2005-07-15 ケミカル・メタモルフォーシス 読書 遠藤徹、河出書房新社。1960年代アメリカの化学物質の受容形態について述べた本。しっかりとした資料の読み込みと、丁寧な分析という基本をしっかり抑えている。その上で、現在に生きる僕たちにキッチリと接触してくる現在性は読んでいて心地好かった。なんと言うか、読者との間合いの取り方が独特でそれが一種奇妙な読後感をかもし出していた。面白かった。