流石にキャパオーバー気味なんで、一期と二期は切り分けていきます。
・第14話(放送時の感想 アイドルマスター・シンデレラガールズ 2nd SEASON:第14話『Who is the lady in the castle?』感想 - イマワノキワ)
遠い夢が現実になってしまった後でも、物語は続く。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月3日
あの時街を埋め尽くしていた『アイドル』に自分自身がなった後の物語。
ビルドゥングスロマンが終わった後、リアリズムと不条理のノベルズに物語の軸足が動く。シンデレラの文学史、ドン・キホーテ以降である。
かくしてアイドルたちは世界のてっぺんに登った。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月3日
それを切り崩す悪いヤツ……ってほど悪いやつに出来なかったのは、961社長と別の存在として描きたかったからか、記号論から離れた二軸の物語を展開したかったからか。
正直、常務の評価はいまでも悩ましい。
なおリアルでは三ヶ月空いた模様。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月3日
顔のいい女が好きな感情拗らせまくり美形肩幅ポエマー女の匂いがするー!!(悪い子みりあ調で)
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月3日
物語開始時は上の人にちゃんと挨拶できなかったCPも、芸能界の水に慣れてすっかり振る舞えるように。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月3日
蘭子ちゃん小学二年生だよな。ぜってぇ一人でねれない夜がある。新田の寝床で寝る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月3日
杏ちゃんの営業スマイルは崩れないなぁ……二億兆点。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月3日
常務の城崩しという二期の本題を前に、コミカルでコメディな幽霊騒動で一つかき回す。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月3日
軽い騒動で、一期の成功体験を保持したまま楽しくドタバタさせておいて、足場をまるごと崩しにかかる不意打ちの二期開始。
すっげークソ映画っぽい、幽霊戦争3D。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月3日
もしもしポリスウーメン?
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月3日
ここで乃木フニャのCM入るの、偶然だけど面白いなぁ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月3日
膕の描写に本気を感じる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月3日
Pから見た渋谷にとって『楽しんでいる』かは最大の重要案件。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月3日
渋谷は『楽しくなる途中』で女と女に出会う。Trancing Pulse、変節する衝動のスターティング・ポイント。
このギャルっぽい子、このモジャモジャのこと好きすぎない? 大丈夫?
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月3日
ホワイトボードに描かれた手作りのウェルカムイラストが、アットホームな空気を出す。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月3日
巣が奪われる話なので、そういう空気を細かく作っていくのは大事。
幽霊騒動、探偵遊び。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月3日
知恵を絞って、一つのルールで遊ぶことで一つにまとまるのは、合宿のレクリエーションと同じか。
一番でかい落とし穴を見落としているのも。
つ、次から次に新しい女が出てきて女と出会う……多田が『憧れ』に出会っちまった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月3日
みくは見てるだけだぜ……奪われるモノの大きさすら知らないままに。
しかし木村クンはカッコいいなぁ……。
追いかけて 逃げるふりをして
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月3日
まゆはマーメイだなぁ。
リカ・カブトムシガスキは姉を見かけると無条件で抱きつく習性があります。捕獲するときには有効活用しましょう。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月3日
この扉でキッチリ線を引いた渋谷と姉の対面、レイアウトが好き。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月3日
姉は線を踏み出して、渋谷は踏み出さない。踏み出せない。上手い未来の暗喩だなぁ。
『凄み』を感じる手紙だな。愛と束縛の赤いリボン。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月3日
CP→まゆ→まゆP→Pちゃんという感情数珠つなぎ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月3日
まゆの描き方は完全にホラー。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月3日
おう露骨な刃物やめーや。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月3日
リカは恋話好きだなぁ……智絵里が遠巻きに見ているのが面白い。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月3日
ドキドキするのはこっから、本当に致命的な事件は目が冷めた次の日に。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月3日
過ぎ去った過去、楽しい時間を思い出すように、フェスの写真が切り取られる。
ああ、ここで本田の学園生活描写あったか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月3日
そして渋谷が新しい女と感情を育んじまうーーーーー!!!!!!
なんかインパルスがほとばしる瞬間があると思ったら、一切後ろを顧みずにぶっ飛んでいくのが渋谷凛のエンジン性能だなぁ。
さーまた配電盤係がサボタージュするタイミングが来たぞ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月3日
12時は魔法が解けるタイミング。
何が親しみやすいアイドルだ……何がバラエティだ! お前らは理想から逃げた、迎合したんだ! 根性なし……圧倒的な高嶺の花、理想の星って夢を追いかけられなかった根性なしじゃねーか!! なのに、アイドルっていう夢見せる仕事とかしてんな!!(小暮常務の激情)
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月3日
ハイというわけでね、ここまでの集大成を見せる12話と、一つの結末にたどり着いた後の物語の始まりを告げる第13話でしたね。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月3日
非常に達成感のあるアイドルフェスの後に、のんびり探偵ゴッコして『永遠に魔法が続くんだ』と安心させた後に、スパッと足払いを入れて全部壊す。見事な手腕です。
12話内部でも、合宿の成功を受けてリーダー新田が張り切り、それが過ぎてピンチが訪れるという『安心→危機→克服→達成』のリズムがあります。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月3日
それはクールをまたいで13話にはみ出し、こっから長いこと戦うことになる常務が大鉈を振るったところで次回に続く、と。
常務の描き方、彼女が背負う『もう一つの理』が描ききれていたか、想定していただけの物語機能が達成されていたかに関しては、なかなか難しいところだと思います。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月3日
二期を見ていくことは、その未達と理想を追いかけることでもある。時間を置き、結末を知っている今、彼女を見て僕がどう思うか。
ここから先は『それ』が楽しみだったりします。元々引力のあるキャラで、世間の風がブーブー言う中『え? この人もアイドル好きすぎて頭おかしい修羅でしょ? 感情のブラックホールでしょ?』という気持ちで、楽しく見てたりした。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月3日
デレアニはおとぎ話のモチーフが至る所にある(夢色ハーモニーの『暁の星 追いかけて 虹を渡って』のオズの魔法使いとか)わけだが、別のロジックを背負ってCPに向かい合う常務は白雪姫の鏡であり、毒入りりんごを渡してくる継母女王でもある。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月3日
血の繋がった姉妹、苦楽をともにしたPとは違う立場
しかし原点のおとぎ話がそうであるように、シンプルな善悪二元論(961と765がそこにいたかどうかは、論が必要な話題であるが)では切り取りきれない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月3日
鏡=継母は誘惑し、自分たちの領域にシンデレラを引きつけていく。それで見える世界もあるし、壊れて広がる世界もある。
765プロという『みんな』が無限大に広がっていく方向性を選んだアニマスと、手を離して拡散し変化しつつ同質であることを選んだデレアニとは、やはり常務という存在、彼女の誘惑とロジックにCPがどう染まり、跳ね返し、あるいは染替していくかという連動に差異があるように思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月3日
それが必要十分な説得力を持って描かれていたか。尽くせぬ部分も山ほどあり、1クール目で体重を預けさせたCPの不完全さ、それを切り崩すことで生まれる新しい可能性の『不安さ』は、シンプルな成長譚を望んでいた視聴者には裏切りでもあった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月3日
これより、僕は再度道をたどることになる。楽しみだ。
・第15話(放送時の感想 アイドルマスターシンデレラガールズ 2nd Season:第15話『When the spell is broken...』感想 - イマワノキワ)
ハイというわけでね、第2クールに入ったアイドルマスターシンデレラガールズのアニメ、第15話から16わにかけてでございます。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月4日
ようやく手に入れたお城が色白肩幅お姉さんに解体されまして、少女達は居場所を探してさまようことになる。リスタートした物語がどこにたどり着くか、見ていきましょう
この新OP、二期の展開だいたい明言してんだな。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月4日
あと裸足ね。シンデレラの靴を脱いだ(脱がされた)後のシンデレラの話なのだな二期。
この画面の暗さ凄いな。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月4日
「ウチ学校じゃなくて会社だからさぁ~、人材育成より結果出してくんなきゃこまんだよねー。あと噛み付くなら対案あるよね対案」というのを、常務言語で言うとこうなる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月4日
プロジェクトを追われた私達は地下に潜った。しかしやられっぱなしで黙ってる私達アイドルじゃない。個性豊か仲間たちと、敢然と悪の常務に立ち向かう。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月4日
私たちはアイドルチーム、シンデレラプロジェクト!(Aチーム冒頭っぽく)
毎週蘭子は精神病院から出て来る。
常務が豪腕のリストラクションを決断するに至った、個性路線の無秩序、夢のお城のグズグズな部分はちゃんと描くべきだったと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月4日
ここまでアイドル目線の夢のお城としてピカピカポップに書かれてきたイメージをひっくり返す強度がなかったので、展開を飲めない部分がある。
内側になんにもないから、答えは出てこない。頑張りますしか出てこない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月4日
そこしかしがみつくしかない島村卯月の必死さを見て、本田未央は自分を取り戻す。でも、それが致命的な傷だってことまでは見抜けない。みんなそんなもんかも知れん。
一期を彩った夢の名残が、一個ずつ丁寧に踏みにじられていく破壊の描写は綺麗で好き。ここら辺は丁寧よね凄く。イメージ力の打撃筋肉(ヒッティングマッスル)が強いのを、最大限活かしてる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月4日
あと暗すぎィ!!!
常務初の、自分好みの顔のいい女への告白ターイム!!!!
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月4日
初手で大ファンブル出す常務の不器用さが好きだよ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月4日
こと、高垣楓相手に『用意できる箱のデカさ』で自分を売り込むのは最悪手。それにファン切り捨てがついてくると倍率ドンだ。
楓さんのエピソードは律子のエピソードを引き継ぎ、Jupiterに手渡す流れなのかなぁ。緑の系譜。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月4日
ファンと自分が必要とする接点としてのライブハウス。箱のデカさと泳げる広さ。そこを満たしていく、ファンたちの狂おしいほどの希求。
部長は常務唯一の味方だよなぁ……その思いを元表に出してやっても良かったと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月4日
とりあえず追放された地下でも、住環境を良くしていこうとするシンデレラ。衣食住のクオリティがそのまま生活の充実に通じる描写は、デレアニに特徴的であり、創作の基本でもあるか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月4日
アイドルにとっても『高垣楓はファンのために全て蹴れる女』とは思われてないんだな。クールで綺麗でカッコいい。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月4日
常務が見落としてた部分を、実は全員見落としてる。彼女だけ盲目ってわけじゃないんやで。
話がまとまってから全体的なモチベーションを高め、暖かい感じでムード作るテクニックに関してはきらりは頭抜けてるな。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月4日
隠せねーなら強がりなんかすんな!
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月4日
というわけで、誰も知らなかった高垣楓をNGsは仕事を通じて理解していく。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月4日
前川が言っていた『何かしたい』を子供のおもちゃではなく、大人に通用する言葉で書こうとする。メディアの違いが影響力の違いになる描写は、クールマタギでじっくり書いてるな。
んー、EoJ見た後だとこのファンとのゴタゴタするシーンは印象が変わるなぁ。文脈が追加されて、内実が別の形に変化してる。面白いや。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月4日
カリスマッ!! って感じだな高垣。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月4日
二期追い求めるべき、完成されたアイドルの姿、ファンとの間合い、自分らしさの理解と表現を、実質初エピソードの今回で見せる感じか。
ガキっぽい夢から現実へ、出来ることを見つけて提案し実行していく仕事へ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月4日
実はキャリアメイクの話で、キャリアの中で人間がどう変わり、周囲に同アプローチしていくかというメディア論の話でもあるデレアニ。
舞台袖なんだが、ユウツな気配だった本社より全然明るい。具象ではなく心象を常に捕らえるデレアニのカメラ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月4日
高垣楓にとってのファーストステージ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月4日
島村卯月にとっての養成所。
渋谷凛にとっての公園。
本田未央にとって己と出会った場所はどこなのだろう。
高垣楓が踏み出した、緑色の光。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月4日
NGsが踏み込めていない、これから踏み込むべき場所。
境界線がハッキリしたレイアウトは、やっぱ予言としての機能が高い。
常務がここで『んじゃああたしが最強のあんたのファンだっての見せてやるよ! 全部背負ってやるよ!! SUKIだよ!!!!!』って言えれば、大勝利ハッピーエンドだったのに……。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月4日
常務のリストラがあって暗い話なんだけども、高垣楓という『これまでの路線のまま先に進む』完成形、地下のお城の住環境整備、大人に通じる企画書って言語の獲得と、ポジティブな感じに物語を駆動させているのはさすが。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月4日
なんだかんだ、心理主義のポジティブな基調で進むのだ。青春物語だし。
んでPちゃんも自分の領域で『出来ること』を見つけて踏み込むと。あそこでも明暗は非常に明瞭なレイアウトを描いている。ここは徹底してる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月4日
Pちゃんはアイドル=笑顔。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月4日
常務にとっての『アイドル=』の理想形を、簡勁な言語にまとめられなかったのは二期の弱みだと思う。
多分『高嶺の花』何だと思うけども。手が届かないからこそ、手を伸ばしたくなる夢。実際そこへのあこがれが、アイドルたちを城に導き続けていく。
暗めのシリーズを貫く大目的、『パワーオブスマイルの成功』をドバンと貼り、プロジェクト内部の前向きムード、団結力、役割分担を見せるシーン。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月4日
この『私達の』『私達なりの』が持ってる閉鎖性・排他性の危うさに踏み込めたなら、常務が滑り込んでくる隙間もあいたと思うのだが、『みんな』はアイマスコンテンツにおいて危険なほどに強いので、簡単には崩せないか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月4日
SideMは一回『みんな』を完膚なきまでに崩して再構築するとこまで、物語の圧を高めていくかもなぁ、とは思っている。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月4日
・第16話(放送時の感想 アイドルマスターシンデレラガールズ 2nd Season:第16話『The light shines in my heart』感想 - イマワノキワ)
魔法がかかってない安部菜々のプライベート。ウサミン星は千葉にある。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月4日
一期は少女達の頑是ない夢が一気に世界を切り開き、高みに登っていくまでの物語だったわけだが、二期は『現実見なよ』って言葉が出て来る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月4日
ここで幻想-現実っていう分かりやすい対比で見せないのは、童話というモティーフに引っ張られすぎたか、ストレスコントロールを大事にしたからか。
安部菜々はウサミン演じ続けて偉いなぁ……歴史の教科書に載るくらい立派。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月4日
ファラオの気持ち、二億兆点。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月4日
ARMのピコポコ音はやっぱ脳髄に刺さるなぁ
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月4日
前川の幼い憧れが安部菜々に刺さる。腰は痛い。朝は辛い。それでも、『かっこいいにゃ~』という子供のあこがれを裏切ることは出来ない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月4日
ヒーローなんだよ、安部菜々は。
この乗務のやり方を通そうとすると、ネットを使ったプロモーションは全部できないという。憧れの魔法が解けるためには、情報を押さえ込むのが必須だから。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月4日
色物の屠殺場こと346大会議室。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月4日
高垣楓っていうスタンダードの完成形見せて、安部菜々っていうヴァラエティ方向の最強ユニットを掘りに行くここ二話は、『シンデレラプロジェクトが一応完成した』一期の後を繋いで、別の話をやる二期の出だしとしてとても良い配置。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月4日
ウサミン可愛いから、ここまでの描写で大概の人間は好きになってるわけじゃない。(そこ前提で会話開始)
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月4日
常務が切り捨てる部分のキツさを背負ってもらう役としては、良い配置したなぁ。
多田くんは相棒が切り捨てられないか心配。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月4日
光しか見ていない前川の幼さと、現実を見てる多田の陰り。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月4日
前回の探偵ごっこといい、遊びの楽しさと明るさ、危うさを活用する演出好きね。
オレンジ球面に反射する歪んだ顔頂きました~
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月4日
ここの多田との不協和音は、後の木村夏樹エピに通じる伏線なわけだ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月4日
スンマセーンお兄さんはマジモンの英雄。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月4日
やっぱうさ耳はヒーロー装束だよな。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月4日
ウサミンは大人なんだから頑張ってよ! 辛くても止めたくても私の夢なんだから、折れずに無敵で頑張ってよ!!! という前川の、死ぬほどキツいエール。渋谷のエゴイズムに少し似ている気がする。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月4日
これ『安部菜々』は誰も知らないっていう、すげー残酷な絵だよな。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月4日
みくも大衆も求めてるのは『ウサミン』でしかないっていう。
やめろ前川!!!
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月4日
いやネタかもしんないけどさぁ、このウサミンコールは痛いよ。しんどい。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月4日
死ぬ気だ安部菜々。
演じる。演じ続ける。腕がもげても、世界に必要とされないとしても、誰か一人が子供の目で自分を見つめ、声を上げてくれるなら、演じ続けなきゃいけない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月4日
大人のしんどさをピンク色に煮込んだ話過ぎて、ヒーローフィクションとしてよく出来すぎてる。
希望に擦り切れたウサミンオルタが未来にやってきて、前川とウサミンを殺すために多田と契約する物語を妄想。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月4日
そして前川は、己の幼さと残酷さに気づかないまま、ヒーローに勇気をもらって新しい道に歩き直すと。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月4日
関係ないんだ、個人の痛みは。そんなものは届かない。届くことを期待しても報われはしない。ただ、その前提を乗り越えた優しさが時折奇跡を起こすってだけの話で。
色物軍団が大量加入!!
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月4日
地下室を根城に、はみ出し者軍団がデカイ権力に反旗を翻していくって構図はやっぱワクワクするな。仲間獲得描写は二期、毎回忘れずに入る。ここら辺のベーシックな楽しさを取りこぼさないのはさすが。
強くなければ生きていけない。優しくなければ生きている資格がない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月4日
安部菜々のハードボイルドを、童話に浸かっているCPは批評出来ないし、ともすれば認識すらできてもいない。物語のジャンルが違うのだけども、そこに安部菜々=現代小説がある意味はあまりに大きい。
ハイというわけでね、高垣楓と安部菜々、二種類の『頂点』、CPがこれまで歩いてきた道の先にいる完成形を追う、セカンドシーズン最初の物語でしたね。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月4日
NGsと前川みく、二種類の子供たちが舞台袖から、あるいは客席から憧れの目で大人を見る。それに自然体で、あるいは死を覚悟した笑みで応える
特に安部菜々の物語は子供の純朴さと残酷を徹底的に切り取ってくるヒーロー物語でして、演じるということの意味合いもまた深く描かれておりまして、非常に優れた物語だと思います。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月4日
一期だと安部菜々のしんどさとプライド、覚悟はメインには据えなかったんじゃないかなぁ、と思う。
舞台が安部菜々を、ウサミンを描くシビアさを獲得するまで待って、満を持して出たエピソード、ということなのかもしれません。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月4日
こういう感じで、『まだ何も手に入れていない子供』『お城にたどり着くまでのシンデレラ』では描けなかった物語に切り込んでいくのは、二期の面白さだと思います。
それが徹底できているのか。『新たな光に会いに』行けたのかは、今後のエピソード、描写、演出を総合して判断されるところでしょう。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月4日
幼さへの無邪気な信仰、順風満帆なサクセス・ストーリーへの対抗は、安部菜々の時点で明示されていたわけですが、それを全肯定できるほどファンは強くはなかったのか
シンデレラガールズの砂かぶりにはいなかったし、今当然いない僕としては、疑問に思っても確かめるすべのない疑問だったりします。結局、推しのいない気楽さからの発言でもあるしな。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月4日
物語はPoS成功という大目的に向かって、仲間を増やしながら進んでいきます。そこで何を描き、切り取っていくか。
レイアウト一つ、筆運び一つに過剰な『意味』を込めて、視聴者に解読してもらうことを前提としたハイ・コンテクストな物語進行/信仰は、更に加速していく。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月4日
その過剰な心理主義の到達点と限界点を、楽しく見ていこうと思います。次回は城ヶ崎姉妹と赤城みりあ、CIの物語。楽しみですね。
・第17話 (放送当時の感想 アイドルマスターシンデレラガールズ 2nd Season:第17話『Where does this road lead to?』感想 - イマワノキワ)
ハイというわけでね、毎晩毎夜のお楽しみデレアニ再放送のお時間です。常務のリストラクションが波紋を広げる中、ここまでの歩みをなんとか守ろうと地下室を城塞化していくCP。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月5日
しかし破壊は新たな創造を生み、変化が道を切り開いていく、という局面です。
今回は城ヶ崎姉妹とみりあ、CIの回。
ギャルよりキレイ系で売れ!! 私好みのキミになれ!! という常務のエゴ剥き出しパワー勝負。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月5日
あのそこのすり減ったスニーカーが、美嘉をカリスマまで押し上げたガラスの靴だって話よ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月5日
10代の少女に部門の行く末、後輩のキャリアまで背負わせてしまう大人の不甲斐なさは、アイドルに当事者性を強く持たせるCPの特徴を鑑みても見過ごせないヤダ味か。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月5日
『(城ヶ崎美嘉が一番輝けるドレスは、私が編むんだ……)』という、薄暗い彼氏面の美城常務。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月5日
コンテンツホルダーとして統一感を持って業務をコントロールしたいのと、346プロという看板使ってんだから報いろという要求/エゴ。
常務が顔の良いアイドルばっか集めるのは、346の名前を背負ってビジネスキャリア一直線だった過去への復讐だと考えると、継母感上がるな。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月5日
若さへの嫉妬、失われた者への執着、あるいは『そうなれなかった自分』としての娘達への道の強要。愛が理解されない人だ。
この正々堂々の造反も、常務がOK出してるから通ってるっていうね。なかなか複雑な環境なんだが、常務側の『理』をメインで受けるキャラがいないので見えにくい。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月5日
やっぱ専属アイドル一人つけて、『あなたとなら、心中しても良い』くらいまで関係煮込むと良かった気がする(推しなしの無責任な意見)
万能のシェルターに見える家庭にすら、幸せの裏側にすら小さな軋轢があり、それがみりあの笑顔を曇らせていく。城ヶ崎姉妹にも通じるあれそれ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月5日
妹に母を取られたみりあ、大人へのあこがれを同級生に見せたい莉嘉、キレイ系路線に反発する美嘉。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月5日
問題点の提示がスピーディー&スムーズ、そしてスマート。
やっぱ放送コードGIRIGIRIだよな、とときら学園。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月5日
スモックのヤダ味が凄い。
外側から押し付けられたキャラを演じきれない城ヶ崎姉妹は、前回のウサミンがキャリアの終わりを覚悟で演じきったのと対比か。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月5日
やっぱ道化師は大変な仕事だなぁ……。
裸足のクローズアップ。少し大人っぽいペディキュア。姉へのあこがれ。嘘。大人ぶって被った仮面が、莉嘉を守りきづつける。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月5日
ベイビーが泣くのはしょうがないじゃん!!!
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月5日
みりあちゃんが大人だから、良い子だから我慢して傷つくのもしんどいな。
階段を登る。キャリアアップの暗喩だが、非常に暗い。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月5日
無造作に投げ捨てられた台本。莉嘉が『遊びじゃないアイドル』をどう考えているかのフェティッシュ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月5日
暗い部屋。美嘉が妹にすら見せない内面に、無造作に莉嘉は踏み込む。
『ガキ』であることに悩む莉嘉と、『大人』を強要されることに悩む美嘉。姉妹の対立は、みりあとベイビーに反射する。
作中初の城ヶ崎姉妹の対決かな。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月5日
ここまで良い姉として、莉嘉とCPを守ってきた美嘉のポジションが崩れる。
一期で一応サクセス・ストーリーを終えているからこそ可能な、助力者の人間的弱さの発掘。
これは二期全体を貫通するテーマだと思う。深さ広さと取るか、焦点の分散と取るか。
世界中を『大人な城ヶ崎美嘉』が制圧している描写は、常務の『理』が正解でもあることを示してはいる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月5日
背筋を伸ばしてちゃんと座る、いい子のミリア。妹を叱って『悪い子』な自分をそこに見る美嘉の視線は、常務がアイドルを見る目と少し重なる気がする。推しの贔屓目か。
CPはケアしてくれるお姉ちゃんたくさんいてイイなぁ……二億兆点。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月5日
ここでのケーキと紅茶の仕事な。
こういうモヤモヤを笑顔の奥に隠して、発酵させ腐敗させ転がって行ったのが島村卯月。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月5日
裸足の杏のネイキッド天才論と、己を作り続けてきただろうきらりの美装論。かなり面白い会話だと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月5日
莉嘉は地頭も感性もスマートで、周囲の思いを感謝できる感情能力の高い子供。「もしかして、気を使われてる?」と気付ける寂しさと賢さ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月5日
杏きら問答で自発的に答えにたどり着ける所が、莉嘉の強さか。そこへの線を引いてもらうべく、自分を吐き出せるところも。
姉とは年齢ではない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月5日
何を我慢してやがる……お前は今泣いていい、泣いていいんだ、城ヶ崎美嘉!(赤城カズマ)
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月5日
『姉』というロールのしんどさを背負い続けた二人の少女が、年齢を逆転してお互いの辛さを背負う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月5日
みりあがここまで踏み込めなかった机側に回り込めていることに注目。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月5日
ありがとう……みりあちゃんにありがとうって言ってくれて、お母さんありがとう。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月5日
他人に押し付けられた理想形を演じ続ける。本気で嘘をつくアイドルという仕事。少ハリ第一話で掘ったテーマだったりする。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月5日
杏きら→莉嘉→美嘉という、『私は私、何を着ても』という開き直りな悟りの系譜。アイドルの法灯はこうして継承されていくのである。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月5日
ギャルピースで世界に中指突きつけろ!!!!!
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月5日
アイアムパンクス!!
姉であることの辛さをしっかり掘った結果、押し付けられたロールではなく、心の底から幸福な立ち位置として『城ヶ崎莉嘉の姉』を受け止めることが可能になる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月5日
このエピソードはそのために、赤城みりあが抱きしめ、抱きしめられる物語。
表には立たないけども、きらりがキッチリ背中を守っている所がEDに出ていて素晴らしい。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月5日
・第18話 (放送当時の感想アイドルマスターシンデレラガールズ -2nd Season-:第18話『A little bit of courage shows your way』感想 - イマワノキワ)
成人女性にスモック。加速するとときら学園のエグさ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月5日
杏ちゃん自分の足で立つ描写が増えてきたけども、ここぞという時はきらりに抱っこされるね。依存というか、関係性を確かめる一つの遊戯としての抱擁か。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月5日
CI回は『一期で掘ったキャラらしさ、ユニットの強みを前提としつつ、別角度から彫り込んで立体感を出す』という二期の既定路線からかなり外れて、一期の要素を全面的に一回ひっくり返して語り直す作りな気がする。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月5日
本田はあくまで常務=敵という世界観を維持し、それで自分と仲間を守っている感じがある。頑固というか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月5日
CIが杏の才覚に乗ったワントップ・ユニットであることは一期で強調できたので、あえてバラバラにする展開。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月5日
『あんきらしてぇ……血反吐吐くほどあんきらしてぇ!!!』って欲望が出た結果かも知れんが。
あのやっるきねぇ態度から、完璧な演じ分けがグッドナイス。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月5日
あとエプロンつけたきらりのママ力が高すぎて、俺の二億兆点スカウターが壊れた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月5日
四つ葉のクローバーが見つかれば、ロケはうまくいく。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月5日
ひっくり返せば、四つ葉のクローバーという外的要因に、智絵里の成功/失敗認識は左右されてしまう。自分がない、自分を持ったら否定された経験とかあるのかなぁ。
と思ってたら、三村がクローバー・クッキーで位相をズラしてきた。こういう思いがけない楽しさが、何かを生み出していく描写好きだな。他人がいるありがたみというか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月5日
真っ黒ですよ真っ暗!
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月5日
杏ちゃんいねーと即これか! 赤城が足痛めたときの桜木くらい発奮してみろ! アイドル界のさらわれた宇宙人妹ッ!!
ブレインキャッスルに企画が戻ってるな。常務横車押したなぁ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月5日
先週紅茶とケーキで莉嘉を解した智絵里かな子が、紅茶が冷めるまで放っておく。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月5日
自分らしさを見事に見失った大迷走をうまく表現している、食料の使い方。
本田の『何かやんない?』は自分たちの領土を切り崩されない安心感から生まれてるわけだが、それは錯覚だったりする。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月5日
蘭子回のマーブルチョコ、城ヶ崎姉妹回のケーキ、今回の飴ちゃん。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月5日
甘いもの、エンプティーフード、魂の燃料。
幸子は可愛いなぁ……二億兆点。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月5日
おうお前を見に来たんだよ幸子。
杏ちゃんがいなくなった途端ここまでパンパンになっちゃうあたり、才能に支えられただらけクセがどれだけCIのムードを調整してきたかが良く分かる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月5日
ソエジマの胃壁が逝ったシーンキターー!!!!!!!
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月5日
天才・杏が人間っぽい弱さを見せるタイミングってここくらいなんだよな。半分物語装置になるくらいに無敵だったわけだが、そこを切り崩せるのはあんきらだけだという判断か。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月5日
んで、飴ちゃんのリレー。前回のあんきら→莉嘉→美嘉のリレーと同じく、真心が手渡される描写好きだなぁ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月5日
靴脱いでる! 本音言うシーンだから!!
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月5日
この時カメラがアップにするものと、台詞のシンクロは見事な詩だと思う。
杏を膝枕してたきらりが、きらりに膝枕される。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月5日
関係性は固定されずに転移するし、それを許す所が距離の近さ、体重の預け方であると。
幸子……『たどり着いたなら、強がれ』というメッセージは二期全体にかかってるな。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月5日
自分らしさの解体と再獲得。キャラ記号の裏にあるヤダ味や人間性を掘り返して、体温宿して記号を戻して上げる展開は、二期のテーマなんだろうな。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月5日
アイドルを『』付きの、表面だけ覆ったプラスティックなキャラとして描きたくないのだろう。
智絵里が自発的に心理学、ボディランゲッジを学んだのは無駄じゃなかったのだ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月5日
前を向いて歩き直す。幸子の教えを実践する再度の江戸切子探訪。
中盤のドス黒さに比べて、このキラッキラ加減よ。
このオッサンが一ヶ月後、ライブでMix、バルログ、マサイ、ずらしコールまで使いこなす超絶厄介になることを、二人はまだ知らない……。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月5日
オッサンの笑顔が一番いいのが、このアニメの良いところ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月5日
実際幸子は無敵よ、無敵。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月5日
ここできらりが杏の身長まで自分を落とす所、二億兆点。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月5日
CIが対等な関係になるために必要なエピソードだったなぁ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月5日
杏ってだらけキャラと同時に天才でもあって、それを便利に使って話を進めてきたわけだけども、その軋みを個別エピで掘り下げ解消しておこう、っていう狙いだったのかしら。
あんきランキング、江戸切子、CBYD散歩、ブレインキャッスル。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月5日
複数の仕事現場が同時並列的に流れるとこで、バラバラでありながら同じ問題を共有し、かつ一人ひとり戦わなきゃいけない状況がうまく表現できている回だった。
デレアニはキャリアメイクの話でもあると思うんで、こういう描き方好き
ハイというわけでね、凸レーションとCandy Island、二つのユニットをシャッフルしつつ、分かりやすいキャラ記号の奥まで切り込んでいく個別エピソードでした。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月5日
最初濃口の記号で回しておいて、人間の柔らかさ、脆さに切り込まざるを得なくなるという運びは、アニメけいおんを思い出します
思えば劇場版全てを恋文として捧げられな中野梓、それを演じた竹達彩奈の幸子が、今回非常に大事な仕事をするのもまた示唆的というか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月5日
自分のブレインマップ的には、便利な記号としてキャラを使ってしまっていることへの申し訳無さが内破し、物分かり悪くエピソードを捧げる臨界点として共通なのです
CI内部にいるとどうしても、『出来ない』二人を天才性で引っ張り上げちゃう杏ちゃんを切り離し、きらりと向かい合わせることで本音を引っ張り出す。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月5日
それが『あんきら』という関係性の解体・再構築に及ぶ所が、デレアニの批評性で真面目さかな、と思います。お仕着せのカップリングで我慢ならん。
ユーザーレベルで流通しているイメージに寄り添う(いわゆる『pixivで二億回見た』)のはとても大事で、そこに裏切りがないことはとても心地よく、評価もされる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月5日
そこをはみ出した危うさ、人間的危機に踏み込んでノヴェルを語ることが、オタクコンテンツの中で許されているかは難しいと思います
内面が存在しないキャラクター記号だからこそ、『読む』過程を経ずローコストで流通可能なわけですが、キャラを借りて己の物語を語っていく/己を投影するうち、その都合の良さは毒となり、創作者を蝕むのではないか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月5日
『都合の良さ』を贖うべく捧げられた数多の恋文を読むと、そういう想像も生まれる
複層的な内面に切り込めば、即座に物語の分厚さが担保されるかと言えば当然そうではなく、視聴者とのイメージ共有/共犯とか、あえて『いつもの』をやる矜持とか、色々あるわけですが。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月5日
そういう踏み込みは視聴者に『読む』コストを強いるし、そこでの同意形成は常に、非言語的なムードで行われるし。
ただ、ここで美嘉の『姉』、莉嘉の『妹』、みりあの『良い子』、杏の『天才』、かな子智絵里の『出来ない』、あるいは幸子の『勘違いキャラ』を解体しにかかったのは、僕は良いことだと思った。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月5日
記号の硬い殻をぶっ壊して、キャラの柔らかい精神を味わえた感じがした。
僕は道化師と子供が好きなので、道化師で子供な幸子は好きだし、リスペクトもしています。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月5日
『カワイイボク』というセルフ・イメージは、小さな彼女がアイドルを続けるための鎧であり、ファンをかっさらう武器でもあり、他人を勇気づける旗でもあるのでしょう。
前川はウサミンの震えに気づくことができなかったわけだけども、かな子智絵里は幸子の強がりに気づいている。それを愛し支えている野球とどすえにも気づいている。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月5日
その上で、幸子の背中と自分らしさを追いかけてもう一度、江戸切子の店に入っていく。七色の眩暈が踊る、明るく美しい場所に。
あそこに杏ちゃんと幸子がいないこと、二人がようやく独力で『仕事』をしたこともいいし、自力で内面の旅を終えた杏ちゃんが合流し、グチグチ言いつつ見守っているのもいい。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月5日
あの子、相当CIとCPのこと好きなんだよね。面倒くさがりだけども、人間嫌いではない。
そういう人格を醸造した過去に妄想を走らせると、同じく周囲の目と自己防衛の間で色々あっただろうきらりとの関係性も、また別角度から捉えられる気はします。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月5日
ここら辺は設定の作り込みが作品の土壌を豊かに耕し、語る以上の物語を圧縮できている部分でしょうか。
というわけで次回はアスタリスク後編、女と女の運命が交錯するエピソードであります。個人的にこのタイミングでこのエピがくると、どうしても"天使の3P!"と繋げてしまう。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月5日
ロックンロールはジャンルでもテクニックでもなく、アティチュード。多田李衣菜の揺れる魂がどう描かれるか、楽しみですね