イマワノキワ

TRPGやアニメのことをガンガン書き連ねていくコバヤシのブログ

僕はビートルズ 4

かわぐちかいじ×藤井哲夫、講談社ビートルズが好き過ぎて頭がおかしいタイムトリッパーどもが、野望に目をギラギラさせて青春する漫画の四巻目。ユカイな仲間ファブ・フォーの音楽はビートルズのオーラを借りてとりあえず大ヒット。海外展開も見えてきて、んじゃあオリジンたるビートルズはどうなるの、っていう展開。
元のビートルズがそうであったように、ファブフォー(一名ピンでやってるヤツがいるから、現状スリーだけど)の面々もギラギラとした我がムクムク頭をもたげてきて、バンドモノとしてようやく波に乗ってきたかな、という感じです。50万枚のビッグ・ヒッツを手に入れ、序盤は終了、という頃合か。
しかしながら同時に、この漫画タイムトリップものなので別軸の話も回る。具体的にはビートルズとの主客逆転現象。イギリスでも(レイシズムの横槍を受けつつも)ファブ・フォーはビッグへの波に乗って、一応順調な道のり。だけど寒い街リヴァプールには不穏な空気が漂ってて、オマケに巻末の五巻予告で空気どころの騒ぎではないところに結実している、という。一応順調なバンドサクセスストーリだった四巻ですが、SF方面から一波キそうな感じですね。この二本軸のお話の回転は、やっぱり面白いと思います。