月とライカと吸血姫を見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年11月22日
ノスフェラトゥ計画は成功を収め、イリナの偉業は歴史の闇に封じられた。
レフは”実験動物”への貢献が認められ、人類初の宇宙飛行士を選抜する最前線へと帰還する。
一方イリナは微妙な政治的立場の上に揺れながら、美しき新年をアーニャと笑い合っていた。
そんな感じの新章開幕、久々のかわいい成分大補充ッ! な月とライカ第8話である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年11月22日
前回一つの区切りがついて、話がレフくん軸に移ったこともあり、穏やかで幸せなエピソードだ。
まぁあっさり”なかったこと”になった、フランツの衝撃とかもあるけどさ…さらっとカバー仕事に戻ってる運送屋こええな!
前政権の粛清主義を引きずったまま、国家の威信を賭けていよいよ本番の有人宇宙飛行計画。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年11月22日
連合王国のポップな文化を代表するバーガーを大口開けて噛み千切り、飛ぶぞロケット祖国バンザイ! という流れである。
どす黒い政争とあのおバカな空気の同居、なんともソ連的で好きよ。(危険発言)
愛する人が偉業を成し遂げたというのに、星の街は何も変わらぬまま日々を重ね、”いないこと”になった人が消えても、何も揺るがない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年11月22日
後に展開されるイリナとアーニャのまんがタイムきららこみゅにずむ! なやり取りに釘を差すように、全体主義国家の冷たさにレフくんはため息一つ、である。
チーフと同志第一書記が結構吸血鬼よりに立ち回ってくれているので、計画終了後もイリナちゃんは生きているけど。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年11月22日
その日常が不安定な足場に乗っかった、栄光なき裏方仕事であることには変化がない。
そしてそれは、日々の輝きを損ねるものでもない。
レフくんが宇宙開発競争の最前線に帰還し、後を託されることになったアーニャとイリナが、一生キャッキャしている姿は大変良かった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年11月22日
その前の、地球儀をポイポイし合うシーンの濃厚な”萌え味”もたまらねぇけどな!
やっぱ血管の奥深くに、林原声のあざとい萌キャラ分解酵素がながれてっからよ…。
イリナちゃんが可憐に描けてるのって、宇宙に賭ける夢の煌めきとか、過酷な状況に膝を曲げない尊さとか、作品全体を支える大事な背骨だと思ってて。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年11月22日
陰湿極まるソヴィエト的社会情勢と同じくらい、キッチリ萌えさせるよう描写を積んでるのは、ありがたいし偉いなー、と思う。
アーニャと新年の街に繰り出し、お互いの過去など語らいつつ楽しく日々を過ごす様子は、たいへん愛らしかった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年11月22日
レフくんとのロマンスとはまた違った、壁のない幼気な触れ合いが良い”絵”で描かれると、見てるこっちも大変いい気分である。
(画像は"月とライカと吸血姫"第8話より引用) pic.twitter.com/pAdbqbBV66
人造湖に投げ込む松ぼっくり、スネグーラチカとジェド・マロース。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年11月22日
やっぱ共和国特有の詩情というか、土の匂いを結構大事に場面を作ってくれるのが、僕には嬉しい。
アニメを通じて異国情調に接する体験が、僕は結構好きなんだな…。
この生活に手触りが、全体国家の冷たさを上手く遠ざけてもくれて。
イリナの家族と憐れな犬たちを焼いた炎も、茱萸のお酒やクリスマスのキャンディも、みな同じ土地に根付いた文化であり。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年11月22日
尊いものも醜いものも、複雑に明滅する人間の大地で彼女たちが暮らしているのだと、伝わってくる描写が多いのはありがたい。
思いの外日常アニメなんだよなー…メシの描写も多いし
今後イリナの運命がどう揺れるかは分からないが、レフくんが自分の未来に邁進する中、必ずしも二人が同じ場所にはいられない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年11月22日
そんな時、一緒に笑える少女研究者が味方になってくれると今回ちゃんと描いたの、とても良いことだと思った。
足場を固めるってことは、まーた嵐が来るんだろうけどね…。
一方レフくんは順当に奇跡の六人選抜試験に残りそうで、さてはてどうなることか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年11月22日
みかこし声のツンツン女がマージで感じ悪いけども、こっから盛大に揺らしてくるんだろうなぁ。
いかにもエリート然としたミハイルと合わせて、訓練生がぶつかり打ち解けていく様子が、後半の主エンジン…かな?
既に宇宙に上ったイリナちゃんにとって、レフくんとの日々は母港であり支えだった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年11月22日
これから夢に挑むレフくんにとっても、イリナちゃんと語らうことが大事な足場になってる感じは、試験終えて戻ってきてのイチャコラからも感じられた。
マージで肌が潤うなぁ、この二人の青春はよぉ!
世界に二人きりの特別な場所で、イリナが言いかけた言葉が、一体何だったのか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年11月22日
それを追いかけるシリーズになるかなー、って感じも受ける、第二章のスタートでした。
定番ながら、『言いかけてやめた約束』は叙情ポイント高い。
やっぱベタ足恐れず、スタンダードで強く殴る作風は好きだなぁ。
無論吸血鬼が宇宙を飛んだからって、腐った全体主義国家は変わりゃしない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年11月22日
ポンコツ科学技術も一朝一夕には進歩しないし、ここから先も問題山積であろう。
それを越えるための足場は、遠い星にかけた夢であり、身近にある幸福。
そういう事を確認して、さてはて次回も楽しみですね。