イマワノキワ

TRPGやアニメのことをガンガン書き連ねていくコバヤシのブログ

メディアの近代史

パトリス・フリッシャー、水声社。1830年代から現在までの情報技術史論考。非常に堅牢な、資料の読み込みと分析で出来上がっている丁寧な本。新規な視点はないが、メディアの通史的な資料としては良い出来である。文体と題材が硬く、少々飲み込みにくいのが難点か。もう少し、事実の提示だけではなく深い分析と思考が見たい題材だとは感じた。