推しが武道館いってくれたら死ぬ を見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年1月9日
時は地下アイドル戦国時代、場所は岡山吉備の国。
マイナーアイドルの不人気メンに、人生の全てを捧げた女がいた!
サーモンピンクの舞菜爆推し、赤いジャージのヤバヲタク。えりぴよさんの純情大暴走が今始まる…。
みんな! サイリウムは持ったな!!
そんな感じのドルヲタ彼岸島、満を持してのアニメ化である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年1月9日
まず言いたい。
2億兆点で優勝です!!
山本監督とエイトビット、マージでありがとーーーーーーー!!!!!!
初報から高まっていた期待のハードルが、デイジーカッターで全部爆裂して更地って感じ。素晴らしい。
僕は原作漫画も大好きで、凄く期待してたわけですが、描いて欲しいポイント、原作の強みだと思ってる部分がしっかり”アニメ”になってて、非常に良かったです。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年1月9日
強火のヲタクムーブあり、ハイテンションでシュールなギャグあり、女と女の純情あり、アイドル存在への真摯な思索あり。
凄くたくさんのものが、カオスに、クレバーに同居できている所が原作の魅力(の一つ)だと思っているんですけども、それがギュッと濃縮された第一話でした。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年1月9日
いやー…新年早々”優勝”しちゃったな…大好きな漫画が大好きな製作者によって、大好きなアニメになるの素晴らしいなホント…。
お話は”ザ・百合姫掲載”って感じのソフトフォーカスから始まる。運命の出会い、見つめ合う瞳と瞳、動く感情炸裂する愛。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年1月9日
そんないい感じの予感は、大股開きでズカズカ近寄る二年後のえりぴよで即台無しである。素晴らしい。
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この舞菜のそそくさとした撤退の動画が、『あ、マジで塩』って感じで凄く良かった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年1月9日
このお話は両片思いのスーパーピュアラブコメディな(でもある)ので、えりぴよサイドが『塩られてる』って認識してることが、すれ違いと笑いの源泉、
アニメ特有の強み”動き”で、そこに説得力出したの凄く良かった。
同時にえりぴよはスゲェ美形で、そこに一切拘らずなりふり構わず推しまくるクレイジーでもあるので、まつげバッチバチでちゃんと美人に描いたのも良かった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年1月9日
アウリ先生の繊細なタッチが、しっかりアニメに落とし込まれていて凄く良いです。ちょっと淡い感じの色彩も非常に良い。
えりぴよは超ハイテンションなヤバヲタで、同時に超純情乙女でもあり、純粋に舞菜を推し続ける模範的ヲタでもあって。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年1月9日
色んな顔がある彼女が視聴者に挨拶する第一話で、色んな表情見れたのは凄く良い。
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イヤほんっとね、このヤバ女顔が良いんですよ。顔が良いんだけどヤバいんですよ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年1月9日
リソースを完全に無駄遣いしている感じが笑いを加速させ、笑っているうちにその必死さが身につまされて、ちょっと哀しく、愛おしくなってくる。
そんな悲喜こもごもの足場になる顔面、ちゃんとやったの素晴らしい。
お話はバカバカしくも楽しそうなヲタクとアイドルの日々を、テンション高めに切り取っていく。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年1月9日
『好きな臓器なに?』
『オタクが考えたほうが5億倍可愛い』
こういう刺さる言語がスパスパ出てくる所が、推し武道の良いところだと思う。アニメでも元気で安心した。臓器はヤベーよなやっぱ…。
舞菜を愛するあまり鼻血は出す、骨は折る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年1月9日
そこまで必死になれるえりぴよは”女”を捨てた…ように見えて、秘めたる恥じらいを隠し持っている。
血まみれの手のひらじゃ、あるいは汗まみれの顔じゃ、好きな子の隣になんていられない。
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『クソみてーなオタクなんだから開き直れよ!』というツッコミを受け流して、えりぴよは純情故に空回りし、自発的に舞菜との距離をすれ違わせていく。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年1月9日
この距離感を最後まで引っ張って、『ああ、塩メン相手の純愛話なのね…』と余談を作ってからの、舞菜もまんざらじゃないところでキレイに引く。
あくまでえりぴよ一人称視線で続けていって、”アイドル”との距離を描いた上で、すっと反転させる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年1月9日
その予感は細やかな仕草にしっかり乗っていて、気持ちいい裏切りとして機能する。
視聴者を作品世界に入れる第一話として、凄くクレバーな構成でした。
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星空に輝く、ぎこちないハートのチェキ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年1月9日
超強火オタクと引っ込み思案アイドル、二人の思いは形になるのか。今後も思わず笑っちゃうこわばりでバチバチぶつかり合うのか。
『コイツラ見てると面白い』と、第一話でちゃんとぶん殴れる作りになっていました。
純情の表現がしっかりしてて、ハイテンションで笑いを作りつつも、その渦中にいる人たちの想いは嘘じゃないとしっかり吠えていたところは、誠実で良かったと思います。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年1月9日
そこちゃんとやることで、バカが際立つからな!
こんなにキラキラなのに、マジ狂ってるからなコイツラ…この”落差”が強さよ。
バカ方面の火力も非常に高くて、正気の沙汰じゃない炎天下会場待ちの異常なテンションとか、えりぴよ以外のクレイジーも力強かったです。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年1月9日
地下現場の妙に生暖かい空気とか、垣間見えるファンのエゴとか、そういう部分の解像度も高いのよね…。
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くまささんに前野智昭を配役して、あんま水気のない爽やかな喋りさせてるところ良いんだよなぁ…。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年1月9日
次回早速判るけども、くまささんは典型的キモオタ…に見えてスゲェ人格の太い”人間”なので。ステレオタイプをタフに活用しつつ、その先にある景色を見せてる原作をしっかり理解した演技プランだと思う
奇っ怪だけど妙に面白い、この世の果てのワンダーランド。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年1月9日
妖精郷としての現場を楽しく見せるべく、”岡山”が凄くファンタジックな色彩で切り取られてるのも良かったです。
要所要所の美術が、凄くキレイなんだよなー。
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作品がオタクに向ける視線は、異物として嘲り笑い飛ばす”外野”ではなく、その愚かしさとおかしさもひっくるめて肯定し、良いものだと差し出す”内側”のもの。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年1月9日
それを取り巻く世界は、薄汚れたものなんかじゃない。馬鹿らしくて、でも凄くきれいだからこそ、人生乗っけて推す意味もある。
淡い紫色が印象的なOKAYAMA-WOTAKUワンダーランドは、そういうキャラクターの生き様を反射し幻想的な色合いを見せるのだ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年1月9日
同時に背景に漂う夢っぽさが、生々しさを適度にカットして、オタク笑劇場を安心して楽しむ”距離”を作ってもいる。
『あくまでファンタジーですよー』と語りかけてくる。
しかし良質なファンタジーが常にそうであるように、遠いはずの幻想はただの麻酔薬では終わらず、僕らを取り巻く現実に”何か”を差し出してくる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年1月9日
ハイテンションなアホバカ、夢のように美しい時間。それに巻き込まれて笑い飛ばしているうちに、フッと胸を打つ瞬間が必ずやってくる。
そういう勝負所への滑走路を、出だしからしっかり整えてくる目の良さも垣間見れて、非常に良かったです。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年1月9日
色んな形の面白さがある作品なので、どんな角度からでも良さを引っ張り出せるよう、全ジャンル対応で面白さを作っていかなきゃいけないの、大変だなぁと思う。実際やっとるからなこのアニメ…。
あ、ChamJamちゃんがみんな、すっごく可愛いのも最高でした。アウリ先生の絵が…繊細なまま動いてるッ!(ゆめり限界オタクのマネ)
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年1月9日
実際ヲタクの妄想のほうが、現実に出てきた衣装より可愛いの凄いよね。『中身可愛いからオッケー!』てなるの含め。
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今回はえりぴよと舞菜にフォーカスした作りでしたが、色んなアイドル、色んなオタクがそれぞれの思いを込めて”アイドル”していく多彩さも、原作の面白さ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年1月9日
群像劇としての魅力も、話が転がる中でどんどん見えてきそうで期待大です。
二話でOGF…やっぱ”れお”なんだよなぁ…。
ライブシーンも力を入れて、表現者としてのChamJamの御力をビシバシ伝えてくれました。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年1月9日
原作ファンなら幾度も脳内で鳴り響いただろう、あの曲が幻覚ではない現実として聞こえてくる。オタクのコールもいい塩梅で、『なんだか楽しいChamJam現場』の雰囲気、ビビッと伝わってきました。
あとねー…ChamJam運営陣に実力派をしっかり配役して、
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年1月9日
ただのモブで終わらせないところ『”理解って”るマジ!』って感じ。
あのふくよかなスタッフさん、要所要所でいい仕事する大事なキャラなんで、佐藤聡美さんにしてくれたのマジで最の高。
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しっかしスタッフロールに”オタク”書いてあるの面白いな…どんなアニメだ。(限界ドルオタ純愛コメディ群像劇です)
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年1月9日
EDの”♡桃色片想い♡”も、まるで百合アニメのEDみたいで凄く良かったです。あの熱視線が詐欺にならない所が、このお話のいいところだ…純情と狂気と笑いは、共存できるッ!!
そんな見どころいっぱい、テンション乱高下の第一話となりました。あー面白かった…。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年1月9日
原作が持ってるポテンシャルを、全領域に発揮しつつ、しっかり話としてまとまっている。
えりぴよのヤバさと純情、まいなの恥じらいと思い。
オタクの強張り、アイドルの可愛さ、現場の熱量、狂気と人生。
今回手際よく見せられたすべての要素が、笑いあり感動ありのトンチキ物語の中で元気に暴れまわり、”アニメーション”になってくれる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年1月9日
そういう信頼感をモリッと生み出す、素晴らしい第一話でした。いやー…極めてありがたいね…。
次回早速の名エピソード、岡山ガールズフェス。期待しかねぇぜ…。