アイドリッシュセブン Third BEAT! を見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2023年2月5日
決戦のフレンズデイ、了とRe:valeの謀略合戦どっちに旗が上がるか!
…てのはあくまで勝ち負けの見えた前座。
TRIGGERの感動的な復活劇……その中心に立つ七瀬陸と手綱を握る和泉一織の前に、分厚く広がる栄光と破滅の予感。
その序章たるエピソードだった
アイナナは特別に恵まれたツラと人格、波乱の物語を背負ったそれぞれの過去と家庭で削り出された、アイドル達を主役としている。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2023年2月5日
彼らは衆愚の声を背に受けて眩しく輝き、沢山の人に救いを差し出して、大きな流れの舳先に立つ。
何かを成したいと願い、それを成しうる選ばれた存在。
そんなアイドル・ドリヴンな構図が実は反転していて、偶像は衆愚の奴隷でしかないのだと魔術師は嘯く。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2023年2月5日
舞台に上がるもの全てがキラキラした夢を求めて、お互いを思いやって真っ直ぐに進んでいるはずなのに、祈りは呪いへと、夢は虚無へと捻くれていく。
ゼロの消失により”大人”にならざるを得なかった(つまり、十分に夢見る子供でいることを否定され、夢を腐敗させて現実に出産されるしかなかった)鷹匡は、そんな運命の引力を良く知っている。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2023年2月5日
自分が制御不能な大きな波が、なにもかもを飲み込んむ。
人生の不条理を、舞台は否応なく生み出し浴びる。
むしろその、予測不能で制御不能な大波があればこそ、暗く沈んだ人々の死線を一点に集める魔力が舞台に宿る…のかもしれない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2023年2月5日
残酷に関わった人の人生と魂を食いつぶしながら、全てが上手くいくのだと、栄光の階段を駆け上がり天に手を届かせるのだと、蜃気楼のような夢で吊り上げて食いつぶす。
そのトリガーを引いた一織と、引かれた陸の未来は、サドビ全体を使って描かれた了との生臭いせめぎ合いを大股で踏み越えて、作品全体を貫通する難題として身じろぎを始める。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2023年2月5日
かつて共に夢を見て間違えきったZEROとHAWKのように、アイナナのセンターとプレイングマネージャーも、運命に砕かれるのか。
何もかもが上手くいかない方向へと人間を引っ張る重力は、幾度も繰り返されてけして乗り越えられないのか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2023年2月5日
現役世代の栄光と、終わりきった過去の影がここで重なって、多分今回のアニメの幕が終わっても、二人の歩みは決着がつかない。
多分、”アイナナ”が終わるときまで。
そういう大きなサーガが、遂に一歩目を踏み出すエピソードだった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2023年2月5日
長らくイラつく敵役をやってきた了さんが、ようやく一発痛い目見てスカッと爽やか…な節目のはずなのに。
その犠牲となったTRIGGERが、堂々表舞台に帰ってくる決定的チャンスなのに。
そんな伝説を背負う、アイナナ飛躍の始まりなのに
『そんなことはどうでもいい』とばかりに、再び動き出してしまった光の偶像と黒衣の魔術師の物語、その危うさと切ない夢を強調して、フレンズデイは終わっていく。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2023年2月5日
まぁ、了さん程度ぶっ飛ばしたところでアイドル稼業のややこしさは終わらないし、終わってくれない所にこそややこしさがあるという話か
今回のエピソード、話の中核はTRIGGER…というか、彼らに反発されつつも力強く導く鷹匡にあるので、冒頭の距離感は大事だ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2023年2月5日
大事なメンバーを無理くり支配せんとする悪しき父、気に食わない怪物、偶然の仕事仲間。
(画像は”アイドリッシュセブン Third BEAT!”第27話から引用) pic.twitter.com/wZesox9Zr0
天を中心に綱引きをするTRIGGERと鷹匡は、そういう間柄のはずなのに妙にいい距離感で、アイドルの真実を教えられ、より良い宝庫へ見守られ導かれる間合いを保っている。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2023年2月5日
同じく黒の魔術師から薫陶を受けた一織が、七瀬陸の真実を一人で抱え込んでいるのとは対照的だ。
モモちゃんが気にかけてる、了から陸への愛の反転。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2023年2月5日
そういうレイヤーから一歩離れた部分を、一織は心配している。
制御不能な何かがあまりに大きなモノを巻き込んで動き出し、沢山の悲しみと取り返しのつかない破滅が、自分たちを襲う予感。
それを一織は、自分ひとりで抱え込み決断する。
歌う、と。
それは高校生離れした頭脳で何もかもをコントロールできるのだと、そんな自分が仲間と力を合わせれば不可能はないのだと、傲慢な希望を未来に投げかけている証明だ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2023年2月5日
自分なら出来るし、自分たちなら出来る。
鷹匡とZEROもそう考えて、今虚無の只中にいるのだろう。
巨大過ぎる存在がかき消えた後の幻は、不在故に長く尾を引く。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2023年2月5日
名前通り”ゼロ”…原点であり虚無でもある存在を追いかけて、Re:valeはアイドル界のてっぺんに相応しい君臨の仕方を考え、自分たちが見据えるよりよい世界をどうすれば大きく広げられるか、考えながら動いている。
フレンズデイがチャリティイベントなのが、ここで効いてきてるなと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2023年2月5日
”アイドル”は特別な輝きを、高いところから振りまく立場にあり、優越するものには義務がつきまとう。
上がクズなら下にもゴミが広がるってのは、了さんが体を張って証明したところであり、権力と地位には責任と実効が付随する
だからより豊かな恵みを、より善い世界を高みから恵んで、世界を変えていく責務がステージに立つものには存在してしまう。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2023年2月5日
しかし発する側が常に優位に立つという、ありきたりな思い込みは真実ではない、と。
鷹匡は弟子達に告げる。
手綱を握っているのは、いつでも聴衆なのだと。
不定形で野放図で行き先を知らない、だからこそ凶暴で強力な見る側、与えられる側、求める側の力。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2023年2月5日
それに潰されてZEROは消え、鷹匡はその残響に呪われて子どもたちの首根っこ、鎖をつけて引きずり回している。
そういう大きな流れに、負けない完璧な偶像を今度こそ作るのだ、と。
その側には今度こそ、自分が偶像の造り手として立つのだ、と。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2023年2月5日
…ここら辺の力学は養子である天が『ゼロを超えるアイドル』だからこそ求められ愛されるという、無償からは程遠い愛を浮き彫りにもしてて、”親子”という形には悲しいほど相応しくないな、と思わされる。
天にとって”九条さん”は間違えきった哀れな犠牲であり、自分が隣に立たなければ沢山のモノ巻き込んで破裂してしまう爆弾であり、プロとしての道を示してくれる師であり、一切の事情も理由もなく愛してくれる父…で在って欲しいのだと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2023年2月5日
プロだからこそファンは見る。
理由を演じなきゃ愛されない。
七瀬陸という無償の愛が間近にあればこそ、そこに『愛するから、愛してね?』という凶暴な対称性がギラつくのを知っているからこそ、天はストイックに己と、己の周囲に立つ人の関係を律する。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2023年2月5日
その硬い殻の奥で、彼自身の不定形な生身が家族の温もりを求め、鎖と縛っている感覚。
これが僕の勝手な思い込みか、そうでないとしてどれほどの危険度かは、状況が転がってみないとまだ見えない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2023年2月5日
しかし鷹匡と天が互いに求めるものは危うくすれ違っていて、しかし今結論を出したくない(その迷いを鷹揚に認める)程には切実に繋がっている。
SD演出で飲み込める、気楽な間柄ではないなぁ
一織と陸の距離感も似た質量の危うさで繋がり、しかしそこには痩せ細る自分を誰かを贄にして支えようとする、エゴイスティックな色が薄い。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2023年2月5日
自分とこの男なら、奇跡を成し遂げうるから。
ここまで作り得た奇跡が、あまりに楽しすぎたから。
もっと遠くへ、もっと高くへ、たどり着いて見てみたい。
そんな純粋で幼い祈りが、一織が並べ立てる計算の奥に感じられる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2023年2月5日
そういう所が好きだし、そういう所あってこその一織だと思うし、だからこそ致命的なところまで、否応なく突き進んでいくんだろうなという予感もある。
多分ZEROとHAWKも、底なしに純粋だったんだと思うよ。
そんな運命の胎動をよそに、道化は踊る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2023年2月5日
ニチャァ…っと糸引く酒臭い唾液がなんとも動物的な、四葉父をダシにした了の策略は、Re:valeが張り巡らせた詭計に見事に引っかかり、炸裂する前に叩き潰される。
(画像は”アイドリッシュセブン Third BEAT!”第27話から引用) pic.twitter.com/OBXMe7RF0E
そもそもチャリティーイベントを足場に、世論を誘導してTRIGGER復権の流れを生み出して、TV局に反・月雲の決断をさせた時点で、Re:valeの”勝ち”だったのかもしれない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2023年2月5日
下衆で低劣な我欲に振り回されて、下らん企みで他人の頭を踏みつけるのは、もうゴメンだ。
そんな人々の機微を感じ取れなかった時点で、了さんは玉座から引きずり落とされる運命だったのだろう。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2023年2月5日
ŹOOĻクンたちも、自分たちの浮沈がかかったこの勝負どころ、狗丸くん以外はサボったからな…。
人望がない、自分で削った末路はなかなかに哀れだ。
了が真実怪物なら百が張り巡らせた煙幕の奥を見抜いて、反撃のきっかけを逆手に握れたんだろうが、そこまでの才は道化にはない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2023年2月5日
この反抗を切掛に、芸能界に一時期隆盛を誇った月雲了の物語は下り坂、ザマァかんかんハイお仕舞…って事なんだろう。
まぁ、似合いの結末だわな。
一応仕事仲間で上司で同士のはずなのに、決定機に顔も見せないŹOOĻと了さんの間合いと、時に反目しつつも確かに大事なことを教え会い、運命の結節点を共に過ごすTRIGGERの対比は、なかなか残酷だな、と思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2023年2月5日
鷹匡が狂気と共に携えている、夢と情熱、ステージへの敬意。
あるいはパフォーマーを納得させる、演出家としての腕前。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2023年2月5日
了さんにはそういうものがないから(あるいは他人に伝わらないから)、ŹOOĻはここにいない。
狗丸くんの助言も遅すぎた。
鷹匡はヤバ行動で他人をドン引きさせつつ、その背を追いたくなる引力をたしかに宿す。
苛烈で純粋な魂を舞台に捧げられるものだけが、物語の真ん中に立つ資格を有するという、アイナナの世界観が了さんを食った形…でもあるか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2023年2月5日
…あるいはそういう焦熱を宿し伝える才能がないから、こんな冷笑主義の道化になっちゃったのかもしれないけど。
まぁ、しょうがないよね。
27話の長きにわたり取っ組み合ってきた、サドビの仇敵にようやっとギャフンと言わせたのに、お話はそこをサラッと流して伝説の舞台裏を追う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2023年2月5日
封印された歌への思いを、舞台の真ん中から発する訴求力を、否定し難い引力を。
(画像は”アイドリッシュセブン Third BEAT!”第27話から引用) pic.twitter.com/X6AHt8O7dJ
強く溢れさせる七瀬陸を、自分ならコントロールできる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2023年2月5日
輝かせられる。
その隣に、立ち続けられる。
和泉一織のそんな瑞々しい野望を、糸をたぐられる七瀬陸自体は知らないし、感づいている者は皆暗がり、叶わぬ夢だと視線を伏せる。
兄は弟を、魔術師は自分に似た黒髪の男を、それぞれ見つめながら。
ZEROの髪色はオレンジだったのかな、とふと思った。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2023年2月5日
鷹匡が一織と陸を見つめ、止め得ないと知りつつ運命を予言する口ぶりには、かなり濃い目の同一視が宿っている。
俺たちが間違えきったように、コイツラも荒波に飲まれ虚無に喰われ、なにもかも失うだろう。
それが、避け得ない宿命だ。
鷹匡はそう考えているだろうし、実際これから一織と陸が…アイドリッシュセブンが向き合う巨大な影には、そういう強さと方向性が宿る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2023年2月5日
形のない怪物に持ち上げられ、食い殺され、強すぎる光の残照に目を焼かれ、暗闇の中で生き延びる呪い。
鷹匡はそれに子どもたちを巻き込みながら、地をのたくる。
指図もしていないのに観客席全員を合唱させる、怪物的訴求力を睨みつけながら、鷹匡は悲劇の再演を確信している。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2023年2月5日
それは『自分がこうなったのだから、お前らもこうなれ』という呪詛だけではない。
彼には、運命と舞台への敬意がある
(画像は”アイドリッシュセブン Third BEAT!”第27話から引用) pic.twitter.com/hRrSnPHrhd
了の謀略に抗い、長丁場の仕事に勤しみ、この舞台を作り上げたのは彼らであって、僕らではない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2023年2月5日
だから注目と称賛は主演に返さなければいけないし、そのためには必要な振る舞いというものがあると、魔術師はTRIGGERに教える。
脆い愛弟にこの叫びは背負えないと、嘆く天の声の相手は、後でいい。
ここからTRIGGERがどう這い上がって、本来輝くべきステージを作っていくかも、後でいい。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2023年2月5日
そんなことよりも、今目の前に生まれでた、ちっぽけな人間が必死にもがいて作り上げた奇跡を正しく演出することのほうが、大事なのだ。
鷹匡は正しくそう認識し、弟子たちを導く。
その卓見はステージを幾度も作り上げ、それを成り立たせる機構を演出家HAWKとして、知り尽くしたからこそ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2023年2月5日
そしてその残酷な歯車になにもかも奪われて、それでも舞台を諦めることが出来ず、どこにもないZEROの代用品を求めて呪いを再生産している、この男の人生が生み出しているのだろう。
賢者が闇から見抜いているものは、正しく二人に降り注ぐだろう。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2023年2月5日
一織が制御可能と踏んだ自分も彼の偶像も、それを取り巻く巨大過ぎる声も、なにもかも予測を超えて荒れ狂い、厳しく試されるだろう。
かつて世界に君臨した英雄と魔術師は、それを越えられず消え、あるいは黒い呪いになった。
同じ運命が、思い返してみれば分かりやすく対応もしやすかった月雲了という”敵”を退けた後に、強く高く押し寄せるのか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2023年2月5日
七色の偶像は、未だ未来を知らない。
ただ一織だけは、嵐の予感に震えていた。
…紡ちゃんの霊圧が、消えたッ!?
(画像は”アイドリッシュセブン Third BEAT!”第27話から引用) pic.twitter.com/nXP8GyCr3j
そんな感じの、一難去ってまた一難…というか物語のメインテーマが、陸と一織を生贄に選んでぎちりと動き出す、その身じろぎを聞く回でした。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2023年2月5日
『あー…絶対重くてキツいやつだ…』と覚悟させ、期待すらさせてくれる仕上がりだったのは、アニナナらしいなぁ。
っしゃぁバッチコイ!(五体を砕かれつつ)
ここを潮目に了さんの凋落が始まって、ぶち撒けた悪意と迷惑のツケを払わされるのかなー、とも思うけど、それはあくまで一つの決着。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2023年2月5日
もっと顔がなく凶暴なモノと繋がってるからこそ”アイドル”は面白く、難しく、残酷で眩しい。
そういう話であったし、今後もそういう話を続けていくのだろう。
鷹匡の呪いと矜持が良く描かれた回で、ヤバいながらも否定し難い強さと魅力がある良いキャラとして、立派な仕事してきたなと思います。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2023年2月5日
こんぐらいの存在質量を、最期の徒花と了さんにも刻んでくれると嬉しいけども、さてどうなるか。
残り三話、サドビ決着どう描く。
楽しみですね。
追記 創作の力学が敗北とは滅を約束するからこそ、星と同じく悪党はその散り際にこそ一番強く光るのだ。月雲了、網膜に焼き付いて消えないくらいの大爆散を望む。
アイナナ追記
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2023年2月5日
僕がさんざん『了終われはよ首切られて死ね散り際見せろ』とやかましいのは、サドビの範疇でケリ付けて収まり良くしたい気持ちと、彼がこの物語に置かれた理由を早く納得したい期待感が、ないまぜになっての勇み足かと思う。
悪役は特に、終わり際にこそ物語での存在意義が際立つ。
顔と心がキレイな主役のアイドルちゃんじゃ、描けない何かを作品内に置くべくド凡俗で邪悪では保で柔弱などアホを敵に置いたんだろうし、それが倒された時(と、それでもなお終わりゃしない物語の広がり)にこそ、了さんが何だったのか僕の中、意味が結晶する予感が確かにあるのだ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2023年2月5日
僕は物語を楽譜とか星座とか棋譜とか、一個一個の要素が有機的に絡み合って、記号の総体以上の意味を成す大きな系譜として読む傾向が強いので、了さんというどうしようもない不協和音をあえて譜面に置いた意味が、はよう解決して欲しい気持ちが強い。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2023年2月5日
アイナナ、そういう意識強い作品だろうし。
無用な手をあんま置かない印象がある(からこそ、格別の親密を勝手に感じてもいる)作品が月雲了の首を落とす時、流れた血がどんな一筆を置いて、彼の物語を、彼が確かにいた物語を完成させるのか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2023年2月5日
それが今、とても楽しみなのでガーガー喚きもする。
しっかしまぁ残りの尺ですっぱり退場させれるかというと結構難しそうな感じもあり、もうちょいコスると味出そうなキャラでもあり、サドビでそれが見れるかはわっかんねぇなぁ正直。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2023年2月5日
いやー…実際フォースがあるかなんて、約束された未来ではけしてない訳で。
俺はアニメでアイナナ摂取しとる立場だしね
極悪最悪のヘビ顔野郎として出会って、気づけば27話、妙な愛着とネジレた感情を抱けた男がどう終わるか、アニメで見たい気持ちはやっぱ強い。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2023年2月5日
ここら辺の反感から共感にギリギリ折れ曲がっていく感覚は、二期の鷹匡にも感じて継続中ではあって、悪役に漂うこのコクはアイナナの魅力と感じる。
まーサドビの収め方からしてどうなるかさっぱり読めないし、そこからどんな音符置いて和音作って物語を響かせていくかも、当然解るわけがない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2023年2月5日
だからこそ、お話を編み上げていく営みは偉業であるし、楽しみで凄いと思える。
いつだってこちらの予想を超えていく音楽を、俺は勝手に楽しみに待つのだ