イマワノキワ

TRPGやアニメのことをガンガン書き連ねていくコバヤシのブログ

プレイレポート 24/08/29 TNX『ハウンドケースファイル ハングドマン・ケース』

 夏のTRPG祭り延長戦ッ!
 昨日はジニアさんがブワッと広げてくれた募集の波に乗っかる形で、オリジナル・ソロシナリオを遊んできました。

 

 シナリオタイトル:ハウンドケースファイル ハングドマン・ケース RL:ジニアさん

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 コバヤシ:”破滅の怪腕”ベリドバント:製造後半年男性格:クロガネ◎イヌ●シキガミ カーライルから押収した力場形成システム”ベティヴィアの隻腕”の専用プラットフォーム……に、マキノイドとしての自我が目覚め、BH特任捜査官となった存在。鋼鉄の巨体と不可視の巨腕、猟犬としての不屈の意思を武器に、法の砦を守る鋼鉄の騎士。

 

 という感じのキャラで、アーコロジーで発生した重役殺人事件を、バディとともに追いかけました。
 とっても楽しかったです。

 ジニアさんとは数十年来の古馴染みながら、ここ最近は全然一緒に遊んでいなかったので、スルッとTLを流れていった募集に浅ましく飛びつき、サクサクと卓をまとめてもらいました。
 ここら辺、ソロシナリオは大変フットワークが軽く、気軽に実プレイまで状況を持っていくことが出来るので、「自分もオリジナルで一枚、ソロシ持ってていいなぁ~」と思わされました。
 頑張って作ろう。

 

 シナリオの方は盤面の作り込みによってとても没入感が高く、またルール関連のインストラクションも明瞭にシステム化されていて、遊んでいて戸惑う所、迷う部分が全然なく快適でした。
 僕は最新鋭のオンラインTRPGツールに全く疎く、こういう立地な体験を演出してくれる盤面を作れる人に、口半開きで尊敬の念を抱いてしまうわけですが、ヴィジュアルエイドのセンス、チュートリアルが差し出されるタイミング、過剰すぎず注意喚起力が高い演出と、ただ豪華にするのではなくゲーム体験を一番おもしろくできるように、最適化されていたのが素晴らしかったです。

 本来ソロで遊ぶことを想定されていないNOVAで、ソロシの強みをどう活かしきるのか、ロール面でもデータ面でも良く考えられ、しっかり補強されていたのも素晴らしかった。
 イヌ主役ということで相棒ゲストが付いてくるのですが、データとしてちょうどかゆい所に手を届かしてくれる塩梅と、キャストの魅力を最大限に引き出してくれるロール力が相まって、とても遊びやすかった。
 このサポートがあってくれるおかげで、プレーンなNOVAでソロシナリオを運用した時発生しがちなストレス源が軒並み平らにされてて、とても良く機能していました。

 シナリオとしてもイヌとクグツのスタイルの差異、ニューロエイジの特有の犯罪捜査の機微が良く描写されていて、雰囲気と没入感のある良いアクトでした。
 何しろ気心がしれ波長の合う相手なので、掛け合いも良い感じ部ガッチリ噛み合い、煮えたロールの応酬を堪能できました。
 やっぱNOVAやる時はスタイル関係を色々くすぐりたくなる人なので、沢山出てくるゲストそれぞれのクグツとしての生き様を、受け止め自分なりのロールを返していくのが無茶苦茶楽しかったです。
 本来管轄外なアーコロジー内の殺人に首を突っ込み、ヒリツイた状況で相棒と操作を進めていく手応えも独特かつ魅力的で、殺伐としたニューロエイジに法務執行官
であり続ける意味、イヌというスタイルをしっかり問いただしてくれる、とても良いシナリオでした。

 

 というわけで、大変楽しく遊ばしていただきました。
 ジニアさんありがとうございましたッ!!
 TALTOからダウンロードできるので、みんなも遊ぼうッ!!!