イマワノキワ

TRPGやアニメのことをガンガン書き連ねていくコバヤシのブログ

プレイレポート 21/04/05 ブラッドパス『シャドウ・イン・ザ・ミラー』

昨日ははじめましてなお二人と、”シャドウ・イン・ザ・ミラー”を遊びました。

シナリオタイトル:シャドウ・イン・ザ・ミラー システム:ブラッドパス GM:コバヤシ

リナリアグラディウス:外見29才男性:貴種/火華 己を一本の剣と孤独に鍛え上げた、古き夜の一族。人生を楽しまず、誰も頼まず、寡黙に孤独に進み続けるその背中には、過酷な運命の影が匂う。
律樹さん:井鷺聡一:47才男性:金愚/謀智 ただただ報酬を目当てに、SIDに身を寄せた元詐欺師。夜の世界に馴染まぬニュービーっぷりと、人生の酸いも甘いも噛み分けた苦味が同居する、彫りの深い人格を持つ。

この二人で、6回目の”シャドウ・イン・ザ・ミラー”でした。楽しかった!!

はじめましてということで大変緊張してプレイに望んだのですが、おふたりとも大変上手くて熱があり、GMとしてはそこに乗っかってスルスルとロールと展開を引っ張り出され、ありがたい限りのセッションとなりました。
特に自分のやりたいこと、望む展望を言葉にして相手に預けるテクニックとマインドが大変優れていて、初対面のぎこちなさがあっという間に溶けて、緊張なくゲームに没頭できました。やっぱここら辺のサイン出しがスマートな方と同卓すると、非常にやりやすい。自分も周りを見ながら、振り回しすぎない程度にノビノビと遊べたかなー、と思いました。
世代や環境の差もあるかなー、と始まる前は身構えていたのですが、やはりTRPGはそういうモンを超えて心を繋げる遊びであり、気付けば丁々発止のロールプレイ合戦、たっぷりと味あわせていただきました。

結構準備が必要で、始まってからも乗りこなしが難しい類のシナリオかなと思っているのですが、お二人の協力的で熱のあるプレイに後押しされて、大変面白く物語も進んでいきました。永世者の孤独を頑なに抱えつつも、何処かに青い幼さを残す吸血鬼と、シビアな現実感覚を持ちつつ可愛げと情が垣間見える人間の物語は、大変チャーミングであり、宿命の重さ、絆の強さも感じられ、一観客として強く惹き込まれました。
なんとか楽しく遊びきれてほっと胸をなでおろすと同時に、それ以上の充実感、特別な時間を共にできたのだという実感が胸にあふれて、心地よい疲労とありがたさを感じながらセッションを終えることが出来ました。大変楽しかったです。

というわけで、大変良いセッションでした。同卓していただいた方、ありがとうございました。