プリンセスコネクト!Re:Dive Season 2を見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年1月12日
ユウキ達は伝説の食材”海の雫”を求め、怪しげなクエストへと進みだした。
珊瑚の森に迷い、謎の老人と出会い、ドッタンバッタン大騒ぎ。
”美食殿”の毎日は、朝から晩まで笑顔と冒険でいっぱいだッ!
そんな感じのハイクオリティ王道冒険ファンタジーアニメ、堂々帰還の挨拶である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年1月12日
ほっこり日常、ドタバタコメディ、美しい異世界、夢と冒険。
『よう、久しぶり。俺たち、相変わらずこんな感じだぜ…』と、こっちの食べたいもの全部皿に載せて差し出すおもてなしに、嬉しく完食させていただいた。
こんだけ客が食いたいものの真芯を捉えて『二期第一話定食』仕上げてくるの、意識も腕前も高いなぁと、思わず感心しちゃうけども。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年1月12日
美食電が目覚めてから寝るまでを、アップテンポながら駆け足ではなく、むしろ隅から隅まで美味しいところ満載で食べさせるサービス精神が、初回から元気であった。
久々にあった美食殿の面々は大変元気で可愛らしく、『コイツラに、もう一度会えて良かったな…』と思わされる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年1月12日
髪をとかす仕草からして『キャルちゃんの可愛さで殺すッッ!!』という”気合”モリモリの、最高のご挨拶であった。
みんな可愛かったが、特にキャルちゃんは”力”入ってたね…。
萌え記号論を最高レベルで活用しつつも、異世界を生きる一人の人間としての逞しさ、ハツラツとした生きるエネルギーに満ちてるのが、この作品の描画であり。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年1月12日
雨漏りを直し薪を割り、タフに”生活”してる俺のユウキくんを見て、ちょっと涙ぐんじゃった。バブちゃん育ったねぇ…。
キャラの”らしさ”が動き出すアクションに、タメが少なく自然で矢継ぎ早なのが、この作品の良いところだと思うけど。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年1月12日
二期一発目ということもあって、こっちの目を覚まして『ああ、こういう話でこういう連中だった!』と自然に思えるような動きがいっぱいあったのも、とても嬉しかった。
これは人物の描写だけでなく、食事や睡眠、掃除といった生活それ自体とか、舞台となる街、ファンタジー世界の描き方にも言える。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年1月12日
画面の端から端まで拘って構築しつつ、力みを感じさせないナチュラルな作り込みが、メシを食って走り回る異世界生活の舞台を、キラキラ輝かせる。
朝市に満ちた日光の眩しさ、己の根源を見据えるペコリーヌの勇姿。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年1月12日
出だしからしてズバッと決まっていて、しかし気取った感じは全然ない。
このバランス感覚が二期も健在……むしろ一期より冴えて馴染んでる感じすらあるのが、作品に静かな迫力を生んでいた。
ワイワイガヤガヤ喧しく、美食殿の朝は進んでいく。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年1月12日
何しろグルメギルドなので、何気なく描かれる食事がたいへん美味しそうに見えるのも、懐かしくありがたいところだった。
色んな場所で色んなものを食べる回だったけど、ごくごく自然に、当たり前に美味しそうなの偉いよなー。
懐かしい空気を胸いっぱいに吸い込みつつ、一期のいろいろがあってすっかり同じ屋根の下、助け合いながら日々を過ごしていく四人の”生活”を堪能も出来て、そこも嬉しい。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年1月12日
ペコ公が相変わらずキャルちゃんの魂全抱えスタイルで、常時ゼロ距離でぶっ込んでるの最高。
絶対ズブズブになるだろ、あんなの
キャルちゃんが百面相したりゲロしたり、感情を素直に出せるのもギルドの仲間…つうか家族への信頼ゆえで。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年1月12日
何かと寂しがり屋の顔を覗かせる子なので、ツッコミ担当として騒ぎ立てつつ、ダチと仲良くやってる姿を見れるのはありがたい。幸せでいな…ッ!
お話は美食殿のスタンダードを追いかける形で進み、ヤクっぽい役獣の背に揺られたり珊瑚の森に迷ったり、異世界旅情あるクエストが進行していく。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年1月12日
大きな牛さんが大変可愛らしく、動物としての独自の存在感をしっかり描写されていたの、大幅加点ポイントです。
今後も不思議動物、お願いします…。
待ってましたの野犬漫才なんぞも流しつつ、物語は謎の老人との出会いへと転がっていく。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年1月12日
サイレントでどっしりとやり取りを魅せて、視聴者にツッコミを委ねる形で笑いを生む上品なコメディセンスが健在と、しっかり笑わせてくれるのはありがたい。
野犬がなんか喋ってる感じで笑い作るの、巧いよなー。
夢破れ亡霊と化した老人は、この先あり得るかも知れない美食殿のバッドエンドと、それでも塗りつぶされない冒険の楽しさを語る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年1月12日
魚が空を泳ぐファンタジックな風景構築が素晴らしく、それをえっちらおっちら乗り越え、コッコロちゃんをみんなで引っ張り上げる協力の麗しさも良く見える。
悲しい結末に終わったとしても、冒険は楽しい。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年1月12日
全体的にライトで明るい雰囲気で、しっかり帰還の挨拶を届け、同時に冒険稼業の厳しさを隠し味、ピリリと匂わせつつ。
全体的にいい話でしっかり締めて、最後に罪のないイタズラで一笑いと、非常に調性の取れた話運びであった。
一瞬亡霊との戦闘になりそうな所の、活劇描写の強さ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年1月12日
そこを上手くコッコロちゃんの観察力で、殺すのではなく祓う形に収めていくのは、このアニメの優しさが上手く出ていた。
先輩冒険者の無念を引き継ぎ、新たな伝説を打ち立てていくアドベンチャーのワクワク感もあって、すごく好き。
秘境を探検しつつも、全然”バトル”しない話作りなのに、各キャラの得意なことや強みがしっかり表に出ている。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年1月12日
仲間の可能性を引き出すユウキくんの力とか、とにかく明るく前向きなペコリーヌの器とか、ブッチギリに可愛いキャルちゃんのツンとデレとか。
いいダシのとり方だなー、と思う。
ファンタジー飛行機械で嵐を越えていくところの、青春冒険描写の強さとかホント最高で。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年1月12日
ユウキくんの決意に満ちた表情とか、風の精霊の加護が翼に力を与える所とか、三パンでぶっ放すペコ公の絶技とか、一話見終わった満足感を下支えする、力強いクオリティの活かし方であった。
終わってみれば骨折り損、しかしなにか大事なものをみんなで持ち帰ったような、確かな満足感。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年1月12日
美味しいご飯をしっかり食べて、好き嫌いはナシッ!
ご飯で始まりご飯で終わる、大変美食殿らしいエピローグも、喉越し爽やかで大変グッド。
食事に紐付いた、クロスレンジの日常感。
同じ家で”生活”を共にすればこそ、小さなコトも分かち合い、一緒にちょっとずつ先に進んでいく充実感。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年1月12日
心地よい笑い、素敵な冒険をたっぷり食べさせた後に、この身近なホッコリ感でまとめてくるの、自分たちが何が強ぇか理解しきったフィニッシュでとても良かった。
やっぱね、この滋味よ。
今後もこの四人が、この暖かな家、美しい世界でちょっとずつ、幸せになっていて欲しい…。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年1月12日
そうじんわりと思わされる、最高の二期第一話でした。
やっぱこの愛着と温もりを、キャラと作品世界に抱ける所が、このアニメの一番強いところだと思います。
実はハイファンタジーとしてもバリッバリに作り込んで、エフェクトなり音響なり拘りまくってんだけども。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年1月12日
そうして注ぎ込まれた力瘤をすっと和らげて、見てる側にお話が染み込むよう調整してから異世界を届けてくれる配慮含め、俺の好きなプリコネ亜に目が戻ってきたな、という感慨があります。
冒険ファンタジーとしての高揚感、生活を共にする一家の温もり、苦労も共に笑いあえる連帯の喜び。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年1月12日
今回たっぷりと摂取できた、この作品の良い所を今後もぶん回して、たっぷり楽しませてくれる。
そういう期待と信頼が、ガンッガン沸き立つスタートでした。素晴らしい。
次回も楽しみですッ!
追記 ドタバタ異世界冒険家族コメディを全領域で頑張りつつ、メインテーマに選んだ”食”がどんなものであるか、しっかり真芯を捉えたアンサーを第1話で見せている抜け目の無さ、やっぱ強いなと思います。
追記
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年1月12日
サブタイトルにもある”美食”の描き方が、珍しい食材を追いかけ高くて美味いものを作るのではなく、お残しの野菜を真心で調理した”いつものメシ”に落ち着く所、グルメ作品としても凄く巧い話運びで、大変良かった。
”そこ”にこそ、美食殿の追う食体験はあるのだ。
”美味しい”というのはそれを通じて連帯を深め、喜びを分かち合うためのメディアであって、最終目的ではない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年1月12日
たとえ”海の雫”は手に入れられなくとも、その過程で笑いあったこと、輝くものを一緒に見つめたことが、最高の調味料になる。
そういう”食”を今後も書くぞ、つう第一話でしたね。