2006-07-01から1ヶ月間の記事一覧
ジョン・D・バロウ、青土社。非常に優秀な数理学者、物理学者にしてサイエンスライターであるバロウの、無限にまつわるライトサイエンス。数学、物理学、論理学の三分野における無限を扱った本である。 分かりやすい本である。グラフや図が多用され、文章は…
かわぐちかいじ、小学館。日本分裂二国志、(おそらく)中盤の山場ですよ。今回は仁道の主人公、絃一郎と王道の主人公、操の各々のスタイルの違いが、南北日本内戦という熱戦の部隊で際立った形になりました。才覚と天分をもって少を掬い取る絃一郎の成功と…
吉崎観音、角川書店。はい、つうわけで子供から大人まで楽しめるミレニアムのこども漫画、ケロロの最新刊ですよ。相も変わらず面白い、と芸のない感想を述べつつも、ちーっと食い足りない部分がチラリホラリ。ページ数が少ないところを普通の回と同じ文法で…
友人田中君のお誘い受けて、見に行ってきました時かけミレニアムエディション(命名、オレ)。いやはや、デッドシティヒラツカにもたまにはいいことがあるものですね。 いい映画でした。これは尋常な領域にいい映画ではなくて、すごく、とても、ぜひとも見に…
んーむ。今まで散々グデグデグダグダダラダラダラダラしてたアニメですが、ニューヨークに行ってもそこらへんちゃいそこのところ変わってないんじゃねぇのかなぁ。ハジ−小夜ラインを磐石にして、ソロモンとかに横槍入れさせてる場合じゃねぇんじゃねぇの、と…
林家志弦、メディアワークス。節目の巻、ということで表紙もおめかし、なチャンバラ群像劇の第五巻。もっさり会長&みやもっさんコンビがバリバリと主役を張る後ろで、はやて&あやなコンビが地道に絆を深め合ったりしてた。ここら辺が群像劇なんだなぁ、と…
相田祐、メディアワークス。ペトラの使用メーカーはタウロス、か(挨拶) つうわけでガンスリの7巻目。ペトラメインでエピが挟まる巻でございました。ペトラ&サンドロ−クラエスとペトラ&サンドロ−トリエラ&ヒルシャーという構造。久しぶりにクラエス先生…
ジョセフ・S・ナイ・ジュニア、有斐閣。国際紛争と安全保障に関するテクスト。大まかな理論から、第一次大戦、第二次大戦、冷戦構造という二十世紀国際対立の通時的分析を経て、内戦と介入、国際機構、グローバリゼーションなど現代的な各論に移る構造。 言…
平野耕太、少年画報社。一年半ぶりのヘルシングでございます。スッゲェひさびさにアーカードが好き勝手絶頂祭り。それはいいんですが、長尺の話がないので、どうにも読んでいてブツブツ断線するというか、話のすわりが悪いというか。まぁしょうがねぇっちゃ…
池田理知子他、有斐閣コンパクト。日本におけるコミュニケーションの現代的な問題についてのテキスト。複数筆者による書物だが、意思の統一と問題点の共有は出来ており、表記の揺れはなかった。 コミュニケーション「学」と書いてあるが、コミュニケーション…
つうわけで日曜日はセッションでしたよ。 シナリオタイトル:ブライトナイトff第二話「黒いアームドギア」/ブライトナイトff第三話「ウッドポートの邂逅」 システム:アルシャードff GM;田中君 赤目君:ジーン・ジェニス:17歳男性:ブライトナイト…
荒川弘、スクウェアエニックス。は、ハガレンでございます。主人公サイドに幾重もの負けポイントが立った巻でしたね。前に進めもせず後ろに引きこともままならず、一番ストレッシブな状況に各員追い込まれ、リンはああいうことになっちゃうし、ふうむ、とい…
えすのサカエ、角川書店。えすの先生の新連載がようやっと単行本に。ジャンルは「ジュブナイル限定能力ジャンケンジェノサイドバトルロイヤル漫画(命名オレ)」 アクの薄い主人公を、濃い状況設定と、どろり濃厚なヒロインと脇で固めるつくりの巧さにまず唸…
佐藤弘夫、講談社選書メチエ。中世(11世紀〜15世紀)日本において、神仏に祈願した証文である起証文の解析を経て、中世日本の心的地図を描いていく本。サブタイトルは「中世世界の神と仏」 徹底した原資料読解を機軸に、かなり野心的な発送が展開される…
日本橋ヨヲコ、講談社。僕のとても好きな漫画家、日本橋ヨヲコ先生がイブニングで月一連載している漫画の単行本。やっぱバシズム全開な漫画は、細胞レベルで震えが来るぐらい面白い。どこが面白いのか、といわれたら漫画が面白い、と僕は答える。そんな漫画…
かとりまさる&安藤慈朗、講談社。こっちも終わりそうな、周りでは僕以外ぜんぜん読んでいない将棋漫画。面白いんだけどなぁ。しおんのがっちりした棋士としての成長を書きつつ、スターティング・ポイントである殺人事件のほうもがりがりと進んでいます。最…
あさりよしとお、講談社。つうわけであさり先生のだっらだらぐだぐだした落ちもの漫画の最新刊。相も変わらずだるくて生活臭に満ちてずるずるしてるなぁ、と思いきや案外終わりの匂いがほのかに立ち上っていたり。ペロが六問の家になって話が一本化したり、…
おもてぇ。 「うおおお」 早く出なさい。 かばんから出なさい。 「うおおお」 雨に濡れたからといってかばんで運ぶのは限界がありますよ。 「かばんに」 まぁどうしてもかばんに入りたかったというならばしょうがない。 ひょこりひょこりと首を出して。 「う…
加藤隆、講談社選書メチエ。マルコ・マタイ・ルカ・ヨハネの四大福音書の差異と合同について、聖書学的アプローチから書いた本。少々文体がもったりしていて可読性が低いが、聖書学らしい丁寧な歴史医学的アプローチと、徹底的な対比参照により四大福音書の…
ウィリアム・ギブスン、ハヤカワ文庫SF。「ニューロマンサー(84)」「カウント・ゼロ(86)」「モナリザ・オーヴァードライブ(88)」の三作を、ひどい雨が降る中再読する。 もう二十年も前の作品なのだなぁ、などと思いながら読む。いまさらギブスン…
イマニュエル・ウォーラーステイン他、藤原書店。世界システム論の立場から見た大戦後世界と、これからの展望についての本。サブタイトルは「世界システムの軌道 1945―2025」 世界システム論の編者・筆者十人による共著。 十年前の本であり、三十年…
渋谷へ病院へ。腰が砂を噛んだように重たい。どうにかしよう。どうにかしてくれ。どうにかしたい。
高山博・池上俊一他、東京大学出版会。出版社を見て分かるとおり、西洋中世学の教科書。といっても西洋中世学の「何を」学ぶかの教科書ではなく、「どう」学ぶかの本である。具体的にはさまざまな一次資料を扱う学問領域と、それぞれの一次資料についての細…
羽海野チカ、集英社。つうわけで大体一年ぐらい? ぶりのハチクロ。さってだらだら楽しむかと思ったらスゴいことになってたので、バレトーク。
ポール・N・エドワーズ、日本評論社。冷戦時代のコンピュータ技術発展と政治構造を並列/相互に論じた本。サブタイトルはそのまま「コンピュータとアメリカの軍事戦略」 約10年前の本である(日本版の発行は2003年であるが)。 広範な領域に及ぶ書物で…
ルパート・バトラー、原書房。RFSSハインリヒ・ヒムラー配下のSSとゲシュタポの、1920年代から1945年までの活動をまとめた書物。写真が豊富であり、ナチス政権掌握以前から話を始め、丁寧に記述するスタンスには好感が持てる。通時的分析は読みやす…
リン・チャン、彩流社。1954年から1977年までのイギリス新左翼学術運動に関する本。日本版オリジナルのタイトルは「カルチャル・スタディーズの源流」だが、そこよりもむしろ政治的・学術的力学の流れを主眼に置き、スターリン批判が衝撃と打撃を与…
徹夜のついでに見ましたとさ。 あっはっはっは。人間関係大熟成。もうかもすとかかもさないとかそういう話ではなく、感情導線がこんがらがりすぎな上に敵国の戦争戦略に面白いように踊らされまくってピンチがピンチで大惨事。このアニメオモシレーな、ホント…
池袋メトロポリタン口前のイタ飯屋でご飯。猫飯特製グダトークを披露する暇もなく、ピザを頼んでは食い、パスタを頼んでは食い。「うまいのう」「いうまいのう」と飯の感想を言い合うという、食事の光景としては全うだけど猫飯としては初めての風景が展開。…
というわけでオレのルーズなタイムコントロールで時間が押す中、大急ぎでブライトナイffの構えを取る一堂。TRPGグループカッツェはアルシャードffを熱烈に応援しています。 シナリオタイトル:ブライトナイトff第一話『その名はブライトナイト』 …