アイドリッシュセブン Third BEAT! を見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2023年2月20日
キラキラ輝く希望を携え、眩しく光る夢の星。
そんな”アイドル”の影を暴かんと、了が握るドス黒い刃。
抗するべく、男たちもまた悪意と暴力を握る。
大事なものを護るため、悪霊と同じ場所に落ちていく果てに、待ち構えるものとは。
そろそろ、夢が終わる。
そんな感じのサドビ最終話一個前! まとまる気配一切なし、沸き立つバイオレンスは炸裂寸前!! である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2023年2月20日
ふーむ…了さんの首を切り落とすどころか、ナギの中心核が凄い勢いで発熱を初めて、どう考えても残り一話じゃ収まらねェぞ!
…いや実際、4th Beat! やってくんなきゃ困りますよ…。
百ちゃんに突き付けられた暴力は(かつてと同じく)ツメが甘く、なんとか虎口を脱して明日を掴める強度であった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2023年2月20日
脅迫と暴力で芸能界を牛耳るにしては、毎回雇う人材安いなぁと思うが、そこは了さんの詰めの甘さ…と同時に、お話が破綻する致死量を丁寧に推し量った結果だと思う。
暴力はその”身も蓋もなさ”にこそ強みがあって、ガチャガチャこねくりまわしたきれいな小理屈を軒並み吹っ飛ばすダイレクトな威力があってこそ、それは強制力として機能する。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2023年2月20日
あらゆる仕事と同じく、あるいは最も即物的なビジネスだからこそ、暴力をひさぐ時には丁寧な準備と賢い頭脳、プロ意識がいる
ここら辺をシビアに突き詰め、反抗の余地がなく完成された暴力がお話に持ち込まれると、作品の軸足がそっちに持っていかれて、厳しすぎる世界でなお甘い夢を追う本道が、ぐにゃっと曲がる危険がある。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2023年2月20日
Re:valeは過去にその”身も蓋もなさ”に万を持っていかれて、戻るまでの物語はたいそう重たかった。
再びRe:valeが理不尽に食われるにしろ、あるいは跳ね返して現実を飲み込んだ夢を掲げるにせよ、そういうシビアさは了さんの担当ではなく、今でもない…ということなのだろう。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2023年2月20日
殺意も悪意もオモチャのナイフ、主役を本気にさせて覚悟を固めさせるための、便利な触媒。
そんなハンパさがお似合いの、感情任せの小悪党…月雲了。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2023年2月20日
これから沢山奇跡を成し遂げ、夢を世界に広げていく主役には背負わせられない、しみったれてちっぽけで詰めが甘い”人間らしさ”を、総身に引き受けて顔芸三昧な貴方が、僕は好きだ。
サドビ通じて、好きになってしまったようだ。
了さんの捻くれた憧憬も粘ついた憎悪も、”アイドル”の表面を削りつつ心臓には届かない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2023年2月20日
彼らは地面に叩きつけられるほどに闘志を燃やし、理不尽で軽薄な世界に向き合ってなお、夢を歌うことを止めない。
英雄に相応しい不屈、偶像に似合いの輝き。
どれも凡人には得難く…だからこそ眩しい。
芸事どころか暴力にすら選ばれず、安いチンピラのテキトーな仕事で”機”を逃すことしか許されない了さんの命運が、どこに転がっていくのか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2023年2月20日
その顛末がアニメの範疇で追いきれないっぽいのは、流石に見えてきた。
いや無理でしょ正直…MOPで一区切り付きはするだろうけど。
身も蓋もない理不尽が、どん底でも夢を見てしまう人間最後の希望すら押し流して、生まれるニヒリズム。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2023年2月20日
それに玉座を明け渡して、『世の中そんなモン』と諦めていくお話ではない以上、了さんの暴力は必ず打ち破られ、ひっくり返され、乗り越えられていく。
まー悪魔の存在意義は、いつでもそれだからな
願わくばそうやって無様に、両手を縛られて踊る裸の王様がどう間違えきるかを…もし可能なら、その先にどう救われていくかを、アニメで見たい気持ちは強い。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2023年2月20日
しかしまぁ、サドビまででもとんでもない獣道進んできたからな。
”4つ目”を望んで良いものか、未来はいつでも不確かだ。
それでも、俺は見たい
相棒の大ピンチを前に、千は残されたサインを執拗に拾い上げ、獣よりも獣らしく追いすがる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2023年2月20日
狗丸くんがどんだけŹOOĻで浮いてるか、がっぽり切り取ったレイアウトが大変アニナナらしい。
今回はめっちゃ画面歪んでたなぁ…。
(画像は”アイドリッシュセブン Third BEAT!”第29話から引用) pic.twitter.com/H6ZPOOUbbb
千さんが噛みついてきた時、法律だの倫理だの、人間社会の表道具を急に持ち出してくる御堂くんがあんまりに面白かった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2023年2月20日
お前それ持ち出せるマトモさあるのに、他人ハメる片棒担いでたのかよ…。
根っこがフツーなんだからフツーに暮らせッ!(ŹOOĻ全員に大声)
フツーだからこそ襲い来る理不尽やら不幸やら、あるいは顔のない不安やらに耐えかねて道を踏み外し、ロクでもねー面白くもねぇ悪事に手を染める、という話でもあろう。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2023年2月20日
御堂くんの世界認識は、まだ人間界の表道具が通用する状況でまとまってる。
自分自身が、それを越えた凶器で他人殴ってたのに。
この当事者意識のなさは幼き亥清くんと共通で、今後自分たちが手伝った邪悪のツケを払う事にもなろう。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2023年2月20日
もーそうやって痛い目実感することでしか、自分が何したかったとか、本当は何が欲しかったのかとか見えないどん詰まりに追い込まれてんだから、一回転落するっきゃないよ!
Ź覚悟も当事者性もなく堕ちた外道よりも、当たり前に思える正道のほうが進むのは難しい…と描くために、ŹOOĻくんが必要だったのかな、とも思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2023年2月20日
二期までの三ユニットはみんな光属性、常人が間違え諦める所で顔を上げ、あるいは誰かに手を引かれて、すんでのところで立ち上がれるヒーロー。
その輝きでは描ききれない、フツーだからこそ半端に致命的に間違えきって、そこから”アイドル”探していくボンクラがいる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2023年2月20日
人間の光も闇も常にそこにあって、その何もかもを飲み込んで輝く(可能性を持ちうる)から”アイドル”は凄いのだと、物語が告げるために。
そういう立ち位置…なんかな?
まーŹOOĻくんの生き直し頑張り道中は、自分たちがどんだけ間違えきっていたか理解する所にも至っていないわけで、こっちもまだまだ終わらぬ物語…ということなのだろう。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2023年2月20日
千さんの凄みに飲まれ、狗丸くんが了さんを売った事が、足元弱いŹOOĻ帝国の崩壊、その始まりになっていくんだろうな。
四皇統治(テトラルキア)とうそぶきつつも、その実自分たちの欲望がどんな顔をしているのか、それを叶えるために何に耐えられないのかすら知らなかったボケカスは、上から振り下ろしてきた暴力を逆手にブン回されてようやく、思いの外ヌルくて甘い自分たちを知っていく。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2023年2月20日
俺らは、別に王様じゃない。
むしろ他人の野放図な悪夢の手先に、便利にブン回されてきた善良な奴隷でしかないのだと思い知るところから、ŹOOĻのお話は本番なのだろう。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2023年2月20日
今回の御堂くんの白面からは、その気配がチリチリ漏れてて面白かった。
怪物が怪物でいられた時間が終わり、人間のお話が始まんだなぁ…。
一方その頃、棗巳波はガッツリ脅迫されていたッ!
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2023年2月20日
『俺が存在すること自体が治外法権』発言からすると、ナギはノースメイア外交官身分で来日してんのかな?
生まれつき握った銀の匙で、他人の足場を掘る方法良く知ってんね…。
(画像は”アイドリッシュセブン Third BEAT!”第29話から引用) pic.twitter.com/lJtE5Cxvef
棗くんもヤマちゃん煽ってた時のムカつく余裕ヅラが剥げて、『春樹大好き! だからこそ愛されてのんびり夢見てるナギ許せない!』なヤンデレ気質が見えてきた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2023年2月20日
俺は愛ゆえに頭がおかしいキャラが大好きなので、ナギ編導入として棗くんの汗や眼が見えてきたここ最近、彼の評価はうなぎ登りである。
棗くんが投げ込んだ爆弾はナギを夢から醒まし、現状を教えた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2023年2月20日
それは薄暗い愉悦に満ちた復讐であると同時に、客観的な事実を伝える手助けでもあって、一概に善悪を語れない面白さがある。
ここら辺の象徴化に、濃厚に明暗が交錯する給湯室が良い仕事しとるな。
ナギは棗くんを暗い場所に追い込んでいるけど、それは光を背負うがゆえに光が見えない場所へと、自分を追い立てもする。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2023年2月20日
逆にナギに激詰めされている棗くんからは、闇の中かすかな光が見えるポジションなわけで、さてこの衝突が二人に何をもたらすのか…って感じ。
棗くんが三下悪魔と手を取って、ŹOOĻになって何がしたかったかは、ここ最近彼が放つ熱からちょっとずつ感じ取れてきた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2023年2月20日
もしかしたらŹOOĻで一番、自分が何を投げ捨てて何を掴んだか、覚悟と理解があるキャラなのかもしれない。
ド汚ぇ手筋と知りつつ、それでも掴んだ荒縄は、自分の首を絞める…か。
あるいは嘲弄の微笑みを投げ捨て、冷や汗をかく人間味を闇の中見せたことで、どん詰りから這い出して望みを掴む一歩目を、今回踏み出せたのか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2023年2月20日
そこら辺の行く末も、この先描かれるのだろう。
アニメでやれるかは分かんねぇけどな!
マジ頼んますよ4th…。
北国ノースメイアに絡めて、棗くんはナギをバルドルに例える。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2023年2月20日
神に愛された光の王子が、ヤドリギに貫かれて死んだことで神々の黄昏が始まり、王国は焼け落ちた。
”桜”を名にし負う春樹は、自分の存在が終わりの引き金を引く罪悪感を、ずっと隠してきた。
ラグナロクの先には人類史があり、そこにおいてバルドル(と彼の殺害者たるヘズ)は新世界の数少ない神として復活を果たす。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2023年2月20日
こっからナギが突っ走るノースメイア・サーガも、たっぷりの騒乱と憎悪が荒れ狂い、破局の先に何かが生まれるのだと、告げる棗巳波の詩だったな。
俺は古い戦士が同時に詩人でもある文化が好きなんで、棗くんが憎悪を込めて仇に詩を送れる男だと分かったの、かなり好きなんだよな。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2023年2月20日
自分がどんな棒で他人の頭殴ってたのか、自覚がない色男より、手応えある汗の臭気(ムスク)が宿ってきた。
もっと剥き出しになってくれ、棗巳波…。
そして3つ目の炸裂点、月雲了と十竜ノ介。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2023年2月20日
ここで安い自己満足のためにアイドル爆弾煽るんじゃなくて、百ちゃんの死体だけ受け取れる冷たい優秀さがあったら、了さん勝てたのにねぇ…。
まぁ、勝つために悪事してねぇからなぁこのバカ。
(画像は”アイドリッシュセブン Third BEAT!”第29話から引用) pic.twitter.com/6C2uJhBXq4
※訂正
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2023年2月21日
× 十竜ノ介
○ 十龍之介
自分を選んでくれなかったアイドルを、世界を、多分家族を嘲笑い、何にも夢中になれない自分を守るために、自分も他人もニヒリズムに食わす。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2023年2月20日
そんな衝動に突き動かされた男にとって、綺麗な夢を泥で汚せるタイミングは見逃せるもんじゃなくて、思わず大事なヒントもモリっと飛び出す。
龍之介は硬く拳を握り、どん底から這い上がったからこそ今総身にみなぎる充実感を、一切疑っていない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2023年2月20日
その眩しさ、力強さ、衒いのなさこそが、了さんが欲しくて欲しくてしょうがなくて、百やら陸やらにすがって分け与えてほしくて、クソみたいに最悪な手段で跳ね除けた、得難い夢なのだろう。
薄汚れた泥に沈んでいる限り、絶対に手が届かないまばゆさを幾度も目の前に突きつけられて、了さんも生存のために必死である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2023年2月20日
噂を一つ流す度、他人の人生潰す度、弱くてズルい自分も生きていて良いのだと、安心する日々だったと思う。
それもそろそろ終わる…のかなぁ。とっとと死ね!(愛の叫び)
かくしてひ弱いダーリンが押し寄せてきてドッタンバッタン大騒ぎ、ハッタリと殺意が渦を巻く運命の交錯点である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2023年2月20日
あのさぁ…命を天秤に乗せての交渉事をやるのに、ドウグの準備一切なしってどんだけポンコツ雇ってんだよッ!!
(画像は”アイドリッシュセブン Third BEAT!”第29話から引用) pic.twitter.com/dJRD2Kwk0S
そこら辺のツメの甘さで、Re:vale助かってんだからありがたい話ではあるけども。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2023年2月20日
了さんは暴力を夢を叶えるツールとしても、それ自体が目的となる夢としても見てないので、どうも”仕事”でやり切るにはヌルくなんだよな。
ここら辺の気質が、手下であるŹOOĻくんとも共通なのは個人的に面白い。
むしろ嘘まみれの王子様を演じて、その先にある自分たちだけの夢にがむしゃらになっている龍之介のほうが、いざという時の実力行使に躊躇いがない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2023年2月20日
しっかしなぁ…手段は常に目的を汚すわけで、綺麗な題目はっつければ了さんと同じ手口を選ぶ逞しさ、キャーキャー褒める部分じゃねぇなとは思う。
タフでワイルドな魅力(それこそ龍之介が商品として求められ、演じてきたもの。土壇場で了さんのイメージ悪用をひっくり返してきた信用資産)を強化するべく、危機をスパイスに使う料理法ともいえるけど、脅せば殴れば夢が叶うと一回学ぶと、二回目以降の引き金は軽くなろう。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2023年2月20日
自衛のため、正義のため。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2023年2月20日
そういう題目ひっつけて”正しい暴力”は制御不能な所まで必ず加速するわけで、了さんに引っ張られる形でアイドル達の暴力性が表になる今回、スカッと爽快な逆転劇の裏で相当、危ういもんが胎動してる感じはある。
まぁ誰かが間違えたら、仲間が正せばいいだけの話で。
了さんは殴って直してくれる誰かが隣にいなくて得、その手をつかむ方法も徹底的に間違えていた結果、こういう場所にへたり込んでんだけどさ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2023年2月20日
完璧な神様なんかじゃないからこそ、幾度も負けて這い上がれる人間の強みを、十龍之介は今後も体現する男…になってくのかな?
龍之介の家族主義が時に無遠慮で暴力的なのは、MEZZO"の話でも描かれたところだが。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2023年2月20日
耳に痛く荒っぽい一撃が、優しさよりも激しく真実への扉を叩くことも、例えば鷹匡とTRIGGERの関係、ナギを愛で殴りつけた棗くん辺りから匂っている。
ようは使い方、活かし方、あるいは間違え方。
そう描くためにも、そろそろ顔の見えない怪物たちの仮面を引っ剥がし、虚栄の奥にいた弱っちい素顔を暴いていくタイミングなのだろう。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2023年2月20日
顔と名前が見えてしまえば、怪物は怪物ではいられない。
人間としての限界と夢を描かれるほど、悪役の賞味期限が近づいていく。
というわけで一難去ってまた一難、Re:vale渾身のビンタ合戦実質SEX!!(はしゃぐなクソオタク)
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2023年2月20日
罵倒に見えて『好きだよLOVEだよ誰よりも』と、掌で伝える傷跡のシンメトリー。
やっぱこの熱こそが、Re:valeの味である。LOVEだねー…。
(画像は”アイドリッシュセブン Third BEAT!”第29話から引用) pic.twitter.com/eJJT0zhCdo
神様をビンタすることは原理的に出来ねぇわけで、大事な千サンを神様にしすぎたけっか喉がふさがった百ちゃんが、ズルくて弱い相棒を”人間”として総身で受け止める姿勢が、既に整っていると示す愛の殴打合戦だと言える。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2023年2月20日
セカビの荒波を超えて、了さんの用意した火種を食って、ようやくここまで来た。
Re:valeは間違えきってズルくて臆病な、等身大の自分たちをしっかり認識した上で、そんな自分でも叶えたい奇跡があるのだと前を向く。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2023年2月20日
それは人間のまま神様になろうとする荒行で、一人では絶対叶えられないので沢山のみんなと、特別なあなたの手を取ることを、何より大事にしている。
だから万を失ったRe:valeはここでようやく、対等に握手をしたんだと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2023年2月20日
神様なんかじゃなく、でも無限の可能性を持ったただの人間として、終わりに抗い虚無を超えていく旅。
その輝きに魅せられたから、春原百樹は”百”になった。
今もそのファン気質は続いていて、誰よりも奇跡を信じ千を愛する。
※訂正
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2023年2月20日
× 春原百樹
○ 春原百瀬
そんな百ちゃんらしさだけが切り開ける夢に、彼のダーリンがずっと一緒にいることを、今回の冒険は良く示した。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2023年2月20日
”てっぺん”にいる連中がこんだけ剥き出しで、飾りのない祈りで頬張り合ってるのは、作品に熱を宿すいい表現だなと思う。
Re:valeはいつでもアツいから良いよね。
そして桃色の闇の中で、王子の顔は良く見えない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2023年2月20日
ヤマちゃんがナギに歩み寄ろうとして近づききれない、その切なさを知る表情は丁寧に切り取られつつ、アイナナのジョーカーは暗く冷たく、仮面を被り直す。
(画像は”アイドリッシュセブン Third BEAT!”第29話から引用) pic.twitter.com/lGU5ZezMtw
二次元特有のキツいピンクが毒々しく、夢の終わりを照らす画作りはいい感じにショッキングで、了さんが顔の見えない怪物から降りて、新たに始まる惨劇を見事に予兆する。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2023年2月20日
今までずっと、どんなピンチでも微笑み続けてくれた特別な存在の、顔が見えなくなる窮地。
冷酷な政治屋、がんじがらめの王子様。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2023年2月20日
そんな素顔を夢で隠して、この寮の中微睡んできた時間を、ナギは終わらせていく。
夢見たことが罪なのだと、棗くんに厳しく指摘されて、ケリをつけるべく荷物を整理していく。
大和お兄さんの戯けた態度は、その虚無に踏み込みきれない。
他ならぬナギに助けられて、人生の苦い所たっぷり齧ったヤマちゃんが『あ、ダメだなこれ…』と地獄の手触りに瞳を濡らすの、セクシーで良かった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2023年2月20日
分かっていながら止められない絶望と、それでも止めたい焦燥と、美しい夢をまだ見ていたい甘さが入り混じった、最高のカクテルだぁ……(喜悦絶頂)
ずっとナギが便利なジョーカーから外れて、彼自身の物語へ進み出す瞬間を待っていたのだが、いざ動き出してみるとそれはあまりに寂しく、悲しいスタートだった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2023年2月20日
願わくば俺も、ピンク色の嘘くさい光に包まれたまま、ずっと優しい王子様の夢を見ていたかった。
しかし暴かれた先にある一歩にこそ、逃げ続けていた己の根源と向き合う足場があるのだということは、龍之介の言葉に背中を押され”家”に向き合った壮五が…その奮戦にガキだった自分をなげうって飛び込んだ、環の物語が既に語っている。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2023年2月20日
苦い良薬をあえて飲み、生きるか死ぬかに飛び込む勇気。
それが悪くない結末を掴める武器なのだと、作中既に示されているので、実はそこまで怖くもないんだよな。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2023年2月20日
過去に描かれたモチーフやテーマが、別の楽章で変奏され生き直す、あるいは豊かなイメージを与える作劇は、音楽ベースらしくて好きだなアイナナ。
かくして群像を取り巻く暗雲は激しさを増し、無明の闇に愛が輝く。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2023年2月20日
いったいどうなってしまうのか…というかどこまで描いて『続くッ!』と墨書するのか、まーったく読めない解らない。
次回サドビ最終回、大変楽しみであります。
マージ4th頼むッ! 棗巳波の地金が見たいッ!!!!