イマワノキワ

TRPGやアニメのことをガンガン書き連ねていくコバヤシのブログ

ヨルムンガンド 4

高橋慶太郎小学館。GXの鉄砲バンバンマンガ四巻目。載ってるエピソードはVS中国武器商人INアフリカが決着、ダッソーの元女優ブローカー絡みのが一つ、と。ヨルムンガンドはエピソードをコンパクトにまとめるのが巧くて、読むたびに感心することしきりです。戦闘シーンが、ぎゅっと濃縮されているからかしらん。
作者の初期短編集「ordinary±」をこの前、買ったわけですが。比べてみると、抜群に読みやすくなっていますね。メリハリが聞いているというか、単調かな、と思うタイミングで銃撃戦なり新キャラなり、何らかの転調が入る。まぁそんな分析は横に置いて、今後もちまちま絡んできそうなキャラが、今回も出ました。徹底的に戦闘に疎いダッソーフィクサー
この漫画は鉄砲漫画は悪趣味、ということに自覚的だなと常々思っているんですが。トロホブスキー(以下おばちゃん)の「あくまでビジネスゲームとして平気商売を認識している」というキャラも、そこら辺の認識から生まれたのかなぁ、とか思いました。おばちゃんとココの会話温度差を入り口に、兵器商売を切ってく場面はなかなかにクール。
あとアレですね。わざわざ一話作って、キャラのオリジンを掘り下げたルツの話がよかったですね。変なキャラが定着する漫画なので、チナツがさくっと死んだ時はびっくりしたのですが。あそこで撃ったレームではなく、撃てなかったルツの話に一話使うのはいいな、と思いますようんうん。細かいジョークが、ぴりぴりと混じっているのもいつもどおりで。やはり面白いな、この漫画。