プロセカイベント”Unnamed Harmony”を読む。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年7月1日
バンド全員でプロを志し、新たに歩み始めたLeo/need。
オリジナルの新曲を作ろうと発奮する咲希だが、なかなか自分たちが目指す曲の形が見えないままで…というお話。
他のユニットが二章終わらないまま、三章開幕という、かなり攻めた構成にまずビビる。
前回のニーゴイベからしても、統一的な企画に当てはめて全ユニットの物語を進行させていくより、各ユニットごとのテンポとリズムで、別々の曲を奏でていこう、という姿勢を感じる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年7月1日
これが今後、”プロジェクトセカイ”全体としてどういうハーモニーを…或いは不協和音を生み出していくか。
それはもうちょい時間が立たないと見えてこない部分かなー、と思ったりする。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年7月1日
明瞭なゴールを立てやすいユニット、そうではないユニット。
様々あると思うので、適切な形で進行していくと良いかなー、と個人的には感じる。作品タイトルにもある”Colorful”が、こういう形で発露するのは面白いなぁ…。
お話の方は新たな一歩を踏み出したレオニで、咲希が自分なり悩んで、新キャラ・リンちゃんの助けなどもありつつ壁を一つ壊す感じの物語。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年7月1日
優しいマスコットで終わりたくない、大好きだからこそ対等で有益でい続けたい咲希の気持ちに、体温があってよかった。
レオニの面々もユニストで学んだ自分たちの傷、そこからイベストで積んだ成長をしっかり反映して、より良く皆で前進していくためにいろいろ考えて行動していて、好感度が高い。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年7月1日
このジワジワした等身大の変化は、レオニだからこそ積める味わいだなー、という感じ。
例えば志歩は頑なで真っ直ぐ過ぎる性向を少し和らげて、相手が受け止めやすい言葉と態度を意識したり。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年7月1日
穂波はただ見守るだけの優しさから半歩踏み込んで、自分が善いと感じた道に皆が進めるよう、積極的に発言したり。
過去に学んで、自分をちょっとずつ変えている若人が、大変に眩しい。
咲希も張り切りすぎてぶっ壊れないようセーブはしつつ、しかし確かな焦燥に追い立てられながら、自分だけが出来ることを探していく。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年7月1日
『作曲なら、バンドの役に立てるかも!』と目を輝かせる感じが、どんだけ自分がヤクタタズなのか思いつめてきたを教えてきて、ちょっと辛かった。
明るく元気な天使に見えても、内心は当然とても複雑で、薄暗い思いだってある。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年7月1日
それが大事故起こす前に釘刺しに行った志歩も、抜け出すヒントを出したリンちゃんも大変に偉かった。
レオニリン、ギャルな外見してる咲希のシャドウとして、凄く良い形しとるよな…。
プロを目指すバンドとして、レオニの周囲の音楽活動がよりシビアに、解像度を上げてきてる感じも良かった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年7月1日
前回Kが作っては捨てていた数多の曲は、今回レオニ皆が苦しんで作り上げた曲よりおそらく、完成度は高いと思う。
こうしてイベストが並ぶことで、音楽的成熟度のグラデーションが見えてくる。
音楽を使って何処を目指すか、現在その道のりのどこにいるかが、ユニットごとにかなり違っていて、その差異が音楽活動の豊かさ、人間集団の多彩さを照らす形になっているのは、音楽の物語としてなかなかいいな、と思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年7月1日
この差異が交流を経て混じり合った時、どんな変化が生まれてくるか。
そこも今後楽しみである。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年7月1日
楽曲作成の端緒についたからと言って、レオニの曲作りが稚拙なものではけしてなく、”そこ”であるがゆえの難しさとキラメキをちゃんと切り取ってきたのも、とても良かった。
形だけを追いかける迷走、目標を見間違う未熟。
そこを突破して、皆で曲を作っていく喜び。
バンドが一個ずつ、”バンド”になっていく手応えが丁寧に削り出されていくのは、このユニット特有の青春ド真ん中感、よく研ぎ出された実在感ゆえだと思った。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年7月1日
良いものが出来た瞬間、別格だと理解って、それが共有されていくあの空気とか、すんごく染みた。楽しいだろうなー…。
これを機に咲希はレオニの作曲担当として、ユニットという小さな社会に自分の位置を占め、もっと自分を誇れるようになるだろう。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年7月1日
それは自分が見ている惨めな自分が、他人が見つめている素晴らしい自分に近づいていく歩みでもある。
イヤ実際、咲希ちゃんいなけりゃ全部ダメになっとったからね?
口下手な志歩が、自分が見ている最高の”天馬咲希”を照れずに伝えて、それを手がかりに咲希がセルフイメージを改善していくのが、良い影響の相互反射って感じで、大変良かった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年7月1日
四人はバンドで、友達でいることで、段々と良くなっていく。それがしっかりと分かるのは、レオニの良いところ。
プロデビューという輝きを探して、今後も迷ったり進んだりしてくだろうレオニの歩みが、凄く実在感のある良い道のりだと示してくれる、いいスタートとなりました。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年7月1日
今後どういう歩調で進めるかという、メタ的な面白さ含めて、次回も楽しみです。さーてどうなるかな。