が持ってるいる深い傷が見えてくる遠近法は、やっぱりすごく面白いと思う。
『なーんで世界崩壊させちゃったかな…』という第一話での疑問に、こういう形で答えが帰ってきて、脳髄をスコンと気持ちよく殴られている。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年2月10日

同級生のガチヤバさを知る由もなく、でけー花輪を用意するまこちんの善良さが、愛おしくも痛ましい。
お前の想い人は、正気の善人じゃ絶対に追いつけない領域にぶっ飛んでんだよなぁ…。
対抗馬は過去拗らせた演劇修羅と、無垢なる機械の怪物です。か、勝てねぇ！
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— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年2月10日

舞台に上がっているものも、それを見るものも、TMシステムが加速させる感情の異様さに気づかない。
ここで、ただの気のいいおじさんだと思ってたミノさんが”理解者”っ面で一人正気なの、あまりに不意打ちで面白すぎる。
アンタ、ただの書割じゃなかったのね！　いやまぁ、立ち位置的にはそうなるか…。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年2月10日

観客のガンギマリ眼みても尋常じゃないのだが、それを赤く駆動させてるドールの変化は、一体どのようにして生まれたのか。
おそらく”アリス”と名付け思いを寄せた、せりあの行動がトリガーだとは思うのだが。
TMシステム周辺の謎が深すぎるな…SFサスペンスしてきた！（最初からそうです）

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年2月10日

システムに取り込まれず舞台観てるのはもう一人いるが、こっちはこっちで恋心と演劇への執念でバキバキに焦げ付いており、凄い速度でエゴを叩きつけてくる。
『コピーに意味なんて無い！』と断じるあいりの言葉が、虚無に模倣を詰め込むことでしか生きれない少女に火を付ける。
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— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年2月10日

ここのスイッチの入り方、”アリス”なのかありすなのかせりあなのか、全てがグチャグチャになってる大混乱の見せ方は大変素晴らしかった。
あいりが本気でエゴを叩きつけることで、ようやく控えめな優等生の仮面にひびが入る。
漏れてきたのは獣のような叫び声、ずっと残響する痛みだ。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年2月10日

それに身体を伏せるせりあに、足を痛めてるせりあが一瞬正気に戻り、ヨタヨタと近寄る芝居も良い。
凄まじい狂気とエゴがぶつかり合ってるのだが、同時に体温のある優しさも感じる。ひどく人間的な場面だ。
そういう熱量のある混沌が暴れるから、芝居は面白くなる…のか？

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年2月10日

『その前に投薬とカウンセリングなんじゃねぇかな…サバイバーズ・ギルト凄いぞこの子…』って感じではあるが。
モノクロの記憶の中、鏡合わせの虚影が踊る。誰がありすで、誰がせりあなのか。
何を奪われ、何を取り戻したいのか。閉ざされた扉が開きかけ、獣の瞳が細められる。
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— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年2月10日

それが傷ついた少女の声で正気に戻り、いつもの萌えなキャラデザを再獲得していく。
正気に戻った…とは、もう言えない。
ズタズタの内面を覆う便利な仮面は、しかし必死に生き延びてきたせりあの現在そのものでもあって、あいりの苦しみに共感する優しさもまた、誰かの真似ばかりではない…はずだ。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年2月10日

まこちんを強く惹き付けただろう、控えめな優しさ。
それこそが借り物でしかなく、失われたものを殺さないために決死に演じられていた鏡像だということは、後に判明する。
自分が失ったものを認識しないために、自分にかぶせた仮面。虚空を覆う嘘の殻。
しかしそれは、偽らざるせりあ自身でもある。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年2月10日

虚実の境界は狂気と優しさを媒介にして入り混じり、何が本当なのかさっぱり解かんなくなっていく。
この混濁した酩酊感は、非常に劇的であり劇場的でもある。ワクワクするし、先が見たくなる。
いずみの芝居に惹かれ、演じることで取り戻そうとしたせりあの”自分”は、どんな顔をしているか。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年2月10日

そこにあいりが、どう寄り添えるのか。
狂気のサスペンスだけが加速しているようで、演劇を通じて絆を獲得し傷を癒やしていく青春群像劇も、かなり元気に踊ってんだよな…ホント変なアニメ。
こういうところのグリップの良さが、作品全体を加速してる感じはある。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年2月10日

”アリスインデッドリースクール”千秋楽に向け、状況は加速していく。
竹崎といずみは連れ立って劇場を目指し、かをちゃんは酒に溺れつつインテリ蔵書に流し目し、せりあは秘められた赤い傷に目を向ける。
かをちゃんが一生ミサトさんみてぇな動きしてるの、マジ面白いな…。
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— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年2月10日

冷静に考えれば、あんなオーバーテクノロジー運用してんだからかをちゃんインテリで全くおかしくないんだが、そういう素振りがここまで一切なかったので、唐突にぶん殴られつつ奇妙に納得するという、不思議な体験になっている。
竹崎との因縁と合わせて、後半のエンジンはココかぁ…。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年2月10日

TMシステムの評価が『都合のいい舞台装置→闇のアイカツシステム→人知を超えたブラックボックス』になっていくの、ほんとこの作品らしいな、と思う。
『あー、そういう感じね…』で一旦飲み込んだものが、胃袋を食い破ってピギーッ！　と叫びだす体験を、何度もしている。疲れるが楽しい。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年2月10日

くまの人形”ありす”に秘められた、記憶にない傷。覆いを外し、暴かれるもの。
あいりと魂をぶつける中で、　せりあが隠していたものは表に出て、自分と他人に共有されていく。
今回の話は、様々なクローゼットを力技でブチ壊し、真実に近づく話…であり、そこからまた謎が増える話である。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年2月10日

そして動き出す運命の千秋楽。
主演と元主演は関係が拗れに拗れ、無機物は強めの視線を人間様に投げつける。
観客の視線は虚ろに操作され、竹崎は衝撃に顔を歪める。全体的に、顔面と眼力が強すぎるなこの公演…。
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— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年2月10日

かをちゃんとミノさんが一般人の仮面を投げ捨て、エヴァの暴走を為すすべなく見守るオペレーターみたいな立ち回りをする中、暗闇の中甦る記憶に苛まれる者たち。
竹崎…お前も傷追い人かよッ！！　やっぱ都市消失現象、トラウマまみれの大惨事だったんだな…。
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— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年2月10日

明らかにTMシステムとドールが人智を超えておかしいわけだが、認識自体をハックしてくるので異常性に気付ける人が少なすぎる。
本気だすと大概天が乱れる悪魔の機械は、一体どこからやってきたのか。何と繋がっているのか。
解ってる風味のかをちゃんは、何も教えてくれない…。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年2月10日

ただ心揺さぶられ記憶の扉が開いた人たちは、皆何かを決意してはいて、そういう意味ではショック療法というか、トラウマを緑色の爆弾でぶっ飛ばすというか…。
いきなり隣で知らねぇ女の名前をつぶやき、上司に号泣されたいずみのドン引き加減がいい。
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— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年2月10日

ドールは正しく機械的存在、人の欲望を反射する人形であって、あくまでせりあが望んだものを返す。
癒やしと偽りを求めるなら、時間を巻き戻して夢を見せるし、真実を求められればそれを手渡す。
非常に純粋な存在なのだと思う。歪んで見えるのならば、それは使う人間の問題なのだろう。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年2月10日

熊の”アリス”に心を支えてもらっていた描写含め、結構”人形”とは何かを考えた話だなー、と思う。
人に似ていて意志を持たず、白紙だからこそ様々な思いを投影できる。
それはどんな舞台も実体化出来るTMシステムと同じ、夢のカンバスだ。都合のいい悪夢も、残酷な真実も引き出せる。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年2月10日

せりあは真実を求めた。
暴かれるのは、双子の入れ替えトリック。
いつも日陰に置かれる妹を、せめて慰めてあげたかった思いが、最悪の別れを生んだ悲劇。
控えめで目立たないありすを消さないために、せりあは”引っ込み思案の優等生”でなければいけなかった。
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— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年2月10日

ここの真実開陳は、『そ、そうきたか～～～！』という驚きと同時に、世界認識を歪め自己像を軋ませてまで、手の届かない場所に消えてしまった妹をなんとか止めようとする、せりあの必死さが突きつけられる場面だった。
狂ったのは、狂わなければ生きていけないから。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年2月10日

何かを反射する人形だったのは、追い求めるべき実体を自分の手で殺してしまったから。
破局の記憶に蓋をし、虚無に自分を押し殺して、居なくなったありすを演じる。
AliceがCeliaに転じられれば、あの子は消えずに生き続ける。そうじゃなきゃ、私も生きられない。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年2月10日

しかしそうして被った仮面の奥で、優秀で朗らかなせりあは確かに息をしていた。
ありすの代用品ではなくせりあ自身として、罪悪感を超えて生き続ける道を探していた。
そうして、演劇に出逢った。
空っぽな器に、”自分”を宿せる何かを、せりあはそこに見つけたのだ。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年2月10日

それが救いとなるのか、新たな苦しみの源泉となるのか、誰にも分からない。
だがドールは、緑の幻を超えて青い真実を求めるせりあの思いに応えて、全てを暴いた。
そこから、また新しい物語が始まる。
さよなら、私の人形、人形の私。
ドールの瞳は、何を見ているのか。
©ゲキドル製作委員会 pic.twitter.com/zQN7tuWOSS

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年2月10日

かくして砕けた心を抱いて、せりあはあいりの元へと戻る。ひ、樋口…。
同じ頃、ドールは”アリス”の外装を剥がし無垢なる人形に戻って、かをるの元を尋ねる。
『そういうことか』って…かをちゃん、どういうことなの！？　説明してよッ！！
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— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年2月10日

自分がいることでせりあが”アリス”を投影し、都合のいい夢に溺れてしまうのなら、自分が壊れてせりあを人に戻す…ってことか？
たった一話でカタストロフの生存者、真実を知る賢者としての顔を分厚くしたかをちゃんが、今後語るだろうTMシステムの真実に、要注目である。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年2月10日

いや真逆、こんな設定とドラマのシンクロが襲いかかってくるとは思ってなかったけども、置かれた要素を拾っていくと必然の展開ではあるんだよな。ゲキドル、そんなんばっかや…。
竹崎の記憶惑乱と合わせて、まだまだ謎は多い。行くぞ後半戦ッ！

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年2月10日

つうわけで、主人公が自分の歪みを認識し、それをヒロインに預けて次回に続く…って何その落下物ッ！？　これで冒頭に繋がんのね！
なんかちょっとエロティックな気配も漂いつつ、いい感じの再出発をキメて終わらない。
これがゲキドルだッ！！
©ゲキドル製作委員会 pic.twitter.com/SPxELKPRg9

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年2月10日

そういうクレイジーは横に置いて、あいりがせりあの狂気を、真摯な強さとして肯定する流れはとても好きである。
『狂気狂気と囃し立てる前に、狂わなければ生きていけないほどの傷の深さを、ちゃんと見るべきだったなぁ…』などと、我が行いを反省したりもした。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年2月10日

これで空っぽになるしか無かった自分、そうすることで守りたかったもの、それを受け止め支えてくれる誰かをせりあが認識したわけで、”せりあ”本来の優秀さが動き出す…のかなぁ？
完璧なコピーを演じる劇才は、虚無というより才能過剰に由来するものだったワケね…。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年2月10日

せりあの異常に拗れた軋みは、自分の中にある喪失を誰も共有してくれない孤独から生まれていると思うので、あいりが抱きしめてくれて良かったな、と思う。
それはそれとして、第4話で炸裂した緑色の情欲と、それで火がつく恋心をどう転がしていくかは楽しみだ。
エロスの描き方が独特よなこのアニメ…

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年2月10日

というわけで、今週も『第6話が放送された後の世界』を生み出して、ゲキドルの疾走は続いていきます。
毎回衝撃の新事実が叩きつけられ、アニメのジャンルが変わるので、非常に新鮮な視聴感覚です。
演出もドラマも設定開示も、全てが想像を超えていくなこの怪作…。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年2月10日

その癖、巨大な災害で家族を奪われた苦しみとか、そこに寄り添う存在の温もりとか、魂のぶつかり合う場所としての舞台の意味とか、トンチキだけじゃない真っ直ぐな要素も、なかなか太く暴れてんだよな…。
ショックとサプライズだけで勝負はしない、骨の太さがどっかにある。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年2月10日

誰が”ありす”を殺したのか。
砕けた人形に降る涙雨は、どんな過去を洗い流すのか。
一体ここから、どんな物語が展開するかサーッパリ読めない、超SF演劇百合青春群像劇。
色んな事が起きるけど、演劇にアイドルに青春に、皆頑張ってます！　嘘じゃないです！
次回も楽しみです！！

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年2月10日

追記　舞台で芝居してるときのほうがよっぽど落ち着いてて、ステージ降りてる時が異常にドラマチックという、転倒した面白さも生まれてるな……人生は劇場なのだ。

追記
泣いたり笑ったり怒ったり発情したり、せりあとあいりの精神は凄まじい速度で沸騰と鎮火を繰り返す。
その怪物めいた加速度と野放図さが、二人の”役者”としての底知れない才能を予感させて、演劇モノとして奇妙な安定感があるのは面白いなー、と思う。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年2月10日

今回せりあが見せたの亜音速のキレ方とか本当に凄いんだけども、『こんだけ感情が出るなら、そら怪物級の役者だよな…』みたいな納得があって、サイコサスペンスと演劇物語が不思議と接合すんだよな…。
相当な技芸であると同時に、単純に見てておもろい。瞬間湯沸かし器過ぎるんだもんホント…。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年2月10日