イマワノキワ

TRPGやアニメのことをガンガン書き連ねていくコバヤシのブログ

少女ファイト 2

日本橋ヨヲコ講談社ポンバシ先生のバレー漫画、ついに二巻目。いや面白い。とりあえず最初にそれを言っておきます。G線上のころよりも無駄コマが減り線がクッキリして読みやすくなり、と漫画巧くなってるわけですが。スキルの上昇と、ポンバシにしか出せない青春汁満載のキャラクター、エピソード、お話の組み上げが噛みあって非常にすがすがしく読めます。
んで、バレー漫画として実は非常に丁寧にやっているというか、初心者小田切を配置することでバレー知らない読者と等視点のキャラクターが存在して、その目からバレーを開設させる、という非常に無理のない、かつバレー競技の面白さ・熱さも伝わる巧い構成。この漫画は少女がバレーにファイトするわけで、読者もバレーにファイトする構造を作っておかないと入り込みが浅くなるわけですが。そこらへんもスキル上がっているなぁ、と思います。
同時に、ポンバシ特有の青臭い力技で引っ張るコマも健在で、一年対抗試合最後の、ネットにへばりつく狂犬練の漫画力はやはり異常。あのコマ一つで多いし練が抱え込んでいる情念とかバレースキルとかそういうモノが透けて見える。他のキャラも粒ぞろいであり非常に満足でありますよ。今後どういう風に揺らし、どういう風に組み上げていくのか。漫画のスキルと力技、両方がかみ合わさった漫画なので、分析的な視点からも楽しみ。それはさておき小田切はやっぱりかわええな。ていうかこの漫画の女の子は皆かわええ。