イマワノキワ

TRPGやアニメのことをガンガン書き連ねていくコバヤシのブログ

2006-01-01から1ヶ月間の記事一覧

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「むおおお」 寒いらしいな。 こんなに厚着をしても。 「さむいさむい」 まぁ確かに今年は寒いなぁ。 ココアを作ってあげよう。 泡だて器でかき混ぜるのがコツ。 「あまくしてください」 おう。

最新「中国諜報機関」

ロジェ・フェリゴ、講談社。香港返還直後の中国情報部、並びに黒社会の情勢についての本。なかなか面白い情報や、驚かされる分析など乗っていて興味深い。歴史を掘り返して現状を鋭く分析する筆はかなりの堅牢さを持っている。ニュースソースが少々不透明な…

オーバー・ザ・レインボー

続いて、念願のオーバー・ザ・レインボーへ。入手して読んだ瞬間「このシナリオやらないと死ぬ」と思った大傑作。色々と相談をして、ちいとレギュを弄りました。 システム:アルシャードff シナリオ:あの虹の向こうに GM:オレ シェンツさん:ゼダ:年齢…

もぞりと

今年の初セッションを、カッツェ面子といたしました。初めて利用したR&Rステーションは広くて音がかぶらず、空気も良くて飲み物が安くてトイレが綺麗でファミレスとコンビにまで歩いて二秒。パーフェクトです。 というわけで一発目はガンドック。メモし忘れ…

エウレカセブン

つうわけで今回は本格的な抜きパート。前半の久々にぶん回す力技ギャグがやっぱり面白い。でも大切なことはしっかりやるあたりが後期エウレカクオリティ。「オヤジ、カッコイイ」を軸に、ホランド父さんの覚悟完了ぶりや、レイアウトのメディアサイドの地なら…

ダブルブリッド読み返し

歯医者の慰みに一巻に手を付けたら、止まらなくなって読んでしまった。最新刊行は二年前、もう二年も経ってしまったのだ。まぁシリーズが途中で止まったり終わらなかったりなんて事はいくらでもあることだ。そこは重要では、ない。 読み返して思うのは「場所…

Blood+

つうわけで折り返し。ベトナム編のグデグデに煮崩れた空気を払底する出来、とはいいませんが、ボトボチだとは思います。ジュブナイルな生き物がBBQしている脇でチェロ演奏するハジは本当に空気読めてないと思いますが。んでロシアすか。まぁここでグデグデに…

恒例

歯医者のお時間。今回は前回のデンタルを参考に、ゴリゴリとニードリングした後、もう神経がない孔に棒状の薬剤をねじ込み、型取りをして終了。つまり次回は装具が嵌るということであり、ようやっと歯医者通いも終わる気配。ああ、安心。でも久々に一時間ぐ…

セイザーX

今までうっかり見過ごしていたのを激しく悔やむイイ出来。シャーク隊長は人間時も変身時もロボ時も隙のないかっこよさで、いきなりやってきたキャラっていうブランクをキッチリ埋めてきてます。話も腰の据わったよい出来で、とても素晴らしい。ジャッカルと…

インターコース

アンドレア・ドウォーキン、青土社。サブタイトルは「性的行為の政治学」 非常に強力かつオフェンシブなフェミニズム批評。第一部で繰り広げられる、トルストイからシンガーまで西洋近代テクストの強烈な読みがまず凄まじい威力を持っている。作者の博識と鋭…

オウム

島田裕巳、トランスヴュウ。サブタイトルは「何故宗教はテロリズムを生んだか」 というわけでいまさらオウムの本など読んだ。判断に困る本である。筆者は宗教学者であり、大学院時代にヤマギシ会の調査に行ってヤマギシ会員になってしまったという経歴の持ち…

生活文化のイギリス史

指昭博他、同文社。サブタイトルは「紅茶からギャンブルまで」 その名前の通り、ヴィクトリア期前後のイギリスの諸生活文化について述べた本。紅茶、ガーデニング、料理、監獄、スポーツetc。非常に幅広い領域を扱っているが、スノッブな紹介書にありがちな…

つうわけで

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地下鉄のザジ

レーモン・クノー、中公文庫。まぁ古典というわけで、歯医者の時間つぶしに読んでいました。いや、フランス人は下品なのが好きだね、ホント。サドもそうだし。それはさておき、子供が四文字言葉を使うだけでスキャンダルになっていた時代の作品だなぁ、とい…

新年明けまして

歯医者。ああもう。ニードルニードル、今回は新兵器投入ですよ。電流で腐った神経焼く奴。でもやっぱり神経はよくわからないらしく、今回も造影剤入れてデンタル。何がなにやら。いい加減不安になってもみたりした。

自殺の思想

朝倉喬司、大田出版。明治の藤村操から昭和の岡田有希子までの、日本人の自殺を扱った本。凡書である。一つには、デュルケームの自殺論を論拠としておきながらその説明・分析がほぼ一切なく、無批判かつ無条件にそれを採用していること。次に、自殺という問…

ジェンダーは超えられるか

武田想一編、彩流社。ジェンダー・リーディングを闘争方法とする文学論集。サブタイトルは「新しい文学批評に向けて」である。選集は玉石混交、というのが妥当なラインなのだが、「フェミニズム批評研究会」という学際サークルに属する筆者たちは、強烈な視…

エウレカセブン

つうわけでデューイ調子に乗るフェイズ。演説の仕方とかがまんまちょび髭伍長なのが面白かったです。しかし、この天性のアジテーター&ドンファン相手に情報戦は分が悪いような気がするなぁ、ゲッコー組。ヘタレもついにアネモネ寝取られちゃったし。いや単…

負の生命論

金森修、勁草書房。科学思想の闇に目を向けた論文集。陰鬱な書物である。序論で筆者が語っている通り、陰鬱な書物である。豊富な実例と鋭い分析眼で纏め上げられているのは、1930年代から40年にわたってアメリカ南部で行われた、「梅毒にかかった黒人…

Blood+

ん、荒い。人物描写、話の運び、絵のつくり。全部が荒い。今まで散々話数を使ってきたヴェトナム編の結論がこの安直な殺傷と「家族の絆の確認」ならば、どうにも擁護は出来ない。厳しいなぁ、ううん。ま、あと二三話は探りたいと思います。

白き刃の継承者

西上柾、JIVE。つうわけでメガテン200Xのリプレイ。トキタ先生が西上さんに丸投げしているおかげで、非常に安心して読めるデスよ。ヒロインの使い方や話の構造なんかが、非常にスマートかつメガテンらしいハード&ダークネス。レール引いてないところにど…

いこう

横浜へ。つうわけでいい加減買うもんがたまってきたので久々に電車。コントラストサイドとGF、メガテンのリプレイを買ってきました。ついでに虎とメロンによって同人誌もそれなりに。横浜はやっぱラインナップがよええなぁ。まぁあとは細かく埋める予定。

グラモフォン フィルム タイプライター

フリードリヒ・キットラー、筑摩書房。グラモフォン(蓄音機)、フィルム、タイプライターという1900年代に登場し、燎原の火のごとく時代を席巻したメディアテクノロジーについての論考。覚悟はしていたが、堅牢強固なる本だった。基本は文化社会学である…

大英帝国の大辞典作り

本田毅彦、講談社選書メチエ。ブリタニカ百科事典、オックスフォード英語辞典、イギリス国民伝記辞典という、大英帝国期に発行された三大辞典についての本。強烈な本である。書史についての本というものはたいていの場合、視座を欠いた事実の単純な列挙にな…

アイシールド21 17

稲垣理一郎&村田雄介、集英社。つうわけで「週刊アイシールド21」唯一のマンガです。えー、芸もなく感想を言うと、とんでもなく面白い。スポーツマンガなんですが安易な超絶技が出るわけでもなし、強さを支えるのは練習と才能とメンタル。腰の据わったス…

告知

一週間後、一月十一日にトップページを消し、ブログだけにします。トップページをブックマーク・リンクしている方々は、対処をお願いします。

ポピュリズムに蝕まれるフランス

国末憲人、草思社。2002年の極右躍進に関するドキュメント。ポピュリズム、つまり政治的方針ではなく、徹底した大衆迎合・印象操作により票を集めるデマゴーグたちの政治。民主主義政治における、ギリシア時代からの最大弱点を、現在フランスの2002年大統領…

神と自然の科学史

川崎謙、講談社選書メチエ。「自然」と「Nature」の違いを重視した比較化学論の本。非常に面白い本である。筆者は理科教員育成に携わる大学教授であり、科学認識を育成する人材を育成する立場にいる。その立場から鑑み、ロゴス中心主義のギリシア発祥西洋科…

「ジャパニメーション」は何故敗れるのか

大塚英志&大沢信亮、角川ONEテーマ21。ジャパニメーション・オタク業界の国策化について論じた本。第一章において手塚から現代に至るマンガの構造を分析し、大塚エイジ長年の主張である「マンガの中の身体性の不在」という論考を行う。そして、第二章にお…

インターポール

マルク・ルブラン、白水社文庫クセジュ。サブタイトルは「国際警察機構の歴史と活動」 まぁクセジュらしい堅牢な資料の当たりこみと的確な分析に支えられたいい本なのだが、なにぶん1997年と発行が古い。この十年でマフィアは国際化し、電脳化し、企業化…