イマワノキワ

TRPGやアニメのことをガンガン書き連ねていくコバヤシのブログ

プレイレポート 23/08/31 TNX『Stylish Debutante』

 昨日はかみおふ boost 2nd(https://unmeinotobira2020.wixsite.com/godoff-boost2nd)でRLさせてもらうシナリオの、テストプレイニ回目を遊んできました。

 

 シナリオタイトル:Stylish Debutante システム:N◎VA-X RL:コバヤシ

 千本松さん:シード:外見20代無性:ヒルコ◎コモン●ニューロ 人格も肉体も、その在り方が未だ定まらない、未生なるミュータント。持ち前の無垢に漬け込まれ食い物にされる日々を送っていたが、とある少女との出会いが運命の扉を切り開く。無自覚ながら、驚異的な電脳適性を誇る。

 taroさん:”救出者(リディーマー)”レリクト:外見20代女性:カブト◎●ヒルコ、イブキ この世のどん底からスタイルを得て這い上がり、生きる伝説となったボディーガード。靭やかな精神と自在に変化する肉体を生かし、難局をタフに切り抜け若人に未来を示していく。

 こんな二人が、災厄の町にありふれた活劇をくぐり抜けていくアクトを遊びました。
 とても楽しかったです。
 このシナリオも二回目ですが、”効く”と思って設計した部分は今回も上手く機能して、基礎設計はまぁまぁいい感じなのかなと思いました。
 PLお二人も熱意高く、シナリオがやりたいことを的確に見抜いた上で自分のやりたいことをしっかり提示してくれて、上手くキャッチボールが出来たかな。
 やっぱりTRPGはコミュニケーションのゲームなので、『私はこれがしたい/したくない』というサインが明瞭に出て、そこに『こうすればもっと、面白くなると思うよ!』つう燃料をガポガポ注ぎ込んで加速させていくのが、一番楽しい。
 キャラの相談する段階からここら辺のやりとりがスマートかつクリアに出来ていたので、ある意味成功するべくして成功したというか、的確な努力がビッグな楽しさに繋がったアクトでした。
 つくづくありがたい。

 このシナリオはコモン枠が全く無力な段階からキャストとして覚醒し、自分を見つけていく作りになってます。
 だからなにも出来ない白紙の状態を、どんだけ的確に作れるかがセッション内部での変動幅に直結してくるわけですが、ニ回やってみるとそれぞれの初期状態、それぞれの飛び跳ね方があって、凄く面白いなぁと思います。
 そんな変化を導き支えるカブト枠も、もちろんPLの個性座組のかみ合わせによって全く別個の物語をアンでいくわけで、凄くオーソドックスなシナリオになったからこそ、こういう個別の変化を感じやすいアクトになったかな、と思いました。
 もうベタがベタであるってだけで忌避する年でもないので、自分にやれる限りのベタを全力で投げつけたわけですが、オーソドックスであるってのは力みなく横幅を広げられるってことでもあるなと、今更再確認などしています。
 卓ごと、その瞬間ごとにいろんな楽しさがあって、集った人たちがみな遊ぶことに本気であるってのは、強いし大事で得難いことだなと思います。

 というわけで、大変楽しいセッションになりました。
 有意義なフィードバックも多数もらって、テストプレイとしても実りの多い時間でした。
 同卓していただいた方、ありがとうございました。