2005-11-08から1日間の記事一覧
西尾維新、講談社NOVELS。さてはて、終わりである。西尾維新が大嫌いだった。特にクビキリサイクルとクビシメロマンチスト、僕と君の壊れた世界は、本格的に憎憎しかった。 世界への憎悪にみちていて、それをさらりと小説(もしくは商品)にパッケージン…
ヴァージニア・ウルフ、みすず書房。何度目の再読になるだろうか。何度読んでもその豊穣に飲み込まれる。移り変わる視点、美しい言葉の列、胸につきささる感情のうねり。ああ、小説である。やはり僕にとって、ウルフこそが小説なのだ。 ウルフは僕にとってど…