機動戦士ガンダム 水星の魔女
・はじめに ・TRIGUN STAMPEDE:第0話『HIGH NOON AT JULY』 ・江戸前エルフ:第6話『Stand by Me』 ・スキップとローファー:第8話『ムワムワ いろいろ』感想 ・ひろがるスカイ!プリキュア:第17話『わたせ最高のバトン! ましろ本気のリレー』 ・機動戦士…
かくして、人生という冒険は続く。 水星の魔女、最終話である。 『これが最後の大盤振る舞いだぁあ!!』とばかりに、超絶オカルトパワーが涅槃への扉を開き、死者への対話と幸福な奇跡が嵐のごとく暴れ回って、圧倒的なハッピーエンドをもぎ取っていきまし…
血の鎖と優しさの軛で繋がれた獣たちが、虚空に吠え声を撒き散らしてぶつかり合う。 どうしようもないこの世界に、それでも続く何処かへたどり着くための物語、ラスト一個前の最終決戦、水星の魔女第23話である。 前代未聞の原画陣をフル投入し、ビーム輝く…
・はじめに この記事は、2023年1~3月期に僕が見たアニメ、見終えたアニメを総論し、ベストエピソードを選出していく記事です。 各話で感想を書いていくと、どうしてもトータルどうだったかを書き記す場所がないし、あえて『最高の一話』を選ぶことで、作品…
過ちを掌に握りしめて、なおあなたと明日に進み出していくために、今必要な剣を胸に携えて。 宇宙暗黒大要塞・クワイエットゼロでの最終決戦に向けて、白無垢の戦備えを魔女の娘が整えていく、水星の魔女第22話である。 まずはなにより、ミオリネさんが後悔…
瓦礫の先にも、まだ物語が続いているのならば。 終局に向け一気に加速していく、水星の魔女第21話である。 色んな人が死んだり傷ついたりしつつ、巨大企業体による一極支配体制が大きく揺らぎ、遂に顔を見せる暗黒宇宙要塞”クワイエット・ゼロ”。 ここまで得…
遠いどこかの戦争が、火の粉を飛ばして僕らが燃える。 逃げては奪われ、進んでは失い、積み上がる死体の先で星が瞬いている。 魔女とは呪いをばらまくものであり、悪魔に最も呪われたものである。 さよならハッピーガンダム学園、水星の魔女第20話である。 …
:ずっと願っていた夢の場所に、降り立ってみれば魔女の呪いが、轟々と戦火を燃やす。 暴かれる王子の謀略、発火していく怨嗟の輪舞……終盤に向けて大きく状況が動く、水星の魔女第19話である。 最後の決闘も終わり、スレッタが残酷な痛みに産声を上げて、こ…
愛の鎖で繋がれた、獣が虚空に泣き叫ぶ。 胎児よ胎児よ、何故踊る。 母親の心がわかって、おそろしいのか。 機動戦士ガンダム水星の魔女、第18話である。 何しろ驚異的なスピードで状況が回っていくアニメなので、とっとと総裁戦にツッコんでいくのかと思い…
かくして、最後の決闘が始まる。 機動戦士ガンダム水星の魔女、学園編の終わりを告げるような第17話である。 クッッソムカつくやられ役だったはずのグエル先輩が16話分の艱難辛苦を経て勝利者となり、可愛く健気な水星のお上りさんが虚無をさらけ出して敗北…
※お知らせ TwitterAPIの仕様変更に伴い、ツイートをまとめて掲載する形で感想を書くのが難しくなりました。 今後”機動戦士ガンダム 水星の魔女”の感想は、ブログへの直書きへと移行させていただきます。 ※本文 かくして子ども達は我が家へと戻り、罪業は出口…
※訂正 ※訂正文中”フォルドの夜明け”とするべき記述を、”ファリドの夜明け”と誤記しております。ここに訂正させていただきます。— コバヤシ (@lastbreath0902) 2023年4月24日 ※本文 機動戦士ガンダム 水星の魔女を見る。地球に囚われたグエルは戦乱に巻き込ま…
機動戦士ガンダム 水星の魔女を見る。華やかな祭りに、鋼鉄の巨人達が踊る。飛び交う砲弾は花火と同じ、誰も傷つけない優しい弾丸。野良犬たちが、その虚偽に牙を突き立てる。呪いに蝕まれ誰かに使い潰されながら、流れる涙は宙に消えていく。進むとも、戻る…
機動戦士ガンダム 水星の魔女を見る。プラント・クエタの衝撃が夢のように、地球寮の生徒達は学園に戻り、決闘の日々が続く。オープンキャンパスの準備に勤しむ中、不意に訪れた転校生達は、学園に満ちる欺瞞を憎悪の色で睨む。果たしてGUND-ARMは破壊のため…
機動戦士ガンダム 水星の魔女を見る。学園という殻の外側で荒れ狂うテロルの只中で、血みどろの生誕を遂げる物語。ある者は互い知らぬまま親を殺し、ある者は土壇場に追い込まれて親を守り、またある者は親に導かれて殺す。出口なき愛憎は渦を巻いて、未来は…
矢のごとく飛び交う時をかき集めて、気付けば一年総ざらいの大晦日でございます。 恒例の10選企画、今年もやっていきます。 集計は aninado さんにやっていただいております。ありがとうございます。 ・ルール・2021年1月1日~12月31日までに放送されたTVア…
機動戦士ガンダム 水星の魔女を見る。株式会社ガンダムの初航海、揺れる積み荷は複雑な乙女心。目指すべきプラントには謀略と破壊が牙を研いでいて…という、第1クール最終話一個前。スレッタが抱え込む個人的で身近な問題と、プラントを包囲する巨大な暴力の…
・はじめにこの記事は、2022年10~12月期に僕が見たアニメ、見終えたアニメを総論し、ベストエピソードを選出していく記事です。各話で感想を書いていくと、どうしてもトータルどうだったかを書き記す場所がないし、あえて『最高の一話』を選ぶことで、作品…
機動戦士ガンダム 水星の魔女を見る。第1クール終焉に向け、ガンッガンに不穏な要素をぶっこみまくり、魔女の窯が煮えたぎる準備を整える回。京田コンテの繊細な表現力が、複雑怪奇にうねる企業宮廷の力学と、個々人の感情と因縁が絡み合う状況を見事に活写…
機動戦士ガンダム 水星の魔女を見る。シャディク編後編、さよなら褐色の王子様…というお話。超チャラそうな印象だったシャディクくんが、五人の仲間とは心地よい信頼で結ばれ、ミオリネは心底愛し守りたく、企業の檻の中成り上がった不自由を引きちぎれない…
機動戦士ガンダム 水星の魔女を見る。ド派手なプレゼンバトルで株式会社ガンダム構想を持ち出したミオリネだが、な~んも考えてないまま地球寮を巻き込んでの企業で事態はてんやわんや! というお話。なんのためのガンダムか、話の根っこを楽しく掘りつつ、…
機動戦士ガンダム 水星の魔女を見る。強化人士四号の死を以て、決闘編は一区切り。こっからは金とスキームで殴り合うビジネスバトルだ! という、インキュベーションパーティーである。ネタの賞味期限がしゃぶり尽くされるより早く、ドラスティックに舵を切…
機動戦士ガンダム 水星の魔女を見る。エランくんとの決闘後編…であり、早すぎるサヨナラを告げる回。戦闘含めたスレッタとのふれあいは彼に、生まれた意味を取り戻させかけたが、ガンド技術の負荷と企業の冷徹なシステムは、強化人士が”製造日”を誕生日に変…
機動戦士ガンダム 水星の魔女を見る。地球料に腰を落ち着けたスレッタに、迫る氷の貴公子。”製造日”しか持たない企業の子供が、瞳に燃やす冷たい炎とは…というお話。エアリアルを賭けた決闘に向け、グエル先輩の尊厳がまたもやボーボー燃えるのであった…。— …
機動戦士ガンダム 水星の魔女を見る。グエル衝撃のプロポーズ! …は一旦横において、スレッタちゃんの学園奮戦記と、マジで終わってる学園の差別構造、そこから生まれるアーシアンとの絆を主に描く回。第1話で感じたハチャメチャ学園テイストが心地よく息を…
機動戦士ガンダム 水星の魔女を見る。かたや望まぬ結婚と放校、かたや譲れぬプライドと、お互い重いものが乗っかった二度目の決闘。その行方は如何に…というエピソード。額に”噛ませ犬”と烙印されて生まれたグエル先輩が、見事キャラクターとして一本立ちを…
機動戦士ガンダム 水星の魔女を見る。禁忌の技術を用いたスレッタは魔女の疑いをかけられ、ミオリネは未来を掴むべく奔走する。少女たちを捉える檻は、目に見えるものばかりではない…というお話。MS戦を控えることで、作品が展開される舞台、そこに上がる役…
機動戦士ガンダム 水星の魔女を見る。PROLOGUEに続き、遂に本編開始の新ガンダム。蓋を開けてみると決闘ですべてが決まる異常学園モノに、巨大軍需企業の鍔迫り合い、水星から来た呪われし子どもと運命のエンゲージと、俺の好きな要素盛りだくさんじゃん! …
機動戦士ガンダム水星の魔女 PROLOGUEを見る。ポップカルチャー界の金看板、"ガンダム"の新作前日譚。シャープでスタイリシュなビジュアルが画面全体を引き締め、なかなか今っぽい印象の出だしとなった。主人公・エリーに刻まれた祝福と呪いを見せる回として…