林家志弦、メディアワークス。チャンチャンバラバラ百合色学園群像劇も七巻目。学園祭にも幕が落ち、一息つくカナと思いきややっぱ休ませてくれませんこのマンガ。盛り上がりすぎる面白すぎる。学園祭ではドタバタコメディ色が分厚目だったのですが、今回はもう綺麗に咲き誇る百合色の花。やっぱ林家先生は当代一の清潔感ある百合作家やでぇ……（京極はんになりつつ）
まぁカプネタとかはさておき、チャンバラの見ごたえが今回は熱いですね。世界を革命するレベルでゴッツリ前に出てきた槙先輩もステキですが、八寸とかシブくコスいネタで見せる氷室も素敵。そして初お目見えシド＆ナンシーと遂に剣を抜いたみかどんいのりんコンビとの立会い。シドナンの荒っぽい戦いも、みかどんいのりんの技と術が冴えまくる剣術も、両方素晴らしい。
んで、今回は懐かしい面々や今まで目だってなかった人たちがガンガンカメラに写りましたね。シド＆ナンシーもそうなんですが、まさかボウィのアホメガネがこんな重要な役割を果たすとは……。あと紅愛＆みのりコンビが久々にばんっばあん出てきたのでグドソーグド。群像劇なので、各キャラに魅力がないと話がグズグズになるつくりなんですが、ギャグでもシリアスでも全キャラ全方位に魅力ビーム打ちまくり漫画なのでまったく問題なし。むしろ色んな人が色んな原理で頑張るのでとても面白いです。
話しのほうはみかどんいのりんが前面に出てきた感じ。これからどうなるかは気になりますが、この面白さと安定感とヴァラエティを見るとむしろドンとこい！ はやブレ（上田的な意味で）という感じでありどっしり待ちます。あとはやてに軽くジェラるじゅんじゅんは意外な側面でありやっぱり日本の百合畑は林家先生と鉄先生に任せて安心高利回りだな、と思いました。
