イマワノキワ

TRPGやアニメのことをガンガン書き連ねていくコバヤシのブログ

プレイレポート 23/09/24 TNX『星喰い-abaddonn-』

 昨日は初心者歓迎オンラインコンベンション”かみおふBoost 2nd(https://unmeinotobira2020.wixsite.com/godoff-boost2nd)”で遊ばれるシナリオの、テストプレイに参加しました。

 

 シナリオタイトル:星喰い-abaddonn- システム:N◎VA-X RL:田中くん

 シェンツさん:”無謬龍”ヒカリ:外見15才女性:アヤカシ◎ヒルコ●ハイランダー 究極の人造生命体”龍”の一体であり、幸福な夢に微睡んで生きてきた無辜なる個体。過酷な運命に追いつかれ、街に一人放り出された先に、己だけのスタイルを探していく。

 アカメくん:禅:24才男性:バサラ◎チャクラ●カゲ 聖母殿の事件処理装置として生きてきたが、とあるマネキンとの出会いにより足を止めた男。在るべきものを在るべき場所へと正しく収める方法を模索し、俗塵に塗れ世間を知るべく街をさまよっている。

 コバヤシ:”天使憑き”エドヴァルド・ヴェンツェル:25才男性:カブト=カブト◎●シキガミ 左手に亡き恋人の墓碑銘を刻み、その身一つであらゆる困難に立ち向かう伝説の護り屋。天使となった恋人の加護を受け超人的活躍を成し遂げているが、自身を無力な罪人と断じる当人には、その姿が見えることはない。

 

 こんな三人で、究極生物”龍”の決闘場と化したN◎VAを走り回ってきました。
 田中くんとはリアルの付き合いが長くて近いので、色々忙しい現状を聞き及んでいたわけですが、その合間を縫ってコンベンションRLを引き受け、シナリオをリメイクしてて大変偉い。
 ……で終わらず、しっかり面白いアクトに仕上げて一緒に遊んでくれて、メチャクチャ楽しかったです。
 人類の埒外として製造された”龍”が、その製造目的に反して愛を知って奪われ、アクトの中で自分なりに生きる意味を見つけていくストーリーライン、そこに他キャストが深く食い込んでいくドラマ性の強さは、NOVAらしい当事者性の強さで大変良かったです。
 N◎VA全域を巻き込みながら龍と戦っていく展開もヒロイックだし、常識のタガを外したスケール感がブン回りつつ、ちゃんと人間ドラマを掘り下げていく落ち着きがあるのも良かった。
 いくつかもうちょい煮込んでフックを強く出来る部分もあったけども、そこはプレイ後にしっかり指摘したし、それが出来るのが身内のテストプレイの良いところだなーと思いました。

 プレイヤーとしては頭のてっぺんからつま先まで、純度100%のカブトを久々に遊ぶ。
 僕はN◎VAで一番かっこいいスタイルはカブトだと思っているので、そのど真ん中を延々走り続けるキャラをやるのは、大変気持がいい。
 それを独りよがりで終わらせず、いい具合に他キャストやアクト全体と響き合わせながらセッションできたのは、凄く良かったと思う。
 やっぱスタイルが持つかっこよさって、他人と混ざり合うことで何億倍にも引っ張り上げられるからね。
 TRPGである以上キャラクターが持つ物語って、シナリオなりキャラクターなり他人が差し出してくれたものと呼応しながら形になっていくもんだと思うので、ちゃんと対話し変化できるキャラだったのは良かったと思う。
 色々煮えたシーンがやれて、NOVAの原液をガッツリ飲んでる感じを楽しめて最高でした。

 

 というわけで、大変楽しいセッションでした。
 同卓していただいた方、ありがとうございました。