イマワノキワ

TRPGやアニメのことをガンガン書き連ねていくコバヤシのブログ

ましろのおと

蝸牛、慈雨に笑う -2021年4月期アニメ総評&ベストエピソード-

・はじめにこの記事は、2021年4~7月期に僕が見たアニメ、見終えたアニメを総論し、ベストエピソードを選出していく記事です。各話で感想を書いていくと、どうしてもトータルどうだったかを書き記す場所がないし、あえて『最高の一話』を選ぶことで、作品に…

ましろのおと:第12話『ましろのおと』感想ツイートまとめ

ましろのおと を見る。己の全てをバチに乗せて、雪は一曲を弾ききる。慕情を呼び覚ます音は万雷の拍手を生み、満たされる初めての感慨。それを受けても、総一は一切揺れることなく、圧倒的な技量を見せつける。勝負の行方…その先に待つものとは?— コバヤシ …

ましろのおと:第11話『記憶』感想ツイートまとめ

ましろのおと を見る。弦が切れても心は斬れず、梶は見事に己の風を奏でる。その音に心揺さぶられた雪に、母の妄念が叩きつけられる。松吾郎の音を継ぎ、弾き、響かせろ。未だ見つからない答えの中で、遂に澤村雪の舞台が始まる。— コバヤシ (@lastbreath090…

ましろのおと:第10話『山颪』感想ツイートまとめ

文句雑音知ったことかと、独り悦に入って弾ききるエゴの強さこそが、観客を沸かせ評価される。団体戦勝者が自滅していく流れが、表現行為の難しさを上手く浮き彫りにしていて、残酷ながら面白かった。団体戦の雪は、他人の音を聞いて聞きすぎない、いいバラ…

ましろのおと:第9話『風花』感想ツイートまとめ

ましろのおとを見る。松吾郎杯団体の部も、ついにフィナーレ。三味線同好会はただ、全霊をバチにぶつける。生まれた音は風花にも似て、特別な景色を生み出していく。勝敗の残酷と、己の可能性に青年たちが震える中、決着の瞬間が訪れる。— コバヤシ (@lastbr…

ましろのおと:第8話『音叉』感想ツイートまとめ

ましろのおと を見る。プログラムは着実に進み、同好会の出番は近づく。高まる緊張と、揺れ動く心。音叉のように響き合う思いが、殻を突き破って溢れ出す。高まる情は、吉と出るか凶と出るか。雪をライバル視する田沼舞の演奏も終わり、ついに本番が始まる……

ましろのおと:第7話『風』感想ツイートまとめ

ましろのおと を見る。合宿も乗り越え、三味線同好会は大会に向けて順風満帆!…とはならず、雪の不器用と海の激情が本番を前に衝突する。並み居る強敵を前に、バラバラになった心は一つにまとまるのか。同好会の運命や如何に!?— コバヤシ (@lastbreath0902…

ましろのおと:第6話『原郷』感想ツイートまとめ

ましろのおと を見る。三味線同好会は、津軽三味線の故郷、青森津軽へと合宿に来ていた。スランプに陥った朱利に、上の空で対応する雪。海はそんな、才能を空費する態度に激怒する。心震わす音の生まれた場所は、悩める青年たちに答えを与えるのかッ!?— コ…

ましろのおと:第5話『合奏』感想ツイートまとめ

ましろのおと を見る。”おばあちゃんの歌”を無事弾ききった雪は、新たな迷いの只中にいた。梅子の生み出した大会に向け、動き出した三味線愛好会は素人揃い。教える経験も資質もない雪は、道を見失い苛立つ。張り詰めた空気に乗り込んできたのは、三味線を抱…

ましろのおと:第4話『春の暁』感想ツイートまとめ

ましろのおと を見る。澤村雪は悩んでいた。朱利の求める”おばあちゃんの曲”…祖父の編み出した”春暁”を、いかに弾くべきか。眉間に集まる皺を解し、捨てて生み出す自分だけの音にたどり着く。縁にすがり、膝を正して向き合った果てに、結ばれていく過去と未…

ましろのおと:第3話『驟雨』感想ツイートまとめ

ましろのおと を見る。梅子に押し付けられた学園生活に、いまいち馴染めない雪。三同好会唯一の部員、朱利の思い出の曲に縁を感じつつ、バチを取れずにいた。三味線を握った静かなる修羅、神木清流の前で思い知らされる、己の中の白い虚無。俺は、なんのため…

ましろのおと:第2話『林檎の花』感想ツイートまとめ

ましろのおと を見る。爆弾のように強烈な個性を持つ母・梅子の襲来により雪の日常は、一気に景色を変える。新しい住まい、新しい出会い。それを追いかけてくる兄もまた、祖父を失った迷いの中にいた。同じ兄弟、同じ三味線弾き。心通わせるのは、いつでも……

ましろのおと:第1話『寂寞』感想ツイートまとめ

ましろのおと を見る。師でもあった祖父を失った少年、雪は己の三味線が空っぽであると気づき、ふらりと東京に彷徨い出る。偶然の出会い、人生の機微、湧き上がる思い。流れ流れてライブハウス、前座のじょんがらが嫋々と鳴る。淡雪の如き魂を持つ少年は、こ…