ワッチャプリマジ! を見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年2月6日
水の精霊ウンディーネも本格就任し、さらに熱を増すプリマジ合宿。
マスコット達は自分たちのチュッピをセンターにするべく、サポートに精を出す。
だがひなを”完璧”としか見れないチムムは、空回りの果てに自信を失う。
暇を請うた相棒に、ひなが出した答えとは!?
そんな感じの超☆立木文彦祭り、”ガチンコ”テイスト強めでお出しするプリマジ第17話である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年2月6日
タイトル通りのチムム回…であると同時に、プリマジにおいて魔法使いってどんな存在なのか、主役のプリマジスタからちょっと焦点をずらして描くエピソードとなった。
俺はプリマジのマスコット大好き(可愛いから)なので、彼らが自分の担当のためにどんな助けが出来て、どんな気持ちで頑張っているか見れて、とても良かった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年2月6日
動いて喋るぬいぐるみみてーのが、ワチャワチャ一箇所に集まって賑やかに相談してるのは、地上の楽土のようであるね…。
ひなのためにな~んも出来ない(と思いこんでる)チムムと対比するべく、他の魔法使いは結構自分なりパートナーの問題点を見つけ、そこを補うべく走り回る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年2月6日
中継されてる設定なのに、バリバリ魔法使ってるのは…『プリマジだしそんなもんか』って認識が、もう一般的なのか。
そう考えると魔法界とオメガが『魔法は普通のこと』として、イメージの下地を整えるプロパガンダ媒体としても、プリマジが立ち上がってくるけど。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年2月6日
大人サイドの設定、キラキラなショービズの蓋の奥から既に腐臭が漂ってて、なかなか最高だなと思う。
サトジュンと坪文が絡めばこうもなろうッ!
さておき、これまで描写されてきたようにチムムはひなに心酔し、デカい彼女の肩に支えられ生きている。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年2月6日
チュッピとマナマナごとに関係性が多彩で、心の繋がり、お互いに出来ることが色々あるのは、プリマジのとても好きなところだ。
そんなグラデーションの中で、ひなとチムムの関係は一極に偏りすぎ…
ているわけでも、実はない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年2月6日
第11話で示したように、”完璧”を過度に目指すひなのストイシズムは弱さを認める強さ、プリマジを楽しめる靭やかさを遠ざけてもいる。
実は”完璧”なんかじゃないひなの背中を、他でもない自分が支えた記憶は、チムムには薄い。
毒舌全開、プリマジスタの威を借りる鼠なチムムくんだが、それは自信のなさの裏返し。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年2月6日
完璧じゃない自分を完璧に近づけてくれる、巨大な太陽として彼女の中にひなは存在している。
その強い輝きの中で、自分と相棒の真の姿、真の絆は時に掠れてしまうわけだ。
『憧れは理解から最も遠い感情』って言葉を思い出すが、周囲がアクターと裏方、それぞれ噛み合ったコンビネーションを見せる中で、チムムは何もない(と思いこんでいる)自分に焦る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年2月6日
これはあるべきパートナーシップの形も、チムムに見えていないことに起因する。
ひなは健気に自分を信じ、いつも明るく一緒にいて、時に間近で涙を拭いてくれるチムムに色んなものを貰っている。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年2月6日
自分のストイシズムを支えるバンパーとして、他人の声が隣りにあることの意味をわかっている。
だが当のチムムは、憧れの太陽に自分が何か出来ているのか、いつも不安である。
ひなに狂うその根源が、ひなと自分がどんな関係で、自分に何が出来ているかを隠してしまう構造だ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年2月6日
根本的な自己肯定感のなさが原因なので、それを差し出してくれるチムムのスーパースターの側にいると、ある意味満たされちゃって見えない部分なんだな。
というわけで、チムムの空回りはいい結果に繋がらず、しかしひなはいつもどおりの大騒ぎに大笑いして楽しんでる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年2月6日
チムムと一緒にいると、毎日楽しい。
彼女がひなに対して感じている温もりを、ひなだってチムムから受け取ってるのだ。
それは”役に立つから”じゃない。
でもチムムはひな好きすぎて役立たずな自分を認められないし、思いつめて『チムムかえる!』とか言い出す。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年2月6日
ここで行動の女弥生ひな、自分の名声…”完璧”をぶっ壊す覚悟でマナマナ抜きのステージに挑み、自分の存在価値をチムム自身に理解させる選択をする。
つくづくフィジカル主義だよなー…。
このわかりにくいアプローチの真意は、まだ幼いまつりには分かりにくくて、助け舟をダイレクトに出そうとしてしまう。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年2月6日
それを後方理解者ッ面のあまね様が押し留めて、状況が固まるまで外野が手出ししないようにするのは、プリマジスタの年齢差、人格の成熟度を感じて面白かった。
今回の合宿でもワイワイガヤガヤ、ワチャワチャと個性ぶつかり合っ取るけども。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年2月6日
年も正確も、ステージパフォーマンスに求めるものもバラバラな連中が、それぞれの凸凹を補い合いながら一つの場所に集うお話は、やっぱり面白い。
まつりの即断主義が、全部の正解と書かれないのは横幅あって好きだわな。
チムムが魔法で演出しなければ、プリマジスタ・弥生ひなのステージは成立しない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年2月6日
チムムが求める”完璧”には、役立たずなはずのチムム自身も組み込まれている。
肩に全体重を預けているようで、その位置で満たされてる。
そこから二人で、夢のステージを作り上げている。
そんな”事実”を、崩壊必至のステージに突きつけられて、とにもかくにもひな大好きな自分をチムムは見出す。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年2月6日
大好きで、ずっと一緒にいたい。
プリマジしていたい。
そんなシンプルな答えが、全部の解決策だったと、ひなの生き様は彼女の魔法使いに思い出させる。
生活壊滅脳筋女だが、やっぱかっけぇ…
他の魔法使いも(真意が見えにくいはにたん含め)彼らのチュッピが大好きだから、マナマナやっとるわけで。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年2月6日
役に立つの立たないのじゃなくて、お互いがただそこにいるって事自体が魔法の根源なんだと、作品のテーマを強く掘り出すエピソードでもあったと思う。
魔法使いがプリマジスタの伸びしろを見つけ、成長させていくスタンダードな関係が、ひなとチムムでは逆転している。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年2月6日
完璧(に思える)なひなに何も出来ない(と思い込んでる)自分を突きつけられることで、チムムは傲慢な鎧を脱ぎ捨て、それで守っていた弱くて自信がない生身の自分を直視した。
だからひなに隣会えるような自分へと、自分だって変わっていかなきゃいけない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年2月6日
だって、ひなが好きだから。
誰かが好きで、その人の支えになっている自分はまだ信じきれないけど、好きになれる自分に少しでも近づきたい。
そんな前向きな野心…憧れの”弥生ひな”的な炎が、チムムに宿る回だった。
チムムくんは悪口雑言で自分を守る、みゃむちゃんとはちょっと違う形の危うさがコレまでも描写されていた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年2月6日
ので、そこにしっかりメスを入れて、相棒との関係性も再度掘り下げてくれたのは、とても良かった。
『とにかくひな好き』つう、最高のチャームポイントも大事に、話の核にしてくれたし。
実際ちびっけぇネズミがチョロチョロと、『ひなはいつだって最高チム! ひな大好きチム!』って言いまくり、自分の弱さに食われそうになったら”信”を投げつけ、寝るも一緒起きるも一緒、体温を感じながら生きてたら、『いてくれるだけでマジOK』ってなるよなー…。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年2月6日
ひなのチムLOVEも確認出来る回ね。
演出家たる魔法使い達が、どんだけ相棒好きでどういう仕事してるか、裏方に光を当てるエピソードだったのも良かったです。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年2月6日
こういう形でステージ表現の裾野が広がると、表舞台で勝負するプリマジスタの描画も、細密さを上げていくだろうしね。
色んな人に支えられて、夢の舞台は成り立つのだ。
そんな熱血舞台を遠くから見守る、水属性の変なおねーさん。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年2月6日
『テンガロンハットが10個あれば、それは”テン・テンガロンハット”なのでは?』とか思ったが、まぁ野暮なツッコミだな語呂悪いし。
テンガロンハットは水を汲める帽子なので、水属性のアクセサリっていう小癪なトリビア、そのうちやるかな。
前回純情な”マジ”をみせたひゅーい(aka蒼狼P)が、色々警戒してる感じもあるが。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年2月6日
合宿は10ガロンハットの獲得、投票によるセンターダッシュを見据えて、まだまだ続く。
帽子渡す時の言い方見ると、”内村プロデュース”も混ざってんな。
どんだけ0年代の黎明を、令和に蘇らせたいんだろうこのアニメ…。
さておき、次回は意味深にメガネを光らせたあまね様回ッ!
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年2月6日
第14話で個別回貰って入るけど、その歪さはまーったく解消してない厄介人間なので、どんなぶっこみ方をするか大変楽しみです。
予告の段階で、瞼の裏に翠子様がまだまだぶっ刺さってて面白すぎる。
未練女の未来は如何に、次回も楽しみッ!