イマワノキワ

TRPGやアニメのことをガンガン書き連ねていくコバヤシのブログ

プレイレポート 22/04/03 ストリテラ『放課後サンドリヨン』

今日はカッツェの皆と、ストリテラを遊びました。初オリジナルシナリオに挑戦ッ!

シナリオタイトル:放課後サンドリヨン システム:ストリテラ

よねちょくん:五十嵐百嵐:18再女性:不良/我欲の権化 戦うためだけに戦うバトルジャンキーとして、願いを奪い合う”舞踏会”で暴れている”サンドリヨン”の一人。その心の奥には、ねじ曲がり失われたはずのアイドルへの憧れが眠っている。
シェンツさん:刻針止揚:18再女性:学園のスター/王子様 颯爽たる生徒会長として、学園の生徒皆の憧れである生徒会長。その正体は終わらない”舞踏会”を維持するべく配置され、願いと欲望を強く嫌悪する呪われた人形である。
新米くん:円道カレン;15才女性:転校生/剣闘士 転校するなり”サンドリヨン”に選ばれてしまった、可憐で不幸な少女。夢に囚われた姉を守るべく、無限に繰り返すループの中闘い続ける、炎の靴を履いたサンドリヨンである。
コバヤシ:灰被劔:15才女性:オタク/変革者 内気なオカルトマニアとして、学園七不思議の一つ”25時の舞踏会”を追って、運命の薔薇を摘んだ少女。家伝の剣術は苛烈な闘いの中で冴え渡り、全てを切り拓く剣となる道に己を進めていく。

というわけでみんな大好き、願いをかけたバトルロイヤルを閉鎖学園の中で遊ぶシナリオを仕上げて、バッツリ遊んできました。龍騎は偉大だなッ!
気心の合うメンバーと、いい塩梅の押し引き、思わぬ発想がポンポン飛び出す化学反応を楽しめ、大変楽しく遊べました。
大満足のゲームを終えて大体二時間くらいなんで、やっぱストリテラのピーキーな仕上がりは最強に強いし、最速に面白いなぁと再確認。

この強いフレームに自分なり何を付け足すか、それなりに考えてルールを追加し遊んでみたんですが、なかなか上手く機能してくれた感じでした。
何しろ上手い連中と遊んでいるので、基本ルールよりももうちょいピーキーにして自由度をあげたほうが、トータルの満足度上がるかな~と考えて色々仕込みましたが、しっかり機能した手応えがあってありがたい限り。
キャラだけでなくチャプターにもウラとオモテを付けて、物語的なアプローチを強くしてみたり、目的を演者が自発的に書き換えれるようにしたり、複数回同じチャプター構成要素を選べるようにして、よりリアルタイムで生成される物語に素直に、キャラクターを誘導できるようにしてみました。
遊ぶ物語類型自体が結構強いので、その味を活かしつつ演者のポテンシャル、モチベーションを巧く引っ張れるよう、長くなりすぎない程度にアガる設定や用語なんかを盛り込んで、アイデアが巧く形になるような誘導をシナリオに盛り込めたと思います。

シナリオ自作してみて思ったのは、他のTRPGだとシステム周りだったり数字のやり取りだったりで補強されている部分が剥き出しの、極限まで軽量化したプレーンなシステムなので、シナリオ執筆にある程度以上の地力が必要になるかなー、て話。
思わず手を伸ばしピックしたくなるキーワードの選択、魅力的なチャプターのセッティングなど、シンプルな物語る力を要求される場面が多くて、そこは普段以上に腕力使わなきゃいけねーだろうなー、と思う。
逆に言うと、そういうプリミティブな面白さをダイレクトシャフトでセッションに繋げるドライブ感が魅力なわけで、やりがい遊びがいはたっぷりとあるわな。

シナリオが全公開されることで、シナリオライターと一演者を兼任するプレイングが無理なくやれるわけですが、コレは相当に面白くて良かったです。
シナリオを形にしてる時点で『この話のココが面白いのッ!』ってモチベは相当に濃いわけで、これをプレイヤー兼任しながら実プレイの中で育み、共有できるのは面白いなー、と感じました。
GMとして一人で苦労を背負い込んでた部分は皆で協力して分割できるし、面白いアイデアは対話の中でどんどん膨らむし、TRPGに自分が感じてたプリミティブな面白さが、工夫一つでどんどん増大して、大変嬉しかったですね。良いシステムだ。
まだまだ色んなことが出来る可能性の塊だと思うので、ストリテラ、ガツガツと食っていきたい気持ちですね。

というわけで、大変楽しいセッションとなりました。
同卓していただいた方、ありがとうございました。