プロセカイベスト”きっと最高のSummer!”を読む。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年8月2日
臨海学校の課題として、クラスの枠を超えてミュージカルをやることになった穂波、咲希、こはね、えむ。
海におしゃべり、楽しく練習!
でも、どこか音色はチグハグで…
というお話。担当メンの枠を大きく越えて、宮女一年全員集合の賑やかな仕上がり。
臨海学校という特別なイベントの力を借りて、今まで比較的コンパクトに繋いできた縁の網を、ドバっと広げるエピソードだった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年8月2日
イベスト読了後、華やかなエリア会話が一気に増えて『解き放たれたな…』って感じがすごかった。仲良きことは美しき哉。
お話の方はユニット混合チームがミュージカルに挑むが、それぞれのカラーが違って大変!
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年8月2日
…ってところを、えむちゃんが先導する形で練習に励み、朗らかに交わり、場繋ぎのマジックショーもこなして大成功! 笑顔の大団円!! という運びである。
ユニット・メンバーごとに音楽やステージへの習熟度、才能が違ってるのが”カラフル”を冠する物語としては面白いと、常々思っているのだが。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年8月2日
フェニランのキャストとして、板に演目を乗っけて銭を貰ってるえむちゃんの、舞台度胸と芝居への理解が際立つエピソードだったと感じた。
彼女は言語化が得意なタイプではないけど、ミュージカルという音楽と芝居の間にあるジャンル(ワンダショの十八番)に慣れ親しんだ表現者として、歌唱を一緒にやるこはねにコツを伝え、学びを導いていく。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年8月2日
普段溌溂と幼い顔が目立つだけに、その姿は新鮮で頼もしかった。
これがストリートパフォーマンスだったらこはねが、ロックサウンドだったら穂波と咲希が引っ張る立場だったのかなー、と思うと、そこはちと違う感じもある。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年8月2日
彼女たち三人はまだ入門者というか、誰かを引っ張る経験値が全面に出るキャラクターではない感じ。
実際演奏担当の二人は、レオニで一番音楽を知り技量もある志歩先生の影響に、知らず縛られていたことがチグハグの理由になっている。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年8月2日
志歩の真摯なアドバイスを受けて、そのフレームから意識して外れることで、新しくて楽しい音楽体験へと自分を進めることも出来た。
”弟子”が成し遂げた新しい音楽に、観客席(から、あんまりにも親身に身乗り出して助けてるけど)の志歩が驚いてる描写が、大変良かった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年8月2日
やがてホームに変えるとしても、ここで交わった音楽、新しい出会いがかけがえのない変化を連れてくる。
穂波の最後の言葉は、エピソードの意義を的確にまとめる。
音楽一本で突き進むのではなく、浮き輪を付けての楽しい水泳やら、練習の合間のおしゃべりやら、同年代の友達とどんどん仲良くなっていく姿が生き生きと描かれていたのも、大変良かった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年8月2日
えむちゃんの無邪気とこはねの無垢が混ざりあい、まばゆきイノセンスが全てをなぎ倒していった…ありがたい…。
特別なイベントを通じて、良く知らないけど仲良くなりたかった人と縁が深まってく時のワクワク、物怖じせず新しい喜びに飛び込んでいく瑞々しさが随所で踊ってて、ジジイはなんだかとても、眩しく羨ましい。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年8月2日
皆『貴方と一緒にいれて楽しいよ』ってメッセージを相手に出すの、欠片も躊躇わない。偉い。
そんな気持ちがあってもなかなか音が重ならない時もあり、しかし悩みは努力と友情で解決もできる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年8月2日
プロセカが持ってるポジティブで肯定的な雰囲気が、”学校”という場所と上手く化学反応して、凄く真っ直ぐ立ち上がったエピソードだったともう。
イベスト全体に漂う空気が、凄く好みだったな。
ここに永遠に無垢なる電子の妖精、ワンダショミクさんが絡んでくるわけだけど。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年8月2日
学友との楽しい時間を目一杯堪能しつつ、ミクちゃんとも特別な景色を共有するよう立ち回るえむちゃんが、大変優しく偉かった。
常々、子供たちの青春を陰日向に助けるヴァーチャルシンガーには、報いて欲しいと願っとるが
最高の夏からちょっと抜け出して、あまりに美しい夕日色の海をたった二人、一緒に見つめるえむ&ミクが、真心と青春の凝集体過ぎて凄かった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年8月2日
楽しい瞬間に、楽しくないかもしれない人のことを考え歩み寄れる人は、まことに正しく優しいことである。
ミクちゃんもただおこぼれで、人界の楽しい出来事を分け与えられているわけではなく、マジックに於いては練達の先生として、えむを教え導いている。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年8月2日
喜びを与え、与らえる関係性が公平なのは、イベストに漂う爽やかな風をより強くして、とても良かった。
更にいうと、色々切羽詰まった状況を客前には晒さず、どっしりとエンターテイナーの顔を作りきって三人でマジックをする姿が、ワンダショが(そして助手の咲希も今後レオニとして)追う”ステージ”に必要なものを、知らず裏打ちしてる感じも良かった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年8月2日
予期せずとも、小さな舞台でも。
ステージはステージで、楽しむ観衆がいる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年8月2日
アクシデントもあれば、それを越えていく連帯と気概、表現の現場に立てばこその発見と高揚もある。
三日間の練習と発表は、関わった全ての人に大きな財産になったと思う。”学校”の話として、その充実感はスゲー良い。
”純白の貴方へ、誓いの歌を!”でビビパス(表現者である冬弥と暁人)とワンダショ(演出家、舞台設計者である類)が各々の才を触れ合わせ、遠からぬ未来のコラボレーションを予感させていたのと、同じ期待感。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年8月2日
それを、今回のミュージカル発表、ガッと広がった関係性からは感じ取ることが出来た。
志歩が身内の穂波と咲希だけでなく、モブ生徒とかにも巧い角度で触れ合えるよう、言葉や態度の使い方をかなり考えて動いてる姿が、成長を感じられてよかった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年8月2日
イベストやバンストで細やかに、迷いや変化を積み上げてきた成果がこういう形で見えてくると、物語に分厚さが出ていい。
というわけで、イベスト内部でも、ここで紡がれた関係性の今後も、大変面白いエピソードでした。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年8月2日
ワーっと知り合いが増えて、今後の混合イベの味わいが大きく変わってきそうでもあり、ここで学んだものが自分のユニットに戻って活きる姿が見たくもあり。
いいイベストでした。次回も楽しみですね。