デリコズ・ナーサリー
かくしてナーサリーの日々は終わり、吸血種の苦難多き人生は続く。 デリコズ・ナーサリー 第13話を見る。 最初に結論から入ると、自分とは上手く噛み合わないアニメだったな、という感想になる。 舞台で15年積み上げられてきたサーガとファン層に支えられ、…
デリコズ・ナースリー第12話を見る。 ジュラスが斃れてペンデュラム事変が決着…という回だが、貴族サイドよりテロリストに気づけば肩入れしている視聴者だったので、愛ゆえの憎悪に塗れた復讐鬼がそのアイデンティティを甘い夢に拭い去られ、優しい幻影の中…
デリコズ・ナーサリー 第11話を見る。 クランフェストの喧騒の中、”ペンデュラム”と教師に扮したTRUPMを、ヴラドの親父たちが探すエピソード。 ダリがコラプスの当事者になったことで、あの現象がどういう感じなのか解ったり、ジュラスの繭期を駆使すること…
デリコズ・ナーサリー 第9話と第10話の感想を書く。 灰猫街での攻防が描かれる9話は、正直自分的に響くものがあまりなく、描写がどう広がり落着するかを見なければ言葉を紡げない状況になったため、一話飛ばすことになった。 ここら辺の響かなさは、主役に位…
復讐鬼は己を語らず、ただその輪郭を誰かがなぞる。 これまで秩序維持に奔走する貴族の視点ばかりで綴られてきた物語が、それを破壊せんとするテロリスト側の語りをすくい上げ始める、デリコズ・ナースリー第8話である。 決戦を前にした小休止というか、クソ…
デリコズナーサリー第7話を見る。 一ヶ月ぶりのご無沙汰、微笑ましい子ども達の大冒険から一転大炎上、身内と長官が拉致られヴラド機関大ピンチ! というエピソード。 …イヤマジヤバくない洒落になってなくない!? と思うわけだが、あくまでクールな探偵役…
デリコズ・ナーサリー 第6話を見る。 父たちがテロリスト相手に”仕事”してた裏で、子ども達が突き進んだ健気で危うい小さな冒険。 普通の家庭、普通の育成環境なら幼くも微笑ましい反抗で収まりそうだが、テオドールを被検体に繭期のヤバさがどんどん描写さ…
可哀想なモーリス卿の口から漏れた情報で、猟犬たるヴラドは狩られる獲物に堕した。 ”デリコズ・ナーサリー”という戯れも終わり、組織のトップを餌にして敵を釣る戦いが始まる…という、デリコズ・ナーサリー第5話である。 育児要素にフォーカスしていた話が…
社会全体を揺るがす謀略と、個人の人生を左右する生育。 その両立を託され背負い、歪んで軋んだ成れの果て。 子どもたちを健やかに育て上げるには、託児場の中も外も未熟で血生臭すぎる、失楽園の育児記録。 ”デリコズ・ナーサリー”第4話である。 ここまでも…
デリコズ・ナーサリー 第3話を見る。 物語を鮮烈に始動させた第1話、貴族たちが囚われた檻の歪さを活写した第2話に続き、やや狭間の落ち着きがあるデリコ第3話である。 主に主役であり探偵役であるデリコくんの内面を掘るエピソードであったが、ペンデュラム…
デリコズ・ナーサリー 第2話を見る。 特秘任務と育児の両立に挑むべく、捜査本部”ナーサリー”を立ち上げたヴラド機関捜査員たち。 新米パパの子育て悪戦苦闘奮戦記…で笑い飛ばすには、重たく暗い影がどっしり伸びてる第2話である。 犯罪集団の狙いがダリの頭…
デリコズ・ナーサリー 第1話を見る。 不死を失った吸血種の華麗で壮大な物語が、遂にアニメ化…その第一話、らしい。 ”らしい”と書いたのは、僕が原作たるTRUMPシリーズを全く見ていない状態で、超ふわっとしたアニメにわか野郎だからである。 舞台での実績と…